下痢をしている犬に、ごはんをあげても大丈夫?
愛犬が下痢をして慌ててネットなど調べてみると、絶食を勧めていたり食事を勧めていたり。
結局どっち?!どうしたらいいの?!

食事をしたことで、かえって下痢が続いたり悪化することはないのでしょうか?

愛犬が下痢、食事はどうしたらいいの?

愛犬が突然おなかを壊したら、どう対処すれば良いのでしょうか?
水分補給に気をつけたり、毛布などで保温したり。では、食事は?

ネットや本で調べてみると、
こういうものを食べさせると良い」「絶食するべき
など、さまざまな情報がでてきて混乱しますよね。

ワンちゃんの下痢では、「どう考えても体調悪いでしょ?」とあえて確認したくなるほど、なぜか元気に遊んでいたりすることも。

下痢をして見るからに元気がなかったり、嘔吐や血便などが見られるようなら「即、動物病院へ!」という判断もしやすいですよね。診察を受けたあとであれば、獣医さんの指示にしたがって食事や処方薬を与えることができます。

しかし判断が付きかねる様子をしていて、いったん様子を見ることにしたときなどにハタと困るのが食事。
調べれば調べるほど出てくる情報に混乱し、「それで結局どうすれば・・・?」と途方に暮れる飼い主さんも。

愛犬が下痢をしているときの食事は、どのように考えれば良いのでしょうか?

 

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下痢のときの食事、ヒントは「原因」にアリ

愛犬が体調を崩したら、やっぱり早く治してあげたいですよね。
少しでも早く、そのための適切な対処方法を探すヒントは「原因」にありました。

まずは下痢の「原因」が肝心

下痢をしている愛犬がぐったりしていたり、嘔吐や血便が見られるようなら動物病院へ連れて行くべきですよね。
また数日続いているような場合にも、動物病院へ連れて行った方が良いでしょう。

しかしワンちゃんの下痢の原因には、寄生虫や内臓疾患・中毒性のあるものの誤食などによるもののほかに、一過性のものがあります。

  • 緊張やストレスによる下痢
  • 新しいフードなどいつもと違うものを食べた
  • 食べすぎなどによる消化不良
  • 水分の取りすぎ
  • 冷え

長時間の外出や旅行に行くと、帰ってきて必ずおなかを壊すという子もいます。新しくフードを変えたときや、フードが少し古くなって酸化してしまったものを食べておなかを壊すことも。

また夏場など、エアコンのきいた室内で冷えてしまうこともありますし、暑さしのぎによかれと思ってあげた氷水を飲みすぎて水分の取りすぎや冷えからおなかを壊すこともあります。

水分の取りすぎでおなかを壊したワンちゃんに、脱水症状が心配だからと過剰に水分を取らせれば追い打ちをかけてしまいますし、食べすぎのワンちゃんには絶食して1回リセット!など対処方法に違いがでますよね。

「絶食」と「食べる」の境目は?

明らかに食べすぎでおなかを壊したのなら迷わず絶食ということも考えられますが、そういう心当たりもないとすれば、食べさせるか絶食かはどのような基準で考えられるでしょうか。

ワンちゃんの下痢、小腸性のものと大腸性のものに分けることができます。大ざっぱに言ってしまえば、小腸は栄養を吸収するところ、大腸は水分を吸収するところ。下痢はしているけれども頻度は多くないという場合であれば小腸性の下痢であることが多く、逆に少量で頻度が多く人間でいうところの「トイレとお友達状態」であれば大腸性の疑いが強いです。

また大腸性の下痢の場合、続くと鮮血やゼリー状の粘液が混じることがあります。
小腸性の下痢ではおなかにガスが溜まって、張ったりゴロゴロ音がしたりおならが出たりという特徴があります。

このどちらが疑われるかにより、小腸性の下痢の場合絶食して胃腸を休めてあげることが有効であるとされ、大腸性の下痢の場合水分補給に気をつけつつ消化のよい食事を少量からという選択ができます。

もちろん、食事をさせる際は食事内容に注意が必要です。人間でもお粥やスープにしておいたりしますよね。
また食事をしても良さそうな大腸性の下痢であっても、絶食して一度おなかの中を空にしてしまった方が治まりが付きやすいという考え方もあります。

犬の消化時間は 8~10時間と言われています。
朝起きたら下痢、という場合には朝ごはんを抜いて数時間様子を見る、といったことでも良いでしょう。

小腸性の下痢であっても、必ず絶食するべきということでもありません。食事を抜くことがストレスになってしまったり、胃を空にすると胃液を吐いてしまう子もいます。症状を改善させるための絶食でかえって具合が悪くなってしまうようでは元も子もありませんから、愛犬や愛犬の様子に合わせた対処が必要です。

下痢している愛犬に、おすすめの食事は?

おなかの調子が悪いワンちゃんにおすすめの食事はいくつかありますが、どれも共通する注意事項は「あげすぎない」「急にあげない」ということが言えるでしょう。

いつも食べているフードを食べさせる

今まで食べていたフードと違うものに切り替えた途端に下痢!
そんなときは、一度もとのフードに戻してみましょう。

今まで食べていたフードを与えていても、フードが酸化してしまっている場合があります。
思い当たるようなら「いつものフード」の新しいものを食べさせてみましょう。

また絶食をしたあとの最初の食事など、フードをふやかして与えるのも良いでしょう。
その場合は、いつもの 1/3程度の量をお湯でふやかし、スプーンなどでつぶしてから与えましょう。

水分の取りすぎが原因で下痢をしている最中ではかえって追い打ちになることもありますが、その心配がなければ食事と合わせて水分補給ができるのでおすすめです。

整腸作用の定番、ヨーグルト

無糖のプレーンヨーグルトであれば、ワンちゃんも食べられます。
ただし、下痢などの体調に問題があるときに初めて食べるということであれば、体質に合わずかえって悪化させてしまうことも。

初めて食べるというワンちゃんでなければ、スプーン1杯ほどを限度に少し与えてみると落ち着くことがあります。
そのほか、動物用の乳酸菌サプリメントなどで整腸作用により改善できることもあります。

ワンちゃんの食事は人間よりもタンパク質に偏り、そのぶん悪玉菌が増殖しやすい環境と言えます。
下痢のときではなくても、おなかが弱いワンちゃんなど普段から少しずつ食べさせても良いですね。

普段から食べている「おなかを整える食材」

普段から野菜や果物を食べているワンちゃんにおすすめなのが、食物繊維などを含む「胃腸によい食材」。

  • さつまいも
  • リンゴ
  • キャベツ
  • 鶏のササミやムネ肉
  • おから

さつまいもやおからには整腸作用があり、おからにはさらに食物繊維が豊富に含まれています。
キャベツには消化を助ける働きがありますし、リンゴには食物繊維が豊富なだけでなく粘膜保護作用もあります。

人間でもおなかを壊した子供にリンゴをすりおろしてあげたりしますよね。大腸性の下痢で脱水症状が心配なときやゼリー状の粘膜の混じった便が出ているときなどは、リンゴなんて特に良さそうですよね。

どれをあげる場合にも、食べすぎは禁物です。初めて食べるものではアレルギーなど体質に合わないこともあり、注意が必要ですね。

また胃腸が弱っている状態でもありますので、消化しやすいよう軟らかくしたり、フードプロセッサーなどでピューレ状にしてあげるなど負担にならない工夫をすると良いでしょう。

食べる食べない何食べる?下痢をした愛犬の食事

食事をするべきか否か、するとしてどのような食事にするべきか。
判断が難しいところではありますが、原因や状態から考えていくことでより適切な対処ができるでしょう。

絶食が有効な場合もありますし、整腸作用のある食材やサプリメントなどで改善できることもあります。

ただしワンちゃんの下痢で怖いのは、脱水症状などによる全身状態の悪化や、実は寄生虫や細菌・内臓疾患などが原因だったというケース。愛犬の様子や便の状態・食事状況などを記録しながらよく確認しておき、おかしいと感じたら迷わず動物病院へ連れて行きましょう。

診察を受けて「なーんだ」で済むなら、それに越したことはありませんよね。

 

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