小さいうちは「子犬だから」と放置されてしまうこともある、ワンちゃんの「噛み癖」。
力の強い成犬になるまでに「噛んではいけない」というしつけができていなければ、思わぬトラブルの原因となることも。

噛み癖のしつけに成功した飼い主さんたちの声から、どんなしつけの方法があるかを考えてみましょう。

「噛み癖」ってどういうもの?

ワンちゃんが「噛む」という行動をするとき。
家族のカバンや靴などの持ち物、家具やクッション、ときには人間の手など対象はいろいろありますね。

知らない人に会ったときや急に撫でようとした人に驚いて噛みついてしまったり、じゃれついて甘噛みとはいえ噛んでしまったり。
甘噛みでもうっかり力加減を間違えてしまったら、大ケガをさせてしまうこともあります。

子犬のうちに「噛んではいけない」ということを覚えておかなければ力の強い成犬になっても「噛み癖」として残り、人間に思わぬ大ケガをさせてしまうことがあるのです。

では、実際に犬の「噛みつき」は、なぜ、どんなこと起きるのでしょうか?

こんなときに「ガブッ」!ワンちゃんあるある

リサーチ結果の中から、多かった「あるある」の一部をご紹介します。

歯の生え変わりでクッションがボロボロ!

子犬は生後 4~5カ月で歯の生え変わりが始まり1歳ごろまでに終わることが多いようです。

この時期の、歯がむずがゆくて何かを噛んで紛らわせたいワンちゃん。
適当な噛むものを探した結果、クッションやソファ、家具などをボロボロに。

ボロボロにしたかったわけじゃないんです。
ただ「噛み心地がちょうど良かった」だけなんです・・・。

知らない人は「怪しい」「怖い」!

家族ではない、見慣れない人が家に入ってきたとき。
それが通販で買ってもらった自分のおもちゃを届けに来てくれた配達員さんであろうと、ワンちゃんから見れば「知らない人」。

犬は縄張り意識の強い動物でもありますから、「自分たちの縄張りに知らないやつが来た!追い返さなきゃ!」と頑張ってしまうんですね。
特に警戒心の強いワンちゃんなどは、恐怖から「噛みつく」という手段に出てしまうこともあるようです。

遊ぶのが楽しすぎて「ウッカリ」

リサーチ中に遭遇した飼い主さんたちの「あるある」としては、「遊んでいる最中に興奮しすぎて」という理由も多くありました。

小さなボールやおもちゃを手に持って引っ張りっこしていたら、興奮しすぎたワンちゃんがウッカリ飼い主さんの手を噛んでしまったなど、普段噛み癖というほどのものはないワンちゃんでも、興奮しすぎて普段ガマンできる行動がガマンできなくなってしまう「ウッカリ」の瞬間があるようです。

こんな事故に発展することも

2017年3月には、介助犬や盲導犬として活躍する姿も有名なゴールデンレトリバーが 10カ月の女の子の首元を噛み死亡させてしまった事故も起きました。

賢く温厚なゴールデンレトリバーのイメージからか、ネット上でも原因についてさまざまな憶測が飛び交い、話題になりました。

介助犬や盲導犬のイメージが強かった管理人も、「一体なぜ」とずいぶん驚いたのを覚えていますが、事故当時は大声を出すなどの犬を驚かせてしまうような「噛みついた原因」らしいものも特になく、理由については結局のところ、不明なままであるようです。

また、環境省の動物愛護管理室の調べでは、2015年の人への噛みつき事故は全国で 4,208件にのぼり、飼い主・家族のほかで 2人が亡くなっているというデータもありました。

愛犬の噛み癖、こんな方法で解決しました!

思わぬ事故に発展する前に、しっかりしつけておきたいワンちゃんの「噛み癖」。

普段は噛まないようなワンちゃんでも「ウッカリ」があるのですから、普段から噛むクセがついてしまっているワンちゃんではトラブルに陥る可能性はさらに高くなってしまいます。

では噛み癖をつけないために、またついてしまった噛み癖を直すために、飼い主さんたちはどのように対応しているのでしょうか?

噛んでも良いおもちゃを与える

歯の生え変わりでむずがゆいときなどは、噛んでも良いおもちゃを与えることでワンちゃんの「歯がムズムズする~!」を解決するという方法ですね。
おもちゃのほかにも、犬用のガムなどがよく聞かれました。

ただしこの方法、木のおもちゃなど材質によっては噛み心地が気に入って同じような噛み心地の木製家具を噛むようになってしまった・・・といった失敗談もありました。

おもちゃなど選ぶときは、噛み心地だけでなく材質なども要注意ですね。

「痛い!」など特定の言葉と声で教える

ワンちゃんには人間の言葉は通じませんが、特定の短い単語であれば「音」として覚えてくれます。
ドッグトレーナーさんでも決まった単語や声色で教える方もいるようです。

また、これで成功したという方の中にはワンちゃんが「痛い」=「噛んじゃダメ」だと覚え、洋服など物を噛んだときにも「痛い!」と言うとやめるようになった、という方も。

そこまでしっかり覚えてくれたら、大成功ですよね。

噛み癖防止スプレーなどを使う

噛み癖防止スプレーとして、布や家具にワンちゃんたちが苦手な味をつけておくグッズが売られています。
噛もうとするとイヤな味がすることによって「これ噛みたくない」と覚えてもらうんですね。

こういった「イヤな味」で成功したという飼い主さんの中には「チューブのワサビを塗っておいた」という方もいらっしゃいましたが・・・ワサビ、ワンちゃん大丈夫なんでしょうか・・・。
管理人、さすがにちょっとドキドキしました・・・。

ワンちゃんにもよりますし、犬にとって毒性のあるものなど口に入れてはいけないものもありますので、「イヤな味」を使う際にはくれぐれもご注意を。

「イヤなこと」をして無視

「噛まれた手を口の中に押し込む」「舌の奥を押さえる」といった方法と「ダメ!」などの声掛けをセットで行うというもの。
そのうえで、遊んでいる最中に噛んでしまったのであれば遊びをそこでおしまいにしたり、叱ったあと無視するという方法です。

少々スパルタな感じもしますが、噛んだら「イヤなこと」があり、さらに楽しかった遊びがおしまいになったり無視されてしまったりと、特に遊びの中で興奮しすぎて噛んでしまうワンちゃんなどにはこたえそうな方法ですね。

イヤなことといっても、たたくなど行き過ぎれば逆効果となって、攻撃的になったり怯えるだけになってしまったというケースもありますので、愛犬の様子を見ながら進めていく必要がありそうです。

「待て」「お座り」などの基本的なしつけをしっかりと

「待て」や「お座り」などの基本的な「飼い主さんの言うことを聞く」練習を日ごろからしっかりしているワンちゃんは、「噛んではいけない」ことを教えるときにも比較的覚えが早いようです。

また、日頃の生活から「ワンちゃんのごはんは人間の食事が済んでから」「人間用のソファなどに乗らせない」といった「区別」をはっきりさせておくという飼い主さんもいました。

こちらも参考になさってください。

家具やスリッパもかじかじ!噛み癖の「ワンちゃんなりの事情」とは?

※ 犬のしつけはどうして必要なの?いうことを聞かせたらかわいそう?

ワンちゃんの「だから」に合った対策を

歯の生え変わり時期の甘噛みから攻撃の本気噛みまで、ワンちゃんの噛み癖と呼ばれるものにはいくつかのパターンがあります。

噛み癖のしつけに成功した飼い主さんのお話では、愛犬が「なぜ噛むのか」「どんなときに」「何を噛むのか」によく注意して、ワンちゃんの傾向に合った対策を打つことで成功している方が多くおられました。

大きなトラブルを未然に防ぐためにも、ワンちゃんに合った方法でしっかりしつけておきたいですね。


スポンサーリンク

 

関連記事