ペットは、いつも飼い主の側にいてくれて、日々の生活を明るくしてくれる存在です。しかし、ペットを飼うということは、その命を預かるということ。その子のために費やす時間・労力がどうしても必要になってきます。そのため、高齢になってくるとペットを飼うことが少しずつ難しくなり、飼っていた子を手放さないといけなくなったり、飼いたいけど諦めたりしてしまう方も多いようです…。

しかし、時代は進歩しています。最近は、ペットと一緒に入れる老人ホームが少しずつ増えてきているのです。ペットと一緒に入れるなら、もう手放したり、諦めたりする必要はありません。大切なパートナーと、将来の心配なくずっと側にいることができるのです。今回は、そんな老人ホームについて、いろいろと詳しく紹介していきます。

 

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事前に必ず知っておいてほしいこと

ペットと一緒に入れる老人ホームがあるといっても、多くの高齢者が共に暮らす施設なので、入居者の健康や衛生面への配慮から、いろいろな決まりやルールがあります。そのルールや条件は、老人ホームによってさまざまなので、自分の大切なペットと問題なく一緒に暮らせるかどうか、事前にくまなく確認をしておかなくてはなりません。

大型犬、小型犬という大きさの種類だけではなく、吠え癖などの行動が決まりにひっかかるケースや犬はダメでも猫は可能など、それぞれの老人ホームによって異なります。

実際にペットと一緒に老人ホームへ入った人たち

実は私の祖父も長くチワワを飼っていたんですが、昨年末に老人ホームに入って、今は一緒に生活しています。そのチワワですが、最初は人見知りしたんですが、たくさんの高齢者と触れ合っているうちに性格が変わったのか、今では誰にでもシッポを振って愛嬌を振りまくようにまでなりました(笑)。
引用:Yahoo!知恵袋

入居前には細かなアンケートをとる。動物が苦手な人は階が違うため、犬や猫と一切会うことはない。アレルギーがあっても、一般のユニットで問題なく過ごせる。 2年前に愛猫の佑介(10)と入居した澤田富與子さん(72)の部屋にお邪魔してみた。約8畳の洋間。澤田さんは部屋の真ん中に置いた机の前に座り、趣味の石鹸アートに取り組んでいるところだった。
「猫ちゃんは?」 姿がないので聞くと、「ここですよー」と、澤田さんは膝の上にかけた毛布の中を指差した。「もう甘えん坊で、甘えん坊で。ばっちゃん(私)がいないと、だめなのよね」膝の毛布をめくると、白と茶の模様の佑介くんが、眠そうな顔を上げた。膝で昼寝中だったのだ。佑介くんが赤ちゃんの時から粉ミルクで育て、まさに子どもそのもの。夜は同じベッドで一緒に眠るという。
部屋にはトイレを置いたケージがあり、棚にはキャッフード。壁には佑介くん以外の猫の写真もたくさん貼ってあり、猫好きな方のマンションの一室という感じだ。澤田さんがいう。
「数年前に体調を崩して、民生委員の方から施設入居を勧められたのですが、佑介と離れるの? という不安から10㌔も痩せてしまって」
澤田さんは1人暮らしで子どもはいない。少し離れて住む姪が、神奈川県内のペットホテルでこの特養のことを聞き、入居の相談をして、離れ離れの危機を乗り越えることができた。
室料は13万円(家賃+食費)+介護保険負担料。
佑介くんは尿路結石の管理が必要なため、フードは姪が療法食を買って送ってくれるという。
「佑介は、私がトイレに行く時は廊下まで出てきて、トイレ前で見守るように待ってるの。それでまた部屋まで戻ってくる(笑い)。でも時々居間にふらっと行って、仲間の猫ちゃんと挨拶することも。今はここが我が家で、佑介も安心しているのね」
動物と暮らしてきた人にとっては、まさに嬉しい環境だ。
引用:Sippo

日本で唯一!ペット可の特別養護老人ホーム「さくらの里」横須賀市

今でこそ全国に少しずつ増えてきたペット可の老人ホームですが、そのほとんどは有料老人ホームです。ここ「さくらの里」は、特別養護老人ホームのなかで唯一のペット可老人ホームなのです。

有料老人ホームと特別養護老人ホームの違いは?

有料老人ホームは民間企業が運営する施設なので、施設設置や運営に対する公費・補助金はないのですが、自由度が高く独自の経営スタイルで運営しています。特別養護老人ホームと比べて、入居者にかかる費用が高い傾向にあります。

これに対して特別養護老人ホームは、社会福祉法人や地方自治体が運営する公的な施設であり、公費・補助金が投入されています。入居者にかかる費用は有料老人ホームと比べて安いのですが、その分人気が高く、順番待ちをしていてもなかなか入れないということがあります。

サービスや満足度は、有料老人ホームと特別養護老人ホームのどちらかが優れているという訳ではなく、それぞれの施設毎に特色や差があります。

 

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「さくらの里」の約束

ここでは、ペットについて次のことが約束されています。

愛犬、愛猫と別れることなく、一緒に生活できます。
愛犬、愛猫のお世話は職員が致します。
お世話代はかかりません。実費(餌代、消耗品代、医療費)のみご負担下さい。
捨てられた犬や猫を引き取り一緒に生活します。
※横須賀の動物愛護センター(保健所)では犬猫の殺処分は非常に少ないのですが、全国では毎年数十万匹の犬や猫が殺処分されています。
アニマルセラピー効果が期待できます。
動物嫌いの方、アレルギーの方は犬や猫がいないユニットにご入居頂きます。
引用:社会福祉法人 心の会 さくらの里

さくらの里にいるさまざまな境遇のペットたち

さくらの里には、飼い主の方と一緒に入ってきた子のほかにも、さまざまな所から迎え入れられた子たちがいます。

保健所から殺処分予定だった子を…

保健所で殺処分直前だった文福。今ではご入居者様を癒す人気者です。
引用:社会福祉法人 心の会 さくらの里

飼い主が旅立ってしまってひとりになった子を引き取り

飼い主さんが亡くなって自宅に取り残されていたジロー。悲しい過去があっても、明るく可愛く、ご入居者様に愛されています。
引用:社会福祉法人 心の会 さくらの里

福島原発の避難地域に取り残されていた子も…

福島原発避難エリアに取り残されていた福美。さくらの里山科で1年間幸せに暮らして亡くなりました。
引用:社会福祉法人 心の会 さくらの里

飼い主の方が旅立っても、最後までお世話をしてくれる

B様と一緒に入居したチロ。ご入居から10ヵ月後にB様がご逝去されるまで、いつもB様と一緒にさくらの里山科での生活を満喫していました。B様のご逝去後はホームの犬となり、ご入居者様達に愛されて元気に暮らしています。
引用:社会福祉法人 心の会 さくらの里

お世話代はかからないとのことだけど、資金源は?

さくらの里では、入居者の方からペットのお世話代をいただいておらず、エサ代や医療費など実費のみいただいています。飼い主の方が旅立った後は、さくらの里が全額負担をして、ペットの旅立ちまでお世話をします。また入居者の方が連れてきた子以外にも、保健所から引き取った子もいます。お世話の手間暇もかかります。それらに必要な資金はどのように集めているのでしょうか?

実は、入居者から支払われるお金や、公費・補助金のほか、2016年にはクラウドファンディングで寄付を募り、目標額の約3倍の寄付金を集めることができたのです。

 

皆様のおかげで、当初の目標の300%以上のご寄付が集まるという、想像もしていなかった非常に嬉しい結果で、プロジェクトが終了しました。ご寄付を頂いた186人の方々に、心から御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
おかげさまで、さくらの里山科で暮らすワンちゃん、猫ちゃん達に、十分な医療ケアをしてあげることができます。高い療法食も食べさせてあげられます。今後、手術や特別な治療が必要になっても、心配がなくなりました。本当に、本当に感謝しております。
実は今、新たに3人のご入居希望者様から、合計4匹のワンちゃんを連れて入居したいと問い合わせが入っています。そのうちの2匹は、ほぼ入居が決まっています。猫ちゃんも2匹の希望が寄せられています。
ご入居者様がお連れになる愛犬、愛猫については、医療費や餌代などの実費はご入居者様にご負担頂くので、ホームの負担はありませんが、そのワンちゃん、猫ちゃん達を動物病院に連れて行くのは職員です。もちろん日頃の世話をするのも職員です。実費の負担はなくても、様々な負担が増え、経済的負担もあります。今後もワンちゃん、猫ちゃんと一緒のご入居を受け入れれば、費用はかさむ一方です。そのような状況で、皆様からのご寄付は、本当に助かります。改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。
そして、ご寄付頂いた皆様にお約束します。さくらの里山科で暮らすワンちゃん、猫ちゃんには必ず十分なケアをして、最後まで幸せにします。これからも、ワンちゃん、猫ちゃんと一緒のご入居の希望はできる限り受け入れていきます。皆さんから頂いたお志は絶対に無駄にしません。ありがとうございました。
引用:Ready For

ボランティアや地域の方々の協力も!

さくらの里では、ボランティアの方々やかかりつけの動物病院の協力もあり、運営が成り立っています。こうして地域が「縁の下の力持ち」となり、このさくらの里を支えているのです。

他には、朝・晩と地域ボランティアの協力を得て犬の散歩をしています。ボランティアは、若い方から高齢の方までいるのですが、将来を心配してペットを飼うことを諦めた60代の方が多いです。当ホームの取り組みを知って「お散歩だけでも犬と触れ合えることができる」とお手伝いいただいています。また、これだけ大勢の犬猫がいると、中には病気がちの子もいて医療費がかかるのですが、かかりつけの動物病院からは薬を安価で提供いただいております。私たちの試みを話したところ賛同いただき、「出来る限り応援する」と仰っています。この取り組みは、多くの方に支えられて続けることができています。
引用:PEDGE

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まとめ

ペット可の老人ホームは、日本全国で少しずつ増えてきています。また、老人ホームのみならず、高齢者用介護付きマンションなどでも、ペット可のところがたくさんあります。年老いて、長年一緒に暮らしてきたペットと離れてしまうのは、生きる意欲さえも失われかねないほど寂しいことです。これからもこのようなペット可の老人ホームが増え、愛するペットと幸せな老後を送ることのできる方が増えていきますように。


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