ワンちゃんがおもちゃをくわえて持ってきたり、持ってきたおもちゃ飼い主さんの目の前に置いてみたりすることはありませんか?ワンちゃんがおもちゃを持ってくる姿は愛くるしくてついよしよししたくなってしまいますよね。ではワンちゃんがおもちゃを持ってくるときはどのようなときなのでしょうか?見ていくことにしましょう。

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ワンちゃんがおもちゃを持ってくるときの心理

遊びたがっている

ワンちゃんがおもちゃを持ってくる1番の理由は飼い主さんと遊びたい!という気持ちからです。普段ワンちゃんと遊んであげるときにおもちゃを遠くに投げたらくわえて戻ってきますよね。そしてまた投げるという行為を繰り返します。そのことからワンちゃんはおもちゃを持っていくと遊んでもらえると学習し、遊んでもらいたいときには飼い主さんのところへ持っていくようになるのです。

信頼している証

ワンちゃんはただ遊びたがっているだけではありません。ワンちゃんは1度おもちゃをくわえると手で引っ張ってもなかなか離してくれませんよね。これは本能から来るものもありますが、お気に入りだからこそ「取られる!」と思い離してくれないのです。そのおもちゃを持ってきて、目の前に落とすというのは飼い主さんを信頼している証です。ワンちゃんは「あなたと遊びたい」からおもちゃを持ってくるのです。

飼い主さんを慰めている

人間のあくびがワンちゃんに移ると言われているほど、ワンちゃんは人間の感情をとても敏感に感じます。飼い主さんが喜んでいればワンちゃんも嬉しいですし、悲しんでいるのならワンちゃんも悲しいです。飼い主さんが落ち込んでいたり、元気がなかったりするとおもちゃを持って寄ってきます。自分の大切なおもちゃを飼い主さんにあげて、元気になってもらいたいという気持ちから、おもちゃを持ってくることもありますね。

ワンちゃんが遊んでほしがっているとき

ではワンちゃんがおもちゃを持ってくるときの中でも、特に遊んでほしがっているときにスポットを当ててみます。ワンちゃんが遊んで!とおもちゃを持ってきたとき、飼い主さんはそのまま遊んでしまってもいいのでしょうか?遊んであげる前に気を付けておきたいことを挙げてみました。

遊びに誘うのはワンちゃんから?

ワンちゃんは自分が遊びたいと思ったら、飼い主さんが家事をしていたり、子供をあやしていたり、来客中であったりなど何か手が離せない状況であっても関係ありません。ワンちゃんにとって飼い主さんの手はいつでも自分と遊んでくれるもの、他のことはいいから構って!と執拗に要求してくるようになります。

最初のうちはそれも可愛くて許せてしまうかもしれませんが、そのうち噛んだり吠えたりして構ってくれるまで騒ぐようになってしまいます。その上、ワンちゃんがおもちゃを持ってきたときにそのまま遊んであげると、ワンちゃんは「自分の言うことは何でも聞いてくれる」と思うようになり、主従関係にも影響が出てきますね。

そのため、飼い主さん自身から遊びに誘ってあげるようにする必要があります。ワンちゃんが遊んでほしそうな仕草を見せたら飼い主さんからワンちゃんに働きかけるようにしてあげてください。

おもちゃを持って来られる環境にしない

ワンちゃんのおもちゃと言えば常に遊べるようなところに置いてあげるというイメージがあるでしょうか?実はワンちゃんのおもちゃは出しっぱなしでいいものとそうでないものがあります。普段遊ぶおもちゃは遊ぶときだけ出す、終わったらしまう。と飼い主さんが管理する必要があります。その詳細や理由について次項で見ていきましょう。

おもちゃの管理について

おもちゃ選びの基準

おもちゃ選びの基準はワンちゃんにとって噛み心地のいいもの、噛んでも壊れないものだと思います。ワンちゃんは様々な事情からよくおもちゃを噛みます。そのため噛む耐久性に優れているおもちゃがとても多いのですね。

おもちゃの中でも特に噛むことだけが目的として作られているおもちゃ(骨状のものやデンタルケア用品)であれば、1日中出しっぱなしにしておいても特に問題はありません。そうではなく、飼い主さんと一緒に遊ぶボールなどのおもちゃであれば、遊ぶとき以外は片付ける必要があります。

そのため1日中出しっぱなしなのか、一緒に遊ぶものなのかによって選ぶおもちゃを変えてあげるようにしましょう。

おもちゃの出しっぱなしはなぜ危険?

前述したように噛む専用のおもちゃは噛むために作られているため、耐久性が非常に強く、壊れてしまった!なんてことはほとんどありません。しかし遊ぶために作られているおもちゃはそうではないのです。飼い主さんのいないうちにワンちゃんがおもちゃを噛んで壊れてしまって、その破片や中身のものを誤飲する可能性があります。

それにぬいぐるみなど、ワンちゃんが気に入ったものをそのまま与えておくと、そのおもちゃに対する独占欲が大きくなり、飼い主さんがおもちゃに触っただけで威嚇したり噛まれてしまうケースもありますね。
そうならないためにもきちんと管理する必要があるのです。

おもちゃはどう管理する?

ワンちゃんのおもちゃは毎回片づけると一概に言っても箱の中に入れておけばいいというわけではありません。箱にふたがついていなければワンちゃんは簡単に持ち出せてしまいます。テーブルの上に置くだけでは、ワンちゃんが背伸びすれば取れてしまいますよね。このようなことにも注意しなくてはならないのです。

ワンちゃんの見えないところに隠すのが1番でしょう。ワンちゃんの届かないような高いところに置いたとしても、それを取るためにそこへ登ろうとして、周りのものを壊してしまうかもしれません。それにおもちゃだけでなく、ワンちゃんに噛まれたりして壊れやすいもの、壊れては困るものはワンちゃんの届く範囲に置くのは大変危険ですので注意してくださいね。

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以上を見てきてわかるように、ワンちゃんが持ってやってくるのは飼い主さんと遊びたがっているのはもちろん、信頼している証でもあります。しかしそれは一緒に遊んでいるときに持ってきたおもちゃなのか、それとも飼い主さんが別の作業中にどこからか持ってきたおもちゃなのか、そのときによって対応を考える必要があります。ワンちゃんと良い関係を作るためにもおもちゃの管理に気を付けて、しっかりとした信頼関係を築いてくださいね。


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