あなたの家は賃貸ですか?所有物件ですか?もしも今、あなたが家族所有の物件に住んでいたとしても、近い将来独立して賃貸物件に住むこともあるかもしれませんね。結婚を機に賃貸に移るという方もいらっしゃるでしょう。そんな時、ペットを飼いたいと思う人が物件探しにおいてまず考えるのは、ペット可の物件かどうかということでしょう。

ペットを飼うのであれば、近所の人との摩擦もなく気持ちよく飼いたいですし、そもそも大家さんと不要なイザコザは起こしたくありませんよね。賃貸物件ならではの気を付けるところってどんなものでしょうか。一緒に考えてみましょう。

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ペット可賃貸物件の割合

賃貸物件の部屋を探すとき、インターネットを活用される方も増えてきていますよね。試しに筆者も、とあるサイトを使って東京都内のペット可の賃貸物件を検索してみました。

結果は・・・総物件数37,768件に対してペット可(相談も込み)の物件は2,264件!地域や時期によって違いがあるかとは思いますが、この時はペット可賃貸物件の割合としては10%にも満たない割合でした。では、これが地方になるともっと割合が増えるのかと思い、あれこれ検索してみたところ・・・埼玉、神奈川、千葉あたりでは30%を超すところもあったのですが、比較的人口の少ない都道府県で検索してみると、場所によっては1%にも満たない地域もありました。また、他のサイトもいくつか見てみましたが、どれも似たり寄ったり。なかなか厳しいですね、ペット可物件探し。

とある調査では、全国平均的に見たペット可の賃貸物件の割合は10%前後なのだとか。賃貸物件探しって条件にこだわるとただでさえ見つけるのが難しいのに、こだわりの条件の中にさらにペット可条件を加えると、ますます0%に近い数値になってしまいそうですよね・・・。

ペット可賃貸が少ない理由

そもそも、ペット可賃貸が少ないのには、次の理由があるからです。

・原状回復や防音設備投資などのコストがかかる
・近所トラブルに発展しやすいためオーナー側が避けがち
・オーナー側のペットへの不理解
・動物アレルギーを持つ人への配慮
などなど

ペットを飼っていると、部屋が臭くなる、壁やふすまがボロボロになる、鳴き声でご近所からの苦情が絶えないなどのイメージを強く持つ人も多いです。しっかり躾けられていたら避けられるようなことも含めて、危惧されているのです。まあ、自分が部屋を貸す立場になったと想像してみると、部屋の借り手にどんな飼い主さんとペットが来るのかわからない以上、警戒する気持ちも理解できなくはないですけどね。

ペット可とはちょっと意味が違う、ペット共生型という物件も増えてきました。これは、初めからペットと一緒に暮らすことを前提に建てられた建物だったり、ペットとの生活に便利な工夫のされた建物だったりします。こうしたペット共生型やペット同居型マンションにしようとなると、ペットも飼い主も気持ちよく過ごせる工夫や設備を整えなければなりませんので、大家さんとしては初期投資として大きなコストがかかってしまいます。

そんな事情もあって、ペット可物件はなかなか増えないのかもしれませんね。

賃貸で犬を飼う時に不安なことと言えば

賃貸で犬を飼うなら、なんとしても避けたいのはトラブルですよね。まだ犬を飼ったことがないとしたら、想像しただけでも余計に不安が膨らんできます。みんなはどんなところに不安を感じているのでしょうか。

あちこちの相談内容から抜粋してまとめると、大きく分けて次のような不安があるようです。

不安1★吠えたらクレームがくる?恐怖の張り紙やチラシ、警察からの注意

犬の鳴き声がうるさいと言われ注意して、飼ってるつもりなんですが、早朝6時とか6時半ぐらいに吠える時があります。その際に近所の方に暴言を吐かれます。
引用 Yahoo!知恵袋 https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10174366830?

犬はよく吠えるし、それが習性(お仕事?)の一つでもあります。お悩み相談の中にも、留守番をさせているとずっと吠えている、という内容もあります。子犬のうちは特に、分離不安などから鳴き声がおさまらないこともあると。そんな時に近所からクレームが来たり、抗議のチラシが入れられている、保健所や警察に通報されるなどという話があります。

不安2★部屋の中を傷つけてボロボロに!

実家でも犬飼ってて柱かじられてボロボロになったり壁紙引っかかれたりしたのである程度覚悟して飼わないといけないと思うのですが
引用 Yahoo!知恵袋 https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14191407404

ペットに限らず、誰かが生活をしていれば必ず部屋の内部は痛むものなのですが、特にペットがいると気になりますよね。爪や齧り癖のために、壁やフローリングが傷だらけになってしまったり、オシッコの失敗で跳ね飛んだしずくで壁を汚してしまったり、抜け毛が壁につきまくったり。家具なら自前なので我慢できますが、室内の壁や床、建具などをやってしまうと、退去の際に高い請求が来たりするとか、しないとか・・・。

不安3★犬嫌いの人が近所にいたらどうなる?

もともとはペット可ではなかった物件が、大家さんの考えで特定の部屋だけがペット可になることもあります。そんな物件の場合、以前から住んでいる人はそもそもペット不可の物件だと思って入居しているので、犬嫌いの人がいることも考えられますよね。そうなるとやはり犬のことでトラブルになることもあったり。

不安4★敷金も高いと聞くが、退去時に追加金を取られたりしない?

160万円を請求されています。

賃貸のアパートに1年住んでいました。
本来はペット可の物件ではないのですが、管理会社の方からOKを頂きペット(犬)と一緒に住むことになりました。
引用 Yahoo!知恵袋 https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13105736058

ペット可の物件は敷金が高いのでしょうか。または、うっかり壁や設備を破損した場合は、退去する時に相当高いお金を払わなくてはならないのでしょうか。

不安5★騒音で近隣の人からクレームが

犬が吠えると隣の奥さんに壁を叩かれるので怖いです。
甘え泣きをするようになり、夜中は泣くとすぐ犬の所に行くようにしてるのですが、日中は5分くらい放置します。諦めて泣き止んでから行くようにしてます。その際、隣の奥さんに壁を叩かれます。
引用 Yahoo!知恵袋 https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10195373450

犬が吠えまくっていなくても、室内で普通に走ったり遊んでいるだけでも、他の部屋には音が聞こえているようで、クレームが来るという話も・・・。しかも面と向かって言われるわけではなく、無言でのクレームはちょっと怖いです。。。

ペット可物件だからってペットに関するクレームがないわけではない

こうした不安は、ペット可物であっても現実になる場合はあります。「ペット可物件なんだから、多少は目をつむってよ」というのは、あくまでも飼い主側の考えで、全ての人がそう考えてくれるわけではないので、仕方がない点でもありますよね。

むやみに怖がることはありませんが、クレームやトラブルは避けきれないこともあると知った上で、トラブルを回避できる可能性が高まるような、気を付けるべきポイントをおさえておきましょう。

賃貸物件で犬を飼うなら気を付けるべきポイント10個

犬を飼ったことで、隣近所の方やオーナーさんとギクシャクしながら暮らすようになると、飼い主さんにとってはものすごいストレスになりますよね。びくびくしながら生活をし続けるというのも、かなりストレスです。良好な関係を続けていくためにも、次のような点をこころがけておきましょう。

心がけ1:飼っても良いペットの種類は事前に確認しよう

そもそもですが、「ペット可」と一口に言っても、すべてのペットを飼うことが許されているわけではありません。貸主になるオーナー次第で、物件によって「犬1頭ならOKだけどネコは不可」とか、「大型犬はNGだけど小型室内犬ならOK」とか、様々な条件が付いている場合があります。中には、契約書には記載されていなかったので2頭目を飼いを始めたら、1頭だけ許可しているつもりだったというオーナーとトラブルに発展しかけたという事例もあります。契約前や、犬を飼い始める前には、一度しっかりオーナーと飼い主双方の意識合わせをしておきましょう。どちらかの思い込みでコトを進めてしまうと、あとが面倒です。

心がけ2:契約書をしっかり読み込んで犬による破損の賠償方法を予め確認しておこう

ペット共存型賃貸物件の場合は、大抵は契約書にしっかりと「ペットによる損害賠償」的なものも含めた内容が盛り込まれています。でも、ただ単に「ペット相談可」となっている賃貸物件の場合は、後付けで条件を付けているところも多く、その内容も様々です。もともとはペット不可物件だったけれど、条件緩和でペット可にしたところなどは特に、オーナーもペット可賃貸にする上で後でもめにくいようになる合意事項として、どんなことをあげておけばいいのかあまり慣れていないということもあって、内容はまちまちです。

例えば、次のようねパターンがあります。

・ペットがいない場合よりも多く敷金を支払う(通常1か月分ならペット飼育の場合は2か月分など)
・修繕費として別途あらかじめ請求される
・ペット飼育の場合だけ敷金や礼金以外に保証金を支払う(通常、室内状態にかかわらず退去時に返金されない)
・なんらかのペットによる破損が出たら退去時に申告しまとめて請求する
など

あらかじめ、オーナーや仲介会社としっかり確認し、意識合わせはしておきましょう。仲介会社も、勘違いや担当者の経験不足から、退去時になって「聞いていたことと違う!」ということもあるので、念を押すようにしておいた方がいいです。

心がけ3:犬が無駄吠えしないようにしつけよう

飼い犬ご近所トラブルで1位、2位を占めるのが、圧倒的に無駄吠えによる騒音被害ではないでしょうか。ちょっとしたささいな物音に反応して吠えたり、飼い主がいる時は大人しいのにいなくなったとたん鳴きやまないなど、飼い主になると一番気を遣うのが鳴き声だろうと思います。普段から無駄吠えしないように、しっかりしつけておきましょう。

こちらも参考にしてくださいね。> 愛犬の無駄吠えはどうやってしつけるの?

心がけ4:ノーリードで犬に敷地内を歩かせるのはやめよう

敷地内を犬に歩かせる時は、公園や道路を歩かせる時と同じだと考えましょう。敷地内とはいえ、公共のスペースでもあるので、どんなアクシデントやトラブルに発展するかもわかりません。小さな子供が走りまわっていて、喜んだ犬が勢いで子供の足を噛んでしまったという事例もあります。必ずリードをつけて短めに持ち、常に飼い主がコントロールできる状態を保ちましょう。そもそも、ノーリードは事故などの原因にもなりかねません。

ご近所との無用な争いを避けるためにも、犬の安全のためにも、マナーはしっかり守りましょう。

こちらも参考にしてくださいね。> 愛犬の交通事故の原因になるノーリード!対応や治療費、慰謝料は?

心がけ5:建物内では犬はだっこやカートに乗せて移動しよう

賃貸の場合は、建物内での過ごし方も忘れてはならない重要ポイントになります。散歩のあとの泥だらけの状態で建物内の共有部分を汚すのはマナー違反です。誰かのあとを追いかけてついて入ってしまうとか、ご近所さんに吠えたり、怖がらせたりする危険もあります。できるだけだっこするか、カートに乗せて移動するなど工夫して、ご自身の部屋に入るようにしましょう。

心がけ6:敷地内でオシッコやウンチをさせたりそのままにしないようにしよう

散歩のついでに、ついつい犬が敷地内でオシッコをしてしまい、そのまま放置されていることがあります。まずは粗相をしないようにしつけることが大事ですが、犬にだっていろんな事情がありますよね。もしも粗相してしまったなら、アスファルト部分やコンクリート部分なら水をかけて綺麗に掃除するとか、土でも水をかけ、臭いが残らないように消臭スプレーをかけておくなどの後ケアをしっかりしておきましょう。きちんと気を使っているかどうかの対応の仕方で、周囲の理解や許容を受けやすくなることもあります。

みんなで使う場所ですので、最低限のマナーはしっかり知って守りましょう。

心がけ7:べランダでオシッコやウンチをさせてそのままにしないようにしよう

時々、ベランダをペットのトイレ場所にしてしまう方がいらっしゃいますが、自分は気にならないけれど周りは迷惑するという典型的なパターンです。自分たちだけが良ければいいのではなく、隣近所や、風下にある住宅の臭い被害のことを考えましょう。もしなんらかの理由でベランダで排せつしてしまったなら、すぐに片づけて臭いが残らないように工夫しましょう。

こちらも参考にしてくださいね。>ペット可のマンション ベランダで犬のトイレはOK?犬への影響は?

心がけ8:敷地内に犬の毛を捨てないようにしよう

犬は、けっこう毛が抜ける生き物でもありますよね。種別によっては、ブラッシングのたびに小さなクッションができるのでは?と思う程の量の毛が出てきます。散歩のあと、屋外でブラッシングしてから部屋に入るという方も多いと思われますが、抜け毛をその場所で放置しないようにしましょう。ブラシについた抜け毛を屋外だからと言って捨てたりせずに、持ち帰るなり、犬の周りに飛び散って落ちた毛は掃除して帰りましょう。

こちらも参考にしてくださいね。

最近愛犬の抜け毛が増えたような・・・原因は?

犬の抜け毛に困った!みんなの対処法を教えて

心がけ9:柱や建具を犬が傷つけたら退去時にきちんと申告しよう

犬が柱などの建具をかじったり爪で傷をつけてしまうことは、どれだけしつけていても起こり得ます。賃貸の場合、契約に定義された申告条件や損傷の程度にもよりますが、少なくとも退去時には、自分の犬がやった部分だとわかっているところについてはしっかり漏らさず申告しておきましょう。

心がけ10:面倒がらずにご近所づきあいは普段からしておいて吉

最近では、隣に住んでいる人の顔も見たことがないという方もどんどん増えていると思います。現代はご近所づきあいが希薄になりつつあるといいますので、ある程度は仕方ないのかもしれませんね。ただし、犬を飼うことで迷惑がかかるかもしれないと予想できているなら、面倒でも積極的に隣人との関係を良くしておきましょう。顔をあわせたら挨拶を欠かさない、ちょっとした手土産を渡す、愛犬の鳴き声がうるさい日には必ず一言謝っておく、愛犬を連れている時にあったなら(犬嫌いとか動物アレルギーではないことが前提ですが)少し犬をかわいがってもらうなど、コミュニケーションを取っておきましょう。

あなたがきちんとした人で、愛犬のしつけもできているという様子を近隣に人に分かっておいてもらうことは需要です。そうすることで、いざトラブルになりかかった時の寛容さがまったく違うのです。愛犬が問題行動をしてしまった場合や、思いがけずに迷惑をかけてしまっていた場合、あなたがどんな人かわからなかったり、付き合いが悪いと思われている場合には、近隣の方もあなたのことを警戒して必要以上に激怒するような場合もあります。ところが、やや親しい気持ちを持っている間柄なら、まぁ多少は大目にみようかといった感情が働くのが人間というものです。

引っ越した時、犬を飼い始めた時は特に、ちょっとしたもので良いので手土産を片手に、一言ご挨拶はしておきましょう。「犬も一緒なのですが、もしもうるさかったりしたらお気軽におっしゃってくださいね。ご迷惑おかけしないように注意します。」と言っておくと、言われた側も「この人はきちんとしていそうだ」と思ってくれますよね。もちろん、口だけではだめですので、日ごろからマナーについては気を付けておくことが重要ですよ。

賃貸物件でも、楽しいワンちゃんライフを送れるはずですので、ぜひ気を付けてみてくださいね。

 


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