犬の歯石ケアってどんな風に行うものなのでしょうか。獣医師さんによっても歯石取りの方法や必要性、頻度には様々な意見があります。もちろん取った方が歯や健康に良いのは間違いないのですが、どのくらいの分厚さになったらなのか、歯周病になってからなのか、あるいは普段から自宅でもカリカリやっておいたほうが良いのか、素人にとってはどうすれば良いのかわかりにくいです。

今回は、参考までにどうなったらケアをしてあげる方がベターなのかを考えてみましょう。

道具などはこちらでご紹介していますので、参考にしてみてくださいね。

犬の歯石は取らなくちゃだめ?費用と方法、道具は

犬の歯石ってどんなもの?

画像で歯石をチェックしてみよう

犬の歯石ケアの頻度
出典:pepy https://pepy.jp/66641

例えば、上の写真で真ん中に見えている牙やその奥の小さな歯の根元には、茶色く変色した箇所がありますよね。これが、歯石です。

または、下の画像のように黄色っぽい変色のある箇所、白っぽいけれどザラザラしている所と黄色っぽいところが重なっているような所なども歯石です。

犬の歯石ケアの頻度
出典:GREEN DOG https://www.green-dog.com/media/ah-blog/column/2014/10/dog-teeth9.html

この歯石ですが、固そうに見えるのですが、スケーラーなどでカリカリするとポロっと破片となって取れていきます。実際に、動物病院でもスケーラーでカリカリしてとったり、トリミングサロンでも同じようにして歯石を取ってくれる場合もあります。

歯石をカリカリしていくと、下の画像のようにきれいになります。

犬の歯石ケアの頻度
出典:GREEN DOG https://www.green-dog.com/media/ah-blog/column/2014/10/dog-teeth9.html

ひとつ前の画像が、歯石を取る前の画像ですが、比べてみるとだいぶきれいに取れています。ここまで綺麗になるとワンちゃんも気持ちいいでしょうね。

歯石の正体とは

そもそも歯石とは、歯垢が2~5日溜まったままになったものが塊になり、硬く石のようにカチカチになってしまったものです。そのため、歯磨きでは落とすことができず、専門器具を使ってガリガリやるか、スプレーやジェルを使って歯石の分解除去していくしかないのです。

そもそも歯垢が溜まらなければ歯石にならないので、骨をかじらせたり、歯磨きガムを噛むことで、歯石予防に効果があるともいわれています。

普段から歯垢が溜まりやすい食べ物を食べさせていたり、歯磨きや歯のチェックをしていない人は、一度確認してみてくださいね。もしかしたら、歯石がついてしまっているかもしれませんよ。

歯石ケアはどうなったら必要なのか

歯石になるまでの期間は意外と早い

犬は自分で歯を磨くことができません。野生の犬ならば、硬いものをかじったり、日ごろから歯磨き効果のある骨を食べる機会も多いため、歯垢がついて溜まることが少ないと言われています。しかしながら、ペット化した犬の場合は、柔らかい食事しかしていないことがほとんどで、どうしても食べかすが歯につきやすくなります。ドライフードは、一見固い感じに思えますが、砕いてみるとすぐに粉のようになります。つまり、ドライフードをかじった犬のお口の中では粉っぽい状態になり、歯にカスが付きやすいということです。そして、そのカスをエサにする細菌が歯に溜まりやすくなり、これが歯垢というわけです。

こうしてたまった歯垢は、歯を定期的に磨くことをしないでおくと、いずれ歯石になるのは人間と同じです。歯垢を取らないまま放置された歯の石灰化は早いです。たった数日で歯石になってしまうのですから、やはり歯磨きは人間同様、しっかりしてあげたほうが良いですよね。

犬種によっても違いがありますよ。こちらも参考にしてみてくださいね。

歯石ができやすい犬種はお口のケアを大切に!要注意の犬種

歯石ケアがなぜ必要なのか

歯石ケアをしないでそのまま放置しておくと、怖いのは歯周病です。歯周ポケットが広がって、いずれは歯の根元で細菌が悪さを始めてしまいます。繁殖した細菌が暴れて、歯肉が膿んできてしまったり、骨を溶かし、歯の根元をぐらつかせて歯が抜けてしまう原因になるのです。特に小さな歯の犬においては、顎も歯も小さく食べカスが溜まりやすいこともあって、若いうちから歯周病によって歯がぐらつくことも多いのだそう。

人間同様に、しっかりと歯石ケアしてやることで、いつまでも美味しくエサを食べることができますし、歯周病菌から出る毒素による様々な病気を予防することができるのです。つまり、歯の健康は身体全体の健康維持につながるというわけなんです。

歯石ケアはどれくらいの頻度で行うのかいいのか

「歯石を見つけた!しっかり取らなきゃ!」ということで頑張る飼い主さんも多いのですが、あまり頻繁に歯石取りをしてしまうと、かえって歯に悪いと言われることもあります。カリカリと歯石を削り取ることで、歯の表面のエナメル層を削ってしまったり傷をつけてしまうことで、かえって歯垢が溜まりやすくなってしまうこともあるのです。

人間の場合では、歯石ケアをするのは3ヶ月に1度という病院も最近は増えてきましたが、平均すると半年に1度くらいというのが最も多いのではないでしょうか。人間の場合には、歯の検診や歯のクリーニングのついでに歯石ケアも行うことが多いので、定期的に通うということも多いでしょう。

犬の場合は、定期的に動物病院で全体的に健康チェックをしてもらっている人も多いかと思いますが、その時に歯石が見つかって、取った方がいいと判断した場合に処置をしてもらうようになると思います。その判断は、かかりつけの獣医さんにお任せとなるかもしれませんが、あまりに頻繁に処置をしようとする場合にも考え物です。

人間でも、歯石ケアは痛みを伴うこともあって、あまり気持ちの良いものではありません。犬だって同じですから、あまり神経質になってちょっとの歯石で頻繁に歯石を取ってもらうのも考え物です。また、犬の場合には程度によっては全身麻酔を伴う処置をするので、身体への負担も気になります。

やはり、歯石ケアを頻繁に行うよりは、日ごろの歯磨きなどのお口のケアで歯石を防ぐ方の気を付けた方がよいので、きちんとした獣医さんであれば、予防ケアの方を飼い主さんに指導したり注意したりするでしょう。

基本は日々のケアでチェックし、気が付いたらかかりつけ医に相談を

私たち素人が歯石かな?と思って歯を見ても、直ちにケアが必要なレベルなのかどうかは、なかなか判別つきませんよね。根元が茶色くなっていたとしても、歯周ポケットに影響しているのかしていないのか。あるいは、薄い黄色で歯との境がわからないくらい薄い歯石の場合はどうなのか。これはもう、見つけて心配になった時点でかかりつけの獣医さんに、相談してみることをおすすめします。

歯周病にまでなっているなら即なんらかの処置が必要でしょうし、そこまでではないなら、他の穏便な手段で歯石にアプローチする方法もあります。デンタルリンスを使ったりジェルなどで予防することもできますので、まずは何よりも歯磨きをしっかりしてあげたいものですね。毎日の口ケアでしっかりとお口の中を見ることができるよう、愛犬を慣れさせておきましょう。

歯磨き嫌いな愛犬に苦労している方も多いですよね。そんな方はこちらも参考にしてみてくださいね。

歯磨きイヤイヤ犬はどうする?みんなの歯磨き克服の知恵とは

 


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