犬同士だけでなく、ほかの動物と仲良く同居している様子を見かけることもあるワンちゃんたち。
犬と猫は相性良し?ほかの動物は?

犬と他のペットの相性

昭和41年に日本初の大規模な総合動物病院として開院したという日本動物医療センターによれば、犬とほかのペットとの相性は以下の通り。

<犬との相性チェック>

・犬同士:○
・猫:△
・ウサギやハムスターなどの草食動物:△
・フェレット:△
・爬虫類・両生類:×

こうして眺めてみると、相手が小さな動物になるほど相性が悪いようにも見える犬との相性ですが、それぞれにどんな理由があるのでしょうか?

狩猟本能だけが同居のネック?

● 犬×ウサギやハムスター

ウサギやハムスターといった草食動物たちは「捕食される側の動物は犬との同居がストレスになる」という話はよく聞きますね。確かにジャックラッセルテリアなどのテリアの血統のワンちゃん達は、そもそもウサギなどの小動物を狩る目的で開発された犬種ですし、同じ犬と小動物の同居でもそうした狩猟目的で開発された経緯のある犬種は避けた方が良いという意見が多く聞かれます。

● 犬×フェレット

しかし同じ小動物でも、フェレットの場合にはこちらも捕食者側である肉食動物ですよね。草食動物たちほどには、他の動物の存在がストレスになってしまうことはないとも言われますし、それなら問題はないのでは?という気がします。

それでも犬との相性が△とされてしまうのには、フェレットのあのすばしっこい動きがワンちゃん達を刺激し興奮させてしまう恐れがあるのだそう。ワンちゃん達の本能を刺激してしまうとなると、追いかけ回したり噛みつてしまったりということも考えられますから、確かに心配ですね。

● 犬×爬虫類や両生類

また、爬虫類や両生類との暮らしはワンちゃんには不向きです。お散歩中に見つけたトカゲなどをワンちゃんが玩具にしてしまうこともあるように、問題はそうした爬虫類・両生類側の身の危険だけではありません。

例えば、爬虫類たちの50~90%が持っているとされるサルモネラ属菌。人間にもサルモネラ症の危険が言われるところですがワンちゃん達にとっても同じです。同時に飼育する場合には、触れ合うことのないよう特に注意が必要です。人が爬虫類に触れた後に直接犬に触れるのもやめましょう。

ウサギやハムスター、フェレットなどであれば、ストレスや狩猟本能から来る危険をクリアできれば同居の可能性が探れそうですが、爬虫類や両生類など生き物によっては根本的に一緒には暮らせないということもあるようです。

よく見るけど犬と猫ならまず大丈夫?

ワンちゃんと同居している組みあわせとして、見聞きすることの多い猫ちゃん達。「世間でよく見るんだから相性も良いんじゃないの?」と思える猫ちゃん達も△とされていますが、この場合はどうでしょうか。

犬と猫の同居は、群れに新しく入る者を受け入れやすい性質がある犬が先住者側だとうまく行きやすいといわれます。また新しく来る方が生後2~3カ月程度の子供である場合には、犬と猫どちらが先住者でもうまく行きやすいのだとか。

もちろん個々の性格もありますから、その条件だけをクリアしたからと言っても必ずしもうまく行くとは限りません。同居自体はできたものの、猫ちゃん側がワンちゃんとは常に一定の距離を保つように気をつけている、言い換えれば猫ちゃんの譲歩によって同居生活が成立している場合もあります。

ワンちゃんがいる生活にあとから子猫を迎えたという人には、何匹かいた候補の猫ちゃん達と犬たちと面会させてみて、一番ワンちゃんに動じなかった子を迎えたことでうまく行ったという人もいます。

見聞きすることも多く一番心配がないようにも見える犬と猫の相性ですが、どちらが先に住んでいるかの順番や後から加わる側の年齢のほか、お互いの性格的な面も加味することが同居成功のカギになりそうです。

犬を他の動物と一緒に飼うときの注意点

先ほどご紹介した通り、犬と猫を一緒に飼うときの一般的なポイントは2つです(これだけに限りませんがあくまでも一般論です)。

・犬が先住者である
・どちらが先住者でも、新しく来る動物側が生後2~3カ月程度の子供である

そのほかにもお互いの性格、簡単にいえばどちらも比較的大らかな性格の子の方が成功率は高いようです。

では他の動物との同居は、どんなポイントに注意すると上手くいきやすいのでしょうか。

お互いの安全なテリトリーを確保

犬とほかの動物との同居を考えるにあたっては、日ごろからほかの動物に危害を加えないようしつけをしておくことが大切です。そして少しずつお互いの存在に慣れていけるよう、急がずにゆっくり時間をかけて慣らしていくことが必要です。

さらに重要なのは、お互いのテリトリーを分けること、そしてそれを守ることです。

”慣れさせるまでは毎晩、2時間位ウサギをゲージから出してわんこと触れ合わせていたら、そのうち怖がらなくなりました”
”ただ、部屋(テリトリー?)は分けました。”
”一緒に遊んでて、ウサギがわんこを怖く感じたり、ウザく感じたら自分のテリトリーに逃げてました”
引用「Yahoo!知恵袋」 https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1213183657

対面させてみて嫌がる様子や怖がる様子が見られる場合はもちろんのこと、普段は仲良く同居していたとしても体調などによって神経質になっていれば「いつもなら考えられない不測の事態」が起きる可能性もあります。まあ人間だって、体調不良の時にイライラしたりしますからね。そうしたときにも、お互いに相手に侵されないテリトリーがあれば、安心して暮らすことができます。

食べ物や衛生面にも注意

犬とほかの動物が同居するにあたって、気をつけたいのは相性の問題だけではありません。

犬と人間でも、感染症など共通する病気・しない病気がありますよね。同じように、犬とほかの動物でも一方には問題ないけれど一方には危険という病気や食べ物があります。感染症などの予防のためには、それぞれの排泄物はすぐに片付け、もう一方の動物が触れることのないよう注意が必要です。

例えば、食べ物で例を挙げると、セミモイストタイプのドッグフードによく使われている保湿剤でありながら、キャットフードにはその使用が全面的に禁止されている成分というものもあります。このように、異なる種類の動物同士の同居には相性だけでなくそうした生活の面でも注意が必要です。

既に異種動物を飼われている方も、これから飼おうかなと考えているかたも、一度チェックしてみてはどうでしょうか?

 


スポンサーリンク

 

関連記事