ワンちゃんにマダニがついているとき、ワンちゃんはムズムズそわそわしていて可哀想ですよね。日本では暖かい気候となる春~秋にマダニが付きやすいです。マダニが身体につくことでワンちゃんにはよくないことがたくさん起こってしまいます。また、人間に感染する病気もあるため、ワンちゃんのマダニケアは十分にする必要があります。
まずは、一体マダニに寄生されるとどのような症状がでるのかをみていきましょう。

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マダニがワンちゃんに引き起こす症状

ライム病

マダニが伝播する疾患の中で最も一般的なものです。ボレリアという細菌が原因となり引き起こします。流行している地域ではワンちゃんもボレリア菌の抗体を持っています。症状として、跛行、発熱、嗜眠状態、体重減少などがあげられます。また、ライム病は人間もかかる感染症のため、一層注意が必要です。

貧血

マダニに大量に寄生されてしまうと様々ところで吸血をされてしまいます。そのため血液が足りなくなり、貧血になりやすくなってしまいます。

アレルギー性の皮膚炎

マダニの唾液がアレルゲンとなり、強いかゆみなどを引き起こします。また、こちらのアレルギーは一度引き起こすとなかなか治りづらく、動物病院にかかりきりになってしまうこともありますので十分に気をつけましょう。

ダニ麻痺症

マダニは種類によって唾液中に毒性物質を持っているものがいます。そうしたマダニに吸血されてしまうと、神経障害を引き起こし私弛緩性麻痺になってしまいます。

日本斑熱

別名として斑点熱、ダニチフスなどがあります。マダニが活動的になる春~秋に流行します。症状として高熱、嗜眠状態、食欲減退、咳、目の炎症、全身の筋肉痛及び関節痛などを引き起こします。また、鼻血や血尿、血便といった不正出血が起こることもあります。こちらの感染症も人間にもかかるものなので注意が必要です。

バベシア病

バベシア原虫に感染しているマダニに寄生されると感染してしまいます。この原虫はマダニに吸血されたあと、ワンちゃんの赤血球に48時間以内に寄生すると言われています。症状としては40℃を超える発熱、重度の貧血、元気、食欲の低下、血尿といったものがあります。貧血の症状が重くなると、肝臓や腎臓の機能障害を起こし、命にかかわる危険もあるため十分に注意してください。こちらも同じく人間にも感染する病気です。

実に様々いるマダニ

マダニは一体どこにいるの?

マダニは実に様々なところに生息をしています。いつもお散歩をしている道や公園は大丈夫かと言えばそうではありません。マダニは山道や森など普段あまり行かないところもそうですが、公園、河川敷、いつもの散歩道など、草むらがあるところならどこにでも潜んでいます。気付かぬうちに衣類や肌に付着していることがあるので注意が必要です。

マダニの種類

マダニにも色々な種類のものがいます。ワンちゃんに寄生する有名なものをご紹介します。

マダニ:吸血性のクモ類の一種で普段は地面や草むらに生息をしている寄生虫です。熱、震動、動き、影などで寄生先を察知しています。取りつくと皮膚の下に頭を突っ込んで吸血を行います。ワンちゃんに限らず人間も刺されることがあります。

ヒゼンダニ:体長は0.4mm以下のため、肉眼で確認することはできません。ヒゼンダニに刺されると、ワンちゃんの寄生虫性皮膚疾患の中で最も激しいかゆみを引き起こします。
夜も眠れないほど痒く、刺されたところを噛んだりひっかくこともあるため皮膚が傷つき、二次感染を起こしてしまうこともあります。

ツメダニ:0.5mmくらいの透明なダニで、衛生環境の悪いところで寄生します。通常のご自宅であれば特に発生の心配をする必要はありません。

毛包虫:こちらのダニはほとんどのワンちゃんの毛穴に生息をしています。皮膚に備わっている免疫防御機能が働いている限りは何か問題が起こることはありません。カットのしすぎによる直射日光などで皮膚の機能が低下した際に軽度の脱毛が見られることがあります。

耳ダニ(イヌミミヒゼンダニ):耳の中に寄生するダニです。寄生されたワンちゃんは耳から赤褐色の耳垢が大量に出たり、耳の炎症を引き起こすことがあります。

ツツガムシ:枯草に生息をし、ワンちゃんの皮膚に寄生します。指の間や口周りに痒みを伴う皮膚の炎症を引き起こします。

もし寄生されてしまったら

どうやって取るの?

吸血中のマダニは、セメントのような物質でしっかり咬みついているため、引っ張ってもなかなかとることができません。無理に取ろうとすると口部分が皮膚内に残ってしまい、化膿などを引き起こす原因にもなります。そのため、マダニを取り除くときは口部分を残さないよう専門のピンセットで慎重に駆除します。
皮膚のギリギリでダニをつまみ、ゆっくりと回転させるようにして取ります。ノミと違ってシャンプーをしても気絶しないため、そのままガムテープなどで包んで捨てるようにしましょう。その際、唾液などから病原菌が出る可能性もありますので素手では掴まないようにしてくださいね。
また、ピンセットでの除去が不安な方は動物病院へ連れて行きましょう。薬剤を使用して取り除いてもらいます。

定期的にケアをする

前述のような方法で駆除を行っても、マダニの寄生を発見した段階ですでにワンちゃんの身体には病原体が入り込んでいる可能性があります。マダニの寄生や健康被害からワンちゃんを守るためには、マダニに寄生されることを防いでくれる駆除薬の定期的な投与が必要です。

マダニを寄せ付けない薬

薬を使うときの注意点

動物病院やペットショップなどで様々なマダニ除けの薬が販売されています。しかしこれはあくまでも殺虫剤であるということを頭に入れておくようにしましょう。どの商品も1ヵ月程効果が持続する化学薬品のため、ワンちゃんの身体に負担がかかるかもしれません。
また、ホームセンターなどで販売されている商品は法律上、強力な薬品を売ることができないため、効果はあまり期待できません。ワンちゃんの身体のためにもハーブ系や柑橘系など自然由来の成分でできているものを選んであげると安全性も高いです。
しかし自然由来でないものに比べると劇的な効果はないため、散歩前に虫除けスプレーを使ってあげたり、毎日のブラッシングで全身をチェックしてあげる必要がありますね。
一般的に動物病院で使っている薬はこちらです。

フロントラインスポットオン

駆除対象はノミの成虫、麻痺ダニの成虫、クリイロコイタマダニの成虫です。寄生してから効果が出るまではノミで24時間以内、ダニだと48時間以内となります。1ヵ月程度効果が持続します。

フロントラインプラス

駆除対象はノミ、麻痺ダニの成虫、クリイロコイ、マダニの成虫、ワンちゃんのシラミとハジラミです。寄生してからの効果と持続期間は上記と同じです。

ペットを飼うときにマダニはつきものですが、駆除をするにも、そのままにしておくにもワンちゃんの体調を気遣ってあげる必要があります。マダニの駆除に関しては一度かかりつけの動物病院にお話をしてからするのもいいかもしれませんね。散歩から帰ってきたあとはワンちゃんの様子が普段と違うところがないかなど注意してみてあげるようにして、マダニの寄生を未然に防ぎましょう。


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