複数のワンちゃんを連れてドッグランに来ている親子や、散歩で颯爽と歩くワンちゃんたちを見ていると、楽しそうでカッコよくてなんだか憧れますよね。

でも、1頭でも大変なしつけを、2頭も3頭も・・自分にできるかしら。それに犬同士の相性が悪かったり、やきもちを焼いたりとかしないのかな?なんて心配がいろいろ湧いてくるかもしれません。

多頭飼をするならどこに気を付ければ良いのでしょうか。いろんな知識を手に入れて、どんなポイントを抑えれば飼えそうか判断してみてくださいね。

多頭飼のメリット・デメリットとは

多頭飼のメリット

集団で群れをなして生活している犬って、一昔前ならムツゴロウ王国を思い出す方もいらっしゃるかもしれませんね。え?知らないって?そうですよね・・・ある一定年齢以下の若い方や、当時あまりテレビに出ているムツゴロウさんを見ていなかった人なら知らないかもしれません。ムツゴロウ王国とは、何十頭もの犬やその他の動物たちを飼って生活している姿を放映し、その生態などを詳しく教えてくれていたテレビ番組のことです。そこでは、様々な種類の犬がボスに従い、自分たちなりの順位を守って楽しく仲良く暮らしていました。

犬たちは、本来野生ではリーダーを決めて社会生活を送れる生き物です。賢く、協調性もあるため比較的多頭飼いしやすいですし、群れで生活する野生の形に近づける事で、次のようなメリットがあります。

1.社会性を学び、犬同士で教育したり成長できる
2.仲間ができる事で安心感が増し、飼い主がいない間もストレスが軽減される
3.一頭飼いで過保護になりがちな部分を改められる

先住犬に加えて新たに子犬を迎えたのであれば、先住犬がしつけや教育を手伝って家の中のルールを教えてくれる場合があります。また、犬同士は一度仲間だと認識すると、お互いに刺激し合って新たな遊び方ができます。そのため、大好きな飼い主さんが仕事などで日中留守がちな家だった場合は、寂しさからくるストレスがずいぶん軽減されます。

多頭飼のデメリット

多頭飼いをする場合、次のようなデメリットを事前に理解していないと、後悔しかねません。

1.お金がかかる(単純に餌代、病院やワクチン代、美容院代などが頭数分増えます)
2.しつけや世話などの時間や手間が増える
3.犬同士の相性が悪い場合は、犬も人間もストレスフルな状況になってしまう

もう単純に、お金は頭数の分だけかかりますよね。ペット保険などのように、2頭目から割引があるサービスもありますが、基本的な餌代、ワクチン代など、生活するうえで必要なもののお金は増えますし、今までのゲージやトイレトレーでは足りず、買い足したり、買い替えたりしなければならないかもしれません。もしかしたら、スペースを換えるために模様替えも必要かもしれません。

また、当然ですがあなたがワンちゃんたちをお世話する時間も倍以上に増えますよね。同じ犬種で、似たような年ごろならエサを用意する時間だけはさほど増えないかもしれませんが、トリミングをする時間とか、シャンプーする時間なども倍以上になりますし、犬種や体格、性格の違いによって先住犬の時とは違う遊びやお散歩をしなければならなくなります。

お金がかかるし、手間も時間もかかる~となると、飼い主さんの体力と気力、時間の余裕=心の余裕がなければ叱ってばかりとなってしまうかもしれないですよね。そうなると、犬や人間にも良くない環境になってしまいます。

そして最悪なのは、犬同士の相性がとことん悪かった場合です。もちろん、それを避けるために最初はお試し期間を設けるとか、先住犬を連れて2頭目を選びに行くなどの工夫はすると思います。それでもいざ長期間暮らし始めると喧嘩が絶えず、問題行動が増えたり赤ちゃん返りのような状態になってしまう事もあるのです。

多頭飼に向かない犬種ってあるの?

メリットの部分でも少し触れましたが、犬は本来共同生活にむいている生き物です。なので基本的にはどの犬種でも多頭飼できるのですが、性格の部分で多頭飼に向いている犬と向いていない犬がいます。個別に育てられている環境により、性格も様々に変わってくるので、まずはあなたのお家の先住犬の性格が社交的かどうか、やきもちやきではないかを見ておくと良いでしょう。

傾向として、その忠実さゆえにどうしても他の犬を飼い主に近づけまいとする気性を持っている犬もいます。例えば、柴犬やボストンシュナウザーなどはその一例ですね。これとは逆に、明るくて人懐っこいと言われているトイプードルやミニチュアダックスなどは、他の犬ともうまくいきやすいです。また、賢くて温厚だと言われているラブラドールレトリーバーや、ボーダーコリ―も向いていると言えるでしょう。

とはいえ、犬種ですべての性格が決まるわけではありませんので、あくまでもご自身の愛犬と、新たに迎え入れる犬の個別の性格をじっくり観察して見きわめてあげてくださいね。

多頭飼に向く組み合わせは?

オスメス交じりは争いにくい

多頭で飼うなら、同性同士よりもオスとメスの組み合わせの方が、競争や順位付けのための争いなどが起こりにくいため、比較的飼いやすい組み合わせとなります。ただし、将来子犬が欲しいわけではないのであれば、早めに避妊手術をしっかりしておかなければなりません。

性格的にはおっとりしている犬同士がベター

飼い主が一番楽で犬同士もすんなりなじみやすいのが、おっとりしている温厚な犬同士の多頭飼です。遊び好きで元気な犬同士の場合ももちろん、社交的でうまくなじみやすいのですが、飼い主が制御できるかどうかにかかってきます。やんちゃな二頭をしっかりしつけられるのであれば、にぎやかで楽しいライフが待っているかもしれません。逆に片方が元気で片方がおっとりタイプだと、おっとりタイプがひたすら追い掛け回されて疲れてしまう事も考えられます。

いずれの場合も、多少なりともお互いにストレスはあると思いますので、最初のうちは慎重に気を付けて様子をチェックしてあげましょう。

年齢は離れていると喧嘩しにくいかも

一般的に、同性なら3歳、異性なら2歳以上年齢が離れていると、順位付けや競争などの争いが生まれにくいと言われています。先住犬と新たに迎える犬との年齢が近かった場合は、順位付けという本能ともいえる行動のために、喧嘩をたびたびする事になりがちです。とはいっても、近所迷惑になるレベルの喧嘩になるかどうかは性格次第ですので、初めて多頭飼するなら年齢が離れている方が無難で、子犬育ても手伝ってくれるかもしれないよ、というレベルになります。

ただ、先住犬が老犬になっている場合は自分のテリトリーやルールに新たな犬が加わる事で多大なストレスを抱えてしまう場合と、若返ったように活発に生き生きとし始める場合の両極端に分かれます。

ワンちゃんにも飼い主さんにとっても、相性が良い犬同士である事が大事ですので、できるだけ事前にお試し期間を設けられるといいですね。

体格やサイズは同程度の方が怪我しにくい

大型犬の温厚な犬のあとに、小型犬でやんちゃな子犬をむかえた場合はまだ怪我し辛いかもしれませんが、一般的には運動量が同じくらいの同程度のサイズの犬の方が多頭飼にむいていると言われています。大きいサイズの犬と小さいサイズの犬では、仲良くじゃれついていてもうっかり怪我をさせてしまう事もありえるからです。また、違うサイズである場合は歩幅も大きく違いますよね。散歩の時にそれぞれの犬の運動量の違いや歩く速さの違いを考慮しなくてはいけませんので、飼い主さんの負担もそれなりに大きい物になります。

大型犬と小型犬や、老犬とパピーの組み合わせでお散歩にいくのは無理があるからと、それぞれ別々にお散歩に行く飼い主さんもいます。

温厚・社交的な性格であれば犬種の違いはあまり意識しなくても大丈夫

同じ犬種で飼えば性格が似ている可能性が高いのでうまくいきやすいとは言えますが、違った犬種を飼いたい場合も性格が温厚で社交的であれば、比較的うまくいく可能性は高いです。「どの犬種とどの犬種なら相性が良い」といった決まりはなく、どの犬種がきても上手に仲間として認識してくれますので、他のポイントを重視して選ばれると良いでしょう。

 


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