愛犬が椎間板ヘルニアに!
いざ手術が必要となったら高額な手術費用とリスク、そのあとにはリハビリの日々が・・・。
その手術とリハビリ、どのくらい費用がかかるものなのでしょうか。
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椎間板ヘルニアは手術だけでは終わらない
椎間板ヘルニアの場合、手術が必要になるケースも少なくありません。
CTやMRIなどの高額な検査、手術費用、全身麻酔や合併症のリスク・・・。
そうしたものを乗り越えても、「手術が終わったら即完治!」とはいかないのが椎間板ヘルニアです。
椎間板ヘルニア、その手術費用は20~50万
症状や動物病院によって費用が変わってくる、犬の椎間板ヘルニアの手術。
そのおおよその手術費用は、20~50万円ほどもかかるといわれます。
これはCTやMRIといった手術のための検査がそれぞれ3~5万円以上と高額なことだけでなく、入院期間が長いことも要因のひとつ。
手術後の3日程度は絶対安静、といわれる椎間板ヘルニアの手術。
その後自力でオシッコができるようになれば4~5日ほどで退院できるケースもありますが、数週間から1カ月ほどの入院を余儀なくされることも少なくありません。
アイペット損保が発表した2017年傷病ランキングでは、手術による治療費は椎間板ヘルニアがトップに。
その平均費用は40万円近い金額となりました。
飼い主さんたちからも、手術費用だけでなくその後のリハビリを含めた治療費も合わせると「新車が買えた金額」といった話がよく聞かれます。
手術後に待っているリハビリの方法と費用は?
手術後のワンちゃん自身の状態によって、マヒやマヒによって衰えてしまった筋力を維持・回復させるためのリハビリが、さまざまな方法で早い段階から行われます。
リハビリの方法には
- 水泳、水中ウォーキング
- ハーネスなどを利用した補助歩行運動
- マッサージ
- 温浴、鍼、お灸
などの方法があります。
筋力の回復のための運動によるリハビリ。
ワンちゃんの状態によっては、温浴やマッサージから始めて徐々に運動を取り入れていくという方法が取られることもあります。
歩行運動には補助ハーネスなどが用いられ、2,000円台からネットなどでも販売されています。
マッサージや鍼治療などは、1回あたりの金額は1,000~1,500円ほどなどそれほど大きくはないものの、長期化して通っているうちに10万円ほどかかったという人も。
また水泳やトレッドミルを利用した水中ウォーキングといった場合には、病院・施設や犬種によっても異なりますが、だいたい1回4,000円前後といったことが多いようです。
【水中トレッドミル】
リハビリを経験した飼い主さんたち
手術後は自力で立てず、温浴からゆっくりと
抜糸してからは、3日後あたりからリハビリに温泉浴(39度)を毎日10分
何日か続けて、慣れてきたころ、(お風呂の中で立てるようにはなったので)最初はお湯を少なめにはって、シャワーを背中に
調子よくなってきたので、次は、たっぷりのぬるい水を入れて、ライフジャケットをつけ
背の方を持ってあげると泳げるようになりました。(術後1ヶ月目くらいです)10分。
水泳の後は、お風呂を少なくして少しお湯を暖かくして、温泉浴プラスシャワーマッサージを続けていました。
ただ、肝臓の機能のこともあるので、水泳療法や温泉浴は、よく主治医の方と相談された方がいい引用「教えて!goo」
温浴から始めて少しずつ段階を踏んで自宅でリハビリを続けたという飼い主さん。
回復は難しい状況と獣医さんに言われていたなか、食事やマヒがある部分を温めたりといったことも行ったそう。
その後補助ハーネスなどを利用した散歩なども取り入れ、さらに1カ月後にはヨタヨタとながら少しずつ歩けるようになったとのこと。
ハーネスなども利用して散歩で少しずつ運動を
抱っこして色々匂いを嗅がせて、たまに地面に置いて、などなど毎日お散歩に行くのも良い
補助ハーネスがあれば、下半身を支えながら前足でお散歩も出来ます。
「歩きたい」「あそこの匂いを嗅ぎたい」etcという本能を刺激してみて
うちのダックスは4ヶ月とか歩けなかった時もあります引用「教えて!goo」
画像はミニチュアダックスですが、レトリバー種などの中・大型犬向けのサイズも。
価格は画像の商品でサイズによりますが2,500円前後となっていました。
車いすや補助ハーネスは老犬の介護用品として販売されていることが多い商品ですが、椎間板ヘルニアのリハビリでも活躍しています。
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リハビリ以外に気をつけること、再発の心配は?
再発防止には日ごろから負担をかけないことが必要
小さいころから高い所の乗り降り(飛び乗り飛び降り)はなるべくさせず、
ロープやタオルなどの引っ張りっこもしない方が良い
フローリングで走り回るのも×、太りすぎも良くない引用「hy2525deのブログ」
手術で回復しても再発が多いと言われるヘルニア。
小さいころから気をつけていた方が良いポイントは、そのまま再発防止として注意するべきポイントに。
特に階段の上り下りやベッドやソファへの飛び乗り・飛び降り。
フローリングなどの滑りやすい床なども、足腰への負担が大きいため再発防止には気をつけたいポイントです。
手術後には排泄周りのケアが必要に
手術直後にはマヒの影響から下半身に力が入りにくく、今まで排泄していたタイミングでできなかったり、トイレが我慢できずにトイレの失敗が続いたり。
歩けるようにまで回復してきても、なかなかオムツが手放せるようにならなかったという話もよく聞かれます。
そのほか、排泄自体はコントロールできるようになってきても以前と完全に同じようにはできないことも。
ヘルニアしてからトイレする時にお尻が以前のように上がらない
なのでビショビショになってしまうんだよ
トイレした後はお尻周りを拭いて上げなくてはいけないので毛はなるべく短い方が楽
ヘルニア手術後には、リハビリだけでなくこうしたこと工夫しながら乗り切っているワンちゃんと飼い主さんたちが多いようです。
ヘルニアの手術後はリハビリが重要
ヘルニアの影響で動かせない間に、驚くほど落ちてしまうという筋肉。
4本足で立てる、歩ける、走れる。
そのためには筋力を回復する手術後のリハビリがとても重要です。
手術費用やその後のリハビリのための諸費用となると高額にはなりますが、愛犬の生活や回復も大切。
ペット保険で備えておいたり、補助ハーネスなどのリハビリをサポートする道具を手作りしたり。
経験談なども参考に、上手に工夫して乗り切りたいですね。
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