ワンちゃんの成長に合わせて買い替えたり、季節によって使い分けたいと言う方もいるハーネス。
ネットでもペットショップでも、犬用ハーネスは種類もたくさんあるんですが、サイズやデザイン、お値段がイマイチ・・・となって買い替えそこなったりもしますよね。
そんなときはぜひ手作りで!
気に入った素材で愛犬にぴったりなハーネス、作っちゃいましょう!
この記事のコンテンツ
ハーネスの種類、いろいろ!
犬用ハーネスや胴輪、ひと口に言っても種類がたくさんあります。
手作りするときには、愛犬に合うタイプはどれなのか、自分にとって作りやすいものはどのタイプなのか?などから考えてみると良いですね。
胸当てタイプ
胸部分が広くクッションが入っている商品が多い、胸当てタイプ。愛犬がお散歩中に、強く引っ張っても気管を圧迫しないので、呼吸器が弱い犬やシニア犬に適しています。
バンドタイプ
幅のある布やチロリアンテープ、パラコードなどで手作りしている人もいるのが、バンドタイプ。レザー製の商品などもありますね。お洋服の上からでもつけやすいのが特徴です。
ベストタイプ
上半身を覆うベストタイプのハーネスは、見た目がお洋服のような可愛らしい商品が多く、衝撃を面で吸収してくれるので呼吸器の弱い犬や超小型犬・シニア犬にもおすすめ。
洋服一体タイプ
ベストタイプよりさらにオシャレ度アップなお洋服一体型。金具も目立たないようつけてある商品が多いのですが、そのぶん強度には欠けるのが難点。
介護用ハーネス
シニア犬や足腰にケガ・障害のある犬の歩行を助ける介助タイプのハーネスです。胴回やお尻など、負担を和らげたい場所にサポートするものなど、用途によって種類があります。
ベストタイプハーネスの作り方
種類があるハーネスですが、一見難しそうなベストタイプの作り方を分かりやすく説明してくれている動画を発見!
手元に今愛犬が使っているハーネスがあるな~、という人なら、即トライできるかも?!という内容です。
そこで、この動画での作り方をかいつまんでご紹介したいと思います。
ベストタイプハーネスの材料
ベストタイプのハーネスを作るための材料は4つです。
- 布
- バイアステープ
- Dカン(2つ)
- プラスチックバックル
これからご紹介するベストタイプハーネスの作り方では、身頃はすべて生地を二重にしています。そのため、用意する布は、作りたいハーネスの大きさの2倍を目安に用意すると良いでしょう。
まずは型紙を用意して裁断!
まず、元になるベストタイプハーネスがあれば、こんな風に2つ折りに畳んだ状態から型紙を取ることができます。
実際に型紙として使用するのは、画像左上の点線より右側の部分。これを前足を通す輪の部分の中心で2分割し、胸部分と両サイドのパーツに分解します。
型紙がとれたら表が内側になるように生地を二つ折りにし、胸の部分はこの折り目に型紙の青い点線部分を添わせるように型紙を合わせて2枚とります。
両サイドの部分も同じように2枚重ねの状態で2つとります。胸部分のパーツは同じものが2枚、脇部分のパーツは同じものが4枚です。どれも最終的に端はバイアステープで覆いますから、縫い代はとりません。
裁断したパーツを縫い合わせる
胸・両サイド、それぞれのパーツごとに両面が生地の表側になるように縫い合わせます。
3つのパーツが出来上がったら、それぞれを繋ぎ合わせる行程です。
前脚を通す輪の部分の辺と辺を縫い合わせて1つのパーツにしていきます。1枚目の画像のように合わせた状態で1回、つなぎ合わせた部分を寝かせて上からもう1回と計2回縫っておけば強度的にも安心ですね。
パーツの端部分をバイアステープで包む
ひとつになったハーネスのベスト部分。端と前脚を通す輪の部分をそれぞれバイアステープで縫い包んでいきます。バイアステープの端は1枚目の画像のように山形に切っておくと、縫いつけたときにゴロゴロするのを防げます。
マジックテープをつける
マジックテープを両端に合わせて、フワフワしている側が上になるように取り付けます。さらにマジックテープの端は1枚目の画像のように丸くカットしておくのも、愛犬の着心地のために大切です。
共布のベルト部分を作る
出来上がったベスト部分に、リードとつなぐベルト部分を作ります。
ベルトの幅の4倍×ベルトの長さの2倍の長さで長方形に切った生地を2枚用意し、1枚目の画像のように内側に折り込み長辺を縫います。
できたベルトを半分の長さに折り、まずDカンを通してその下を縫います。
次に2枚重なっているうち上側にバックルを通し、その下を縫います。
これを左右それぞれ同じ要領で作ると、ベルトのパーツ完成です!
ベスト部分にベルトを取り付けて完成!
出来上がったベルトの端を内側に折り込み、1カ所あたり2回ずつ縫って取り付けます(画像右上)。
マジックテープだから着脱のカンタンさだけでなく、着心地の調整もラクチンです。
ベルトを縫い付ける位置や向きは、愛犬のいつもの歩き方に合わせて少し後ろに倒すなどの調整をすると良いですね。
調整もアレンジも自在!手作りハーネス
今回はベストタイプのハーネスの作り方をご紹介しましたが、検索してみるとベストタイプに限らず手作りしている人がたくさん!
「ウチの子にはどのタイプのハーネスが良いんだろう?」と迷っている飼い主さんなら、手軽な材料でお試し用をいくつか作ってみるのも良いかもしれません。
ベストタイプのハーネスひとつとっても、使う生地の柄を変える以外にもアレンジが効きます。首回りに小さなリボンをつけてみたり、ちょっとした襟をつけてみたり。もしくは胴側にスカートのようにフリルをつけたりしてもかわいいですよね。
見た目・サイズともに愛犬にぴったりのオンリーワンなハーネスが作れたら、お散歩の楽しさも倍増ですね!
首輪タイプを愛用の場合には、こちらの作り方も参考にしてみてください。
スポンサーリンク