小型犬ながらも非常に活発で、かつては狩猟犬としても活躍していたビーグル。近年は室内で飼われることがほとんどですが、その分運動量が少なくなり、やや肥満気味の子もよくみかけます。そんなビーグルの平均体重はどれくらいなのでしょうか?また、子犬から成犬になるまでの体重の推移はどのようになっているのでしょうか?実際に飼っている方の意見も交えながら、調べていきましょう。
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ビーグルの平均体重は?
ビーグルは個々の大きさに差が大きく、13インチ(約33cm)から16インチ(約41cm)まで幅広く分けられます。体重は、7kgくらいから15kgくらいまでと言われています。13インチがペットとして飼われることが多く、15インチは狩猟用として作りだされたものです。
このうち13インチのビーグルは、体重が7~12kgが望ましいようです。同じ13インチでも、骨格などによって理想とする体重も変わってきます。
13インチビーグルの体重は?我が家には3才になるビーグルがいます。今までの健康診断では異常は有りませんが体重を少し落とした方が・・・と言われた事が有りました。現在は9キロです。
うちの娘(13インチビーグル)はもうすぐ10歳になりますが、体重が10.4kgで、太り気味です。獣医の先生と話をするとビーグルは食いしん坊で、ご飯やオヤツを与えただけ食べるので、うちの娘の体格ならば上限10kgを目安に与える量や運動をさせて管理してやる事が重要だと言われています。3才で9kgならば、標準ではないでしょうか?10kgを超えてくると、お腹周りのくびれが少なくなってきますから、1つの目安にはなると思います。食べるならば運動させる、運動を余りしないなら、与える食事量を少なめにするなど、飼い主が調整してやらないと、ビーグルはホントよく食べます。
うちにも13インチのビーグルちゃんがいます!約4歳半です。体重は11キロぐらいです><でも、獣医さんには普通だよ!っていう感じでいつも言われます!
引用:Yahoo!知恵袋
子犬から成犬になるまでの体重推移は?
実際にビーグルを飼っている方が、体重の推移をブログで紹介しています。2例挙げていますが、どちらも生後4ヶ月目までは同じくらいの体重で、その後少しずつ差が出てきているようです。
『成長記録』
【生後2ヶ月 … 体重:2.5kg】
【生後3ヶ月 … 体重:4.0kg】
【生後4ヶ月 … 体重:5.3kg】
【生後5ヶ月 … 体重:6.1kg】
【生後6ヶ月 … 体重:6.7kg】
【生後7ヶ月 … 体重:7.0kg】
【生後8ヶ月 … 体重:7.2kg】
【生後9ヶ月 … 体重:7.2kg】
【生後10ヶ月 … 体重:7.3kg】
【生後11ヶ月 … 体重:7.7kg】
【1歳 … 体重:7.7kg】
【そして現在 … 体重:8.3kg】
引用:キナコンブニッキ -ビーグルきなこ&こんぶのブログ-
生後2カ月 2.6kg
3カ月 4.0kg
4カ月 5.2kg
5カ月 7.0kg
6カ月 8.0kg
ちなみに、はなちゃんのお母さんはトライカラーで少し小さめ、お父さんは、10kgくらいのレモンビーグルさんです
引用:わが家のビーグルはなちゃん日記
犬の適正体重について
日清ペットフード株式会社のHPでは、犬の「適正体重」について紹介されています。これによると、健やかに育った犬の1歳頃の体重が、その子にとっての適正体重となり、生涯にわたる体重の目安となるようです。
その犬にとって理想的な体重のことで、犬が1歳の頃の体重(大型・超大型犬では1歳半~2歳)を基準とするのが一般的。ただし、1歳の頃にすでに太ってしまった場合は基準にはできない。
成長期はよほど偏った食生活を送らない限り、過剰に太ったりやせたりすることはないため、成長が一段落して成犬になったばかりのこの頃がその犬にとっての「完成型」で、一番理想的な状態だと考えられます。
年を重ねるごとに基礎代謝が落ちていくことは自然なメカニズムとして逆らえないので、1歳の時の体重から15%程度の増加までは正常の範囲とし、15%以上増加していれば肥満といわれます。
引用:日清ペットフード株式会社
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犬のボディコンディションスコア(BCS)とは?
犬の健康管理は、体重もひとつの目安になりますが、それ以上に「体型」を見ることも大切です。環境省のHPでは、目安となる体型区分が紹介されています。BCS1からBCS5まであり、それぞれ痩せ型~肥満に分類されます。それぞれの区分の体型が具体的に記されているので、これらを参考にしてみてもいいかもしれません。
【BCS1/痩せ】
肋骨、 腰椎、骨盤が外から容易に見える。触っても脂肪が分からない。腰のくびれと腹部の吊り上がりが顕著。【BCS2/やや痩せ】
肋骨が容易に触る。上から見て腰のくびれは顕著で、腹部の吊り上がりも明瞭。【BCS3/理想的】
過剰な脂肪の沈着なしに、肋骨が触れる。上から見て肋骨の後ろに腰のくびれが見られる。横から見て腹部の吊り上がりが見られる。【BCS4/やや肥満】
脂肪の沈着はやや多いが、肋骨は触れる。上から見て腰のくびれは見られるが、顕著ではない。腹部の吊り上がりはやや見られる。【BCS5/肥満】
厚い脂肪におおわれて肋骨が容易に触れない。腰椎や尾根部にも脂肪が沈着。腰のくびれはないか、ほとんど見られない。腹部の吊り上がりは見られないか、むしろ垂れ下がっている。
太りすぎると椎間板ヘルニアになる可能性も…
ビーグルは、もともと少し胴が長めなので、椎間板ヘルニアを起こしやすい犬種です。もともと運動量の多い犬種なので、重たい胴を支えながら運動を繰り返すと、足腰への負担がどんどん蓄積されていきます。その負担を軽減するためにも、あまり太らせすぎないように注意が必要です。
椎間板ヘルニアは比較的よく知られている疾患だと思いますが、体重管理がなされていないことも多いです。発症しやすい犬種を飼われている方は特に気を付けていただき、発症した場合はすぐに動物病院を受診してください。
引用:平井動物病院
体重は獣医さんに相談を
その子の理想とされる体重は、その子自身を見てみなければ分かりません。実際に獣医さんに見てもらい、骨格や体型、また過去の体重の推移から、その子の理想体重を教えてもらいましょう。
理想体重は一度獣医さんにご相談の上、確認された方がいいかと思います。特に2歳までは骨格も相当成長しますので、この時期のダイエットは骨格形成にも影響しますし、間違った方法でのダイエットは内臓疾患を招きかねません。肥満もマズイですが、間違った方法でのダイエットも後々大きな影響を与えます。太らせすぎず、かといって痩せさせすぎずの頃合を見定める為にも、獣医さんにご相談することをおススメする執事です。ちなみにちょびのダイエットは全て獣医の指導の下で行ってきたものです。同じ体高でも、筋肉質かどうか、骨格が大きいかどうかでも大きく理想体重は異なります。
引用:俺もやるぜっ!なビーグルちょび
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まとめ
ビーグルは、同じインチ数でもやはり理想体重には大きな差があり、一概に○kgがベストだということは言えません。そのため、きちんと獣医さんに確認してもらうことが大切です。太りすぎてもいけませんが、痩せすぎも栄養失調を招く恐れがあり、大変危険です。もし初めてビーグルを飼う場合は、体重をこまめに測ってチェックしておきましょう。
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