トイプードルの飼い主さんには暑い夏にサマーカットをしてあげる方も多いのではないでしょうか?
トイプードルのサマーカットについて、犬種の特徴とともにどのようなサマーカットの方法があるのかご紹介していきます。
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トイプードルのサマーカットとは
一般的なサマーカットの長さ
一般的にトイプードルのサマーカットというと3mmか5mmのバリカン刃を使用することが多いようです。ちなみに3mm刃だと毛の長さは大体6mmほどで、毛質や毛量にもよりますが皮膚が見える程度です。5mmだと1cm程度なので、仕上がりはバリカン刃の2倍程度と覚えておくとわかりやすいです。サマーカットだと一気に刈り上げて短くするため、実際に見てみると少し短く感じるかもしれませんね。
トイプードル毛質の特徴
トイプードルは大量の毛が一気に生え変わったり、換毛期がある犬種ではありません。他の犬種ほど抜け毛の多さに困る心配は少ないです。しかし、人間と同じように毛が伸びる犬種なので、何もせずに放ってしまうと大体月に1cmのペースでどんどん毛が伸び続けてしまいます。
また個体差もありますが毛がカールしているのが特徴のトイプードルは、毎日丁寧にブラッシングをしてあげないと、すぐに毛玉ができてしまったりと大変なことになってしまいます。
そのためトイプードルの飼い主さんは1ヵ月に1回、または2ヵ月に1回以上のペースでトリミングをしてもらう必要がありますね。
トイプードルがサマーカットをする必要性
日本の夏は気温が高いのとともに湿度も高いですよね。トイプードルの原産国はフランスやドイツと言われており、日本とは気候が違うため湿度の高さだけでも体調を崩しかねません。
更にトイプードルのように毛質が硬く、巻き毛となると他のワンちゃんより熱が体内にこもりやすくなってしまいます。
夏の暑い時期にワンちゃんが舌を出してハアハアとしているのを度々見かけますよね。
これは「パンティング」と呼ばれ、皮膚から効率よく汗をかけないかわりに行っています。そしてワンちゃんにとってこのパンティングは想像以上に体力を消費してしまいます。特に子犬だと、体温調節が成犬のように上手くできないので注意する必要がありますね。そのため、サマーカットが注目されているのです。
普段トイプードルのトリミングは月に1回を目安に行ってあげるのがいいとされています。暑い夏には普段より風通しがよい長さにカットしてあげることで体内に熱がこもってしまうのを防ぎます。その上もつれや絡みを防ぎ、毛玉にもなりづらくなります。夏の時期だからこそ、いつもとはちょっと違うサマーカットにしてみるのもいいかもしれませんね。
トイプードルがサマーカットをするデメリット
被毛は適度な長さがあることで、普段紫外線や直射日光から皮膚を守ってくれています。また被毛があることで、害虫や怪我などから身を守る働きもしてくれています。
トイプードルの場合は特に暑さに弱い犬種で、皮膚は人間と比べると角質層が薄く、外的刺激に大変弱くできています。そのため皮膚が見えるような丸刈りスタイルは飼い主さんから涼しそうに見えても、ワンちゃんにとってはそうでないこともありますので、きちんと判断した上でサマーカットをしてあげましょう。
もし短くカットしすぎてしまったら通気性のいい洋服を1枚着せてあげてくださいね。
サマーカットをご紹介!
アフロカット
出展:http://www.polytechnicum.org/
サマーカットの定番ともいえるアフロカット。足元をブーツカットにしてボリュームを出すことでアフロとのいいバランスを取ることができます。毛量がきちんと保たれた上で可愛らしいカットができますので、暑い夏の直射日光対策もばっちりです。
ひとつ難点があるとすれば、元の毛量が多くないとバランスのいいアフロを作ることができないということです。アフロヘアーは毛玉ができやすく目の上の毛も伸びるのが早いため3週間に1回のカットしてあげると形が保てます。
うちのトイプードルは毛量が多い!という飼い主さんにはおすすめですね♪
テディベアカット
出展:https://trimmingtown.jp/detail/artwork/9551/1143
アフロカットを少しなだらかにカットしたようなスタイルのテディベアカット。まるでぬいぐるみのような見た目から人気を集めているスタイルです。
クマちゃんのように鼻から口の部分が短いトイプードルがすると、よりテディベアのようになりおすすめです。
モヒカンカット
出展:http://www.funky-d.net/album/slender-mohi.html
ハードモヒカンからソフトモヒカンまで様々なタイプが存在するこのモヒカンカット。そのワンちゃんにあったモヒカンスタイルを楽しむことができます。他のトイプードルとの差をつけたい!個性がほしい!という方にぴったりですね。
ライオンカット
出展:http://trimming-fan.com/x_cut/pod/pod_018.html
たてがみを残してまるでライオンのようにする見た目から付けられたライオンカット。ライオンカットにするには実はちょっと大変です。サマーカットと言ってもカットした方の毛はある程度の長さを残さなければいけません。そのため、まずはたてがみをきちんとわかりやすくするために月1のトリミングお休みします。そしてカットしたあとでもたてがみが残るまで伸びたらライオンカットをしてあげましょう。
ラムカット
出展:http://dogcafe.jp/gallery/8862.html
サマーカットに限らず、トリミングの際のスタンダードとも言えるラムカット。トイプードルですと前述のカットにすることが多いですが、プードルはラムカットにしていることが多いですよね。口周りがすっきりとするカットのため、お手入れが楽になります。
サマーカットに挑戦した飼い主さんの体験談
引用サイト:http://dogloves.net/care/summercut.html
貧相な身体になってしまったようです・・・!足元と身体を同じ長さにしたところこのような形になってしまったようです。顔もビションフリーゼカットのように丸くしようとしたところ余計に目立って失敗してしまったようですね。
これはこれで可愛かったようです♪
※トイプードル以外の犬種の画像はこちらから
最初に出来上がりがどれくらい長さになるか写真などを見せてもらってからカットをすると失敗も少なるのでいいみたいですね。その他の体験談も面白いものが色々あるので目を通してからカットするのもいいですよ。
基本的に巻き毛なトイプードルはお手入れを行わないと毛玉になってしまい、あとで大変なことになってしまいます。ブラッシングはできれば毎日行ってあげるようにしてください。カットやシャワーを毎日行うとワンちゃんにとっては、ストレスになるばかりか皮膚の疾患の原因にもなってしまいますので適度に行ってあげるようにしましょう。
様々な種類のサマーカットを見ていきましたが、ワンちゃんによってはそのサマーカットができない・・・なんてこともあります。そのワンちゃんにあったサマーカットをしてあげて、暑い夏を乗り切ってくださいね♪
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