ワンちゃんとの暮らしの中で真っ先に必要に迫られるのが「トイレ」ではないでしょうか?
ネットを見ても本を見ても、トイレのしつけに悩む飼い主さんのお悩み相談・失敗談がたくさん。

そんなワンちゃんのトイレトレーニング事情を調べてみました。

みんなが悩む?!トイレのしつけ

管理人の知人で、愛犬のトイレトレーニングを「犬のしつけの最初の難関」と言った人がいました。
実際に「犬のしつけ」についてリサーチしていくと、トイレのしつけにまつわるお悩みや失敗談に驚くほどたくさん遭遇します。

それほどまでに世の飼い主さんたちを悩ませる、ワンちゃんのトイレ問題。ワンちゃんのトイレトレーニングはどうしたら良いのでしょう?

ノウハウについてのリサーチ結果をまとめてみました。

いつから始めたらいいの?

ワンちゃんのトイレトレーニングはいつから始めたら良いのでしょうか?
トイレのしつけに関するノウハウを掲載している本やネットを調べてみると、大抵「子犬のうちから」という記載がされていました。

ではなぜ子犬のうちなのでしょう?

ワンちゃんが赤ちゃんから大人へ成長していく過程の中で、新しいことや習慣を身につけやすい時期だから、という理由もあるでしょう。「三つ子の魂百まで」という考え方ですね。

ですが、トイレに関しては他にも理由が考えられます。それが、子犬のオシッコの頻度です。

体の小さな子犬のうちは膀胱も小さいのでオシッコをたくさん溜めておくことができず、大人のワンちゃんに比べてオシッコの回数も多くなります。頻度そのものは、「多ければ1日に10回以上」という話もあれば、「月齢+1時間が我慢できる限界」という話もあります。

仮に月齢+1時間ということであれば、生後3カ月のワンちゃんは、どんなに我慢しても1日のうち 6回!はオシッコをする計算です。

また同様の理由で、ウンチの回数も子犬のうちは成犬に比べて多いと言われます。

トイレの回数が多いということは、教えるチャンスも多いということ。

そのぶん覚えるまでは失敗もたくさんしてしまうでしょうが、「上手にできたね!」と褒めてもらうワンちゃんにとっての成功体験をより多く積み重ねられる時期でもあるのですね。よく考えれば、数多くの成功体験を短期間の間に積むことができると考えましょう。

トイレのしつけ、どうやって教えたらいい?

ワンちゃんのトイレトレーニングの方法をリサーチしていて見かけたノウハウにはこんなものがありました。

  • あちこちにシーツを敷いておき、だんだんシーツの数を減らして 1カ所に絞る
  • 寝床とは別にサークルなどで囲ったトイレスペースを作り、そこで排泄する習慣をつける
  • 寝起き、ごはんを食べたあと、運動のあと、といった排泄タイミングを把握し、タイミングよくトイレに行かせる
  • トイレに決めた場所で「ワンツー・ワンツー」「シーシー」など指示語を決めておき声をかける
  • 失敗しても叱らない、成功したらオヤツをあげるなどしてよく褒める

「ワンツー・ワンツー」「シーシー」といった指示語は、特定の音(指示語)と排泄をワンちゃんの頭の中で結び付けるところにポイントがあるようです。

確かに、尿意や便意をもよおしたワンちゃんをトイレへ連れて行き、「ワンツー・ワンツー」などの声かけで「さぁオシッコ(ウンチ)するんだよ」と教えてあげられれば、「この場所に来た」「排泄をした」という 2つが頭の中で結びつき「ここで排泄をするんだ」と覚えてくれそうですね。

また、「失敗しても叱らない」というのは、失敗して叱ってしまうとワンちゃんの中で誤って結びついてしまう可能性があるからです。「排泄をすると叱られる」と間違って覚えてしまう危険があるのだとか。こうなってしまうと、飼い主さんから見えないところでオシッコをしてしまったり、見つからないように食糞してしまうようになることも。

トイレトレーニングのノウハウのリサーチでは、この「失敗しても叱っちゃダメ!」というお話が大変よく聞かれました。

どんなふうに褒めればいいの?

ワンちゃんが上手にできたら、どのように褒めてあげれば良いのでしょうか。

大きく分けると「よしよし」や「いい子ね」などと声をかけて撫でる、オヤツをあげる、という2パターンになるかと思います。

飼い主さんに笑顔で「よくできたね!えらいね!」と撫でてもらうのも、おいしいオヤツがもらえるのも、ワンちゃんにとってはとてもうれしいことですよね。また、ほめる時はやや大げさに、大きめの声でほめてあげるのがコツだそうです。

とはいえ、声をかけて撫でるにしてもオヤツをあげるにしても「加減」と「タイミング」も重要なようです。
オヤツなどは特に、与えすぎになれば肥満や偏食の原因になり、飼い主さんの悩みのタネを自ら増やしてしまう結果に・・・。

そこで、オヤツ以外にワンちゃんが喜ぶことをしてあげましょう。

オヤツのほかにもワンちゃんにとってごほうびになる「いいこと」はあります。お気に入りのおもちゃで一緒に遊んだり、お散歩に行くことも、ワンちゃんにとってはうれしい「いいこと」なのです。

排泄が上手にできた!ほめてもらえた!一緒に遊んでもらえた!!

ワンちゃんの成功体験として、刻まれるのですね。

どうしたらいいの?みんなの経験談

いかに多くの飼い主さんが愛犬のトイレのしつけに悩んでいることか、と感じさせられるワンちゃんのトイレ問題。質問サイトなどを見れば、驚くほど多くの質問や相談が溢れています。

その中から失敗談、成功談をご紹介します。

叱ったばっかりに・・・

・最初は、怒った声で「ダメでしょ!!ここにしちゃ!!」と言い、消臭剤で拭き取ります。ちゃんとできた時はほめました。
・鼻を押し付けて叱りました。

叱ると、椅子の下に入って隠れてみたり、少し吠えたりします。
怒られてることはわかってると思うのですが、なぜ怒られてるのかがわからないようです。
お散歩に出掛けても外でせず、家に帰ってくると、まっ先にトイレ以外の場所にしてしまいます。
回数も多く、その度に気にかけていないといけないので、とても疲れます。
どうしたら、トイレで用を足すことができるのでしょうか。

室内で出すと、どこでもオシッコもうんちもしてしまいます。特に見えない場所、お風呂場、キッチンのすみませんなどで。
(中略)
最初は怒ったほうが良い!と聞いて怒ってたんです。でも、逆効果だと言われて辞めたらやりたい放題になってしまいました。

トイトレでへとへとです。
1からやり直すつもりでいます。教えてください(涙)

質問に回答された方の中のお話にもありましたが、叱ったことによって「じゃあ一体どこですればいいの?」と混乱してしまったり、排泄自体を「悪いこと」「叱られること」として覚えてしまうパターンですね。

また、1つめのお話の場合には、「何が悪くて」叱られたのかが分からないまま「叱られるのイヤ!怖い!」というところだけがワンちゃんの中にしっかりインプットされてしまったようです。

ワンちゃんは賢いので、人間の意図しないこともすぐに覚えてしまいます。ワンちゃんが間違ったように覚えてしまったとしても、そう教えてしまった、誤解させてしまっているのは人間なのです。

我が家ではこうして大成功!

今度は反対に、成功している方の体験を見てみましょう。

ゲージから出す時はトイレサークルに入れて「シーシー」とか「ワンツーワンツー」など決まった声かけをします。
明るく、静かな声で声かけします。
オシッコするまでずっと声かけします。

オシッコしたら優しく褒めてご褒美をあげます。
(中略)
褒めてから遊ばせます。 約15分間隔くらいでトイレに連れて行き、同じようにオシッコをさせます。

トイレに行き時は抱っこではなく誘導するようにした所、なんともう!自らトイレに行くようになりました!

ワンちゃんの月齢にもよりますが、「外敵から身を守るために自分のテリトリーで排泄をしない」という習性に合わせて、寝床(ハウス)とトイレを場所を離して用意してあげているんですね。

また、ワンちゃんが自ら歩いてトイレに行くように誘導し排泄させてげることがコツのようです。

トイレのしつけは根気よく!

うまくいかないと飼い主さんにもワンちゃんにもストレスが溜まりそうなトイレのしつけ。

人間だって、おねしょをあまりしない子もいれば、大きくなるまでしてしまう子もいます。それでも大人になれば誰もおねしょをしていません。ワンちゃんも、その子によっいろいろですが、いつかちゃんとできるようになります。

できるようになってきてからも、指示語による声掛けなどを習慣として続けた方が良いとするお話もありました。

愛犬と末永く快適に暮らしていくためにも、根気よく頑張りましょう!

 

 


スポンサーリンク

 

関連記事