突然体をのけぞらせて四肢を激しく動かしたり、悲鳴のような声をあげたり。
愛犬の痙攣を目の当たりにしたら、特に初めての場合はパニックになってしまいますよね。

犬の痙攣の原因はさまざまあり、痙攣自体が原因で命を落とすことはそうないとは聞きますが、一体どのような原因があり、そのときどう対処すれば良いのでしょうか?

愛犬が突然痙攣をおこした?!

”今日の朝、犬にゴハンをあげようとしたら、犬の様子が変”
”歩けないし、全身が震えている”
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/2250609.html
引用「教えて!goo」

いつものように迎えた朝、愛犬のこんな様子があれば驚きますよね。
慌てて動物病院へ駆け込むにしても、今すぐにも死んでしまうのではないかと気が気ではありません。

痙攣を起こす原因としてよく思い浮かべられるもののひとつには、てんかん。
そのほかにも不整脈やヘルニアが原因となっているケースなど、さまざまな原因が考えられます。

”掃除機の音やドライヤーの音で急に震えだし、その後ふらふらと千鳥足のように”
”時間にして2,3分で治まり”
”嘔吐や下痢はなく、震えていてもごはんを欲しがります”
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13162007953
引用「Yahoo!知恵袋」

掃除機やドライヤーの音、雷などはワンちゃんの苦手な音として知られていますよね。
そうした音への恐怖から痙攣をおこすワンちゃんもいます。

突然の痙攣発作、特定の状況で引き起こされるもの、継続的に現れるものや、泡を吹いたりといったほかの症状をともなって現れるもの。原因も多岐にわたりますが、そのぶん見られる症状の特徴もさまざまあります。

深刻な病気が原因となっている場合もありますが、老犬では筋力の衰えによって起きる痙攣もあります。
ワンちゃんたちの痙攣はどんな原因で引き起こされ、病院へ行くまでの家庭での応急処置など、どうしてあげれば良いのでしょうか?

犬が痙攣発作を起こす原因となりうるものはなに?

”電解質異常・てんかん・脳の炎症・水頭症・中毒・腫瘍、比較的メジャーな原因でもこれだけ”
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/8582162.html
引用「教えて!goo」

ワンちゃんたちが痙攣をおこす原因にはさまざまな理由が考えられます。

  • てんかん
  • 心臓病
  • 脳腫瘍
  • 門脈シャントなど肝臓の病気
  • 何らかの中毒症状や感染症
  • 低血糖、高血糖
  • 電解質異常
  • 熱中症
  • ストレスや恐怖によるもの

このほかにも、痙攣を引き起こす原因となる病気はたくさんあります。
熱中症などではそれ自体というよりも、その後の脱水症状などによる全身状態の悪化によって引き起こされることがあるようです。

ワンちゃんの痙攣で真っ先に疑われることが多いのが「てんかん」。
てんかんの場合、脳炎や脳腫瘍などによる症候性てんかんと呼ばれるものと、見た目上そうした異常が認められない特発性てんかんに分けられます。

てんかんによる痙攣の多くは、前触れとして落ち着きがなくなったり不安な様子でウロウロしていたりという様子が見られることがあります。

また、すい臓に問題がある場合や低血糖の症状として痙攣が見られたり、毒素が肝臓で分解できずに全身を巡ってしまう門脈シャントなどの病気が原因となっていることもあります。

感染症による例では、ジステンパーウィルスが脳神経や脊髄の神経細胞に侵入することで痙攣を引き起こします。
そのほか薬品に限らずネギ類などの食べ物による中毒でも痙攣をおこすことがあります。

痙攣をおこした愛犬への対応、応急処置などは?

痙攣発作を起こしたときは、人間でも犬でも周囲に対しては「まず落ち着くこと」が求められますね。

その「落ち着くこと」がそもそも難しい、という状況でもあるのですが、痙攣についてや対処方法を知っておくことが状況を悪化させることなく対応ができる助けにはなるでしょう。

痙攣発作とはどんなもの?

痙攣とは、不随意に筋肉が激しく収縮している発作を指します。
具体的にはどのような症状が見られるのでしょうか。

意識がない、全身がのけぞるように突っ張っている
突然意識を失って倒れてしまい、体をのけぞらせるように突っ張る強直痙攣と呼ばれるものがあります。
こうした状態で激しい震えがみられることがあります。

足など部分的に痙攣する
筋肉がこわばったりゆるんだりを繰り返す間代痙攣と呼ばれるものがあり、四肢が伸びたり縮んだりという動きを繰り返します。

このほかにも、これら2つの痙攣発作の特徴をあわせ持つ強直間代発作と呼ばれるものもあり、連続して痙攣がおきる場合あります。

また、意識がなくなるほかには、泡を吹くことがあったり呼吸が10~30秒ほど止まってしまう、口をパクパク動かす、失禁や嘔吐、ヨダレが大量に出るといったケースもあります。

治まった後にしばらく興奮状態で動き回ったり、ふらつきなどが見られることもあります。

 

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愛犬が痙攣をおこしたときにはどうすればいいの?

「まずは落ちつくこと」と言われますが、これは痙攣をおこしている犬の神経を刺激し状況を悪化させないことと、痙攣の状況を把握する必要があることが大きな理由になるでしょう。

愛犬が痙攣をおこしたら、大きな声や音を立てたり体を押さえたりせず、なるべく刺激しないように気をつけ、痙攣の状態やほかに出ている症状があるのかを確認しましょう。

また、発作がどの程度の時間続いたのかを把握しておきましょう。

てんかんの場合は痙攣発作は数分と短いこともありますが5~10分と比較的長時間続くことが多いようです。
一方で、心臓発作が原因となっている場合には2~3分と短い時間で治まることが多いという話もあります。

どのような状態で、どの程度の時間痙攣発作が続き、治まったあとにどのような様子が見られたのか。
これらは動物病院へ連れていったときに診断のためには大切な情報です。

可能であれば発作を起こしたときの様子を動画で撮影しておくと、より正確に伝えることができますね。

 

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様子を確認するほかに必要になる対処とは?

基本は刺激を与えないことですが、嘔吐があれば吐いたものが喉に詰まることがないよう顔を横向きにしてあげる必要があったり、毛布などに包んで抱いてあげた方が落ち着く子もいます。

また周囲のものをどけたりクッションなどを近くに添えてあげたりとケガを防ぐ対処が必要になることもあります。

”1. 犬の周囲にあるものをどける(思わぬケガを防ぐためです)”
”2. 噛まれる可能性があるので、呼吸不全をおこしていないかぎり口は触らない”
”3. 口に触れなくてはいけない場合は奥歯にものを噛ませる”
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/211891.html
引用「教えて!goo」

”(全身痙攣なら)クッションやバスタオル等で全身をくるみ、二次的な怪我を防ぐ”
”(口から泡をふく)泡をぬぐい気道をふさがないように注意する。”
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/8582162.html
引用「教えて!goo」

ほかには痙攣発作を起こしている状態やそれが治まったあと、愛犬がぶつかったりしたものが落ちてきたり倒れてくる可能性もあります。
痙攣発作を起こしたときには、愛犬や飼い主さん自身を含む周囲の安全に気を配る必要がありますね。

もしも痙攣をおこしても、極力冷静な対処を

突然おきる、愛犬の痙攣。
慌てるなという方が無理な話ですが、大声で呼びかけたりと刺激してかえって事態を悪化させることになってもいけません。

まずはしっかりと様子や痙攣発作の治まるまでの時間を確認し、痙攣が落ち着いたら早めに動物病院へ連れて行き、原因を突き止め必要な治療が始められるようにしましょう。

 

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