ワンちゃんを飼い始めたら散歩のあとのシャンプーは付き物ですよね。しかし子犬を飼い始めたばかりではいつからシャンプーをしていいのかわからない方も多いはず。
今回はシャンプーはいつからし始めることができるのか、またフレンチブルドッグならではのお手入れ方法の違いをご紹介していきます。
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はじめてのシャンプー
シャンプーはいつからできる?
ワンちゃんにとってシャンプーは欠かせないものですが、子犬を飼い始めてすぐにシャンプーをしていいというわけではありません。
時期としては全てのワクチンの接種が終わった3ヵ月~4ヵ月頃を目安にしましょう。最後のワクチンを打ってから3日~1週間程空けてからのシャンプーデビューがベストです。ワクチンを接種する前の時期ではまだ体力や免疫力が低く無防備な状態のため、シャンプーにより風邪を引いてしまったり体調を崩してしまう可能性があります。
シャンプーができるようになるまではケアをしっかりする
シャンプーができるようになる前でも子犬の身体は汚れたり、毛玉ができてしまうことがあります。それを防ぐためにもこまめなブラッシングを欠かさないようにしましょう。フレンチブルドッグの被毛は柔らかいため、基本的には簡単なブラッシングを毎日5分程度やれば十分です。こまめにブラッシングをしておけば換毛期にも、抜け毛が少なくてすみます。また、汚れを取るために36度前後のお湯につけた蒸しタオルで身体を拭いてあげるのも効果的です。
初めてのシャンプーの前に
シャンプーができる時期になってもすぐにシャンプーをせず、周りのものに慣れさせていきます。まずは浴室に連れて行き、浴室自体に慣らしてあげたり、シャワーやドライヤーなど道具を見せて警戒心を解き、道具に慣らしておくことも大切です。
シャンプーをする頻度
シャンプーには皮脂汚れや臭いを落とすだけでなく、ノミ、ダニを取り除いたり皮膚病予防の役割もあります。フレンチブルドッグは短毛で皮膚が薄いため、他の犬種と比べるとシャンプーの回数は少なめです。通常であれば2週間に1度、夏場は1週間に1度のシャンプーが必要となります。しかしフレンチブルドッグは2週間~2ヵ月に1度のペースで問題ありません。夏場であれば汚れが溜まりやすいため2週間に1度、その他の季節は個体差に合わせて1ヵ月~2ヵ月に1度を目安に行ってあげてくださいね。
シャンプーのしすぎには注意
前述しましたが、フレンチブルドッグは比較的シャンプーの頻度が低い犬種です。綺麗でいてほしいから毎日シャンプーをしたい!という方もいるかもしれませんが、シャンプーのし過ぎはワンちゃんにとって逆効果の場合もあります。あまり洗いすぎると、皮膚に元々ある皮脂の中でも必要な分まで洗ってしまったり、かえって被毛や皮膚を傷つけてしまい、免疫力が低下してしまう恐れもあります。そのためシャンプーの頻度は目安を元にそれ以外のときは蒸しタオルで汚れを拭き取る程度に留めておきましょう。
また、体調が悪かったり、皮膚病となってしまったときもシャンプーは避けてあげてくださいね。
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シャンプーをする手順
用意するもの
シャンプーをする前に事前に使うものを用意しておきます。使う道具は以下の通りです。
・シャンプー…短毛種用の商品が販売されているのでそれを選びます。
・バスタオル…フレンチブルドッグは皮膚が薄いため、柔らかい布地の物がベストです。
・ドライヤー…犬用のでも人間用でもどちらでも構いません。
シャンプーの仕方
シャンプーをする際のシャワーの基本温度は35度~38度程にします。人が触るとかなりぬるく感じる程度で十分です。
初めにシャワーを全体にかけていきます。このときシャワーヘッドはできるだけワンちゃんの身体に近づけて行い、水量は弱めにしておきましょう。
顔にシャワーを当てる際は耳にお湯が入らないように押さえてあげてくださいね。また、顔に水がかかるのを嫌がるようならシャワーから直接ではなく、手やスポンジで少しずつ濡らしてあげましょう。
全身を濡らし終えたらシャンプー剤を直接ではなく、手の上で薄めて身体全体を泡立てるように洗います。爪を立てると皮膚が傷つく恐れがあるので手のひらでマッサージするように行います。顔を洗う際は目にシャンプーが入らないように気を付けるとともに、顔のしわを広げながら、汚れを残さないように洗ってあげます。
全身をすすぐ際にはシャンプーが残らないように十分にすすいでください。しわのたるんでる付近は泡が残りやすいのでぬめりがなくなるまでしっかりすすいであげましょう。
乾かし方
まずはタオルでしっかりと水分がなくなるまで拭いていきます。強くこすりすぎはNGであくまでも優しく乾かしてあげてください。十分に乾かしたら次はドライヤーを使用して乾かしていきます。ドライヤーは弱のモードで30cm程離して当てていきます。ブラッシングをしながら隅々の毛までしっかり乾かしてください。濡れている部分があると風邪を引いてしまったり、皮膚病の原因にもなりますので注意してください。顔は正面から当てず、風が目に当たらないように頭の上の方から乾かしてあげてくださいね。
肛門絞りをする
フレンチブルドッグは肛門の辺りに分泌物がたまりやすく、放っておくとうんちが出づらくなったり、化膿してしまうことがあります。個体差はありますが、1ヵ月に1度は行う必要がありますので、シャンプーのタイミングで身体を洗い始める前に肛門絞りから行ってあげましょう。
やり方としては、肛門の下の部分の時計で言えば4と8の位置につまむように指をあて、下から上に向かって絞り出していきます。簡単な動作ではありますが、無理に絞ろうと力を強く入れてしまうと肛門付近を傷つけてしまう恐れがあります。また、お尻付近はワンちゃんにとってもデリケートな部分ですので、触られるのを嫌がる場合もあります。そのようなときに無理やり行ってもワンちゃん自身のストレスとなり、シャンプーや飼い主さんに触られることを嫌がるようになる可能性もあります。うまくできない場合には無理にやろうとせず、トリマーさんや獣医師さんにお願いして絞ってもらうようにしましょう。
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フレンチブルドッグのシャンプーの方法を見ていきましたが、いかがでしたでしょうか?シャンプーデビューのタイミングやそれまでのお手入れ方法などは、ほとんどの犬種で共通しているものです。中でもフレンチブルドッグでは細かいところで他の犬種とは違う部分もありますので、そのようなポイントをしっかり押さえておくことが重要です。
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