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シャンプー自体はそれほど嫌がらず、いい子で洗われてくれるのに、なぜか顔を洗われると気づくやいなや大暴れ!
そんなワンちゃんも珍しくはないようです。

「顔だけはイヤ!」

そんなワンちゃんは、どうしたら克服できるのでしょうか?

克服できる?顔のシャンプーいやいや!

洗ったり乾かしたりという中で、飼い主さんとの触れ合いが増え、シャンプー大好き!というワンちゃんもいます。
「お風呂入ろう!」と声をかけただけではしゃぎだすというワンちゃんもいます。

一方で、シャンプー自体を嫌がるワンちゃんもいますね。
同じように「お風呂入ろう!」と声をかけた途端、猛然と逃げ出し、シャンプー前は毎回追いかけっこでヘトヘト、という飼い主さんも。

また、シャンプーは好きだけれど、顔を洗う時だけは「それはイヤ!」と大騒ぎするワンちゃんもいます。

”顔以外は体、耳も頭も嫌がらず大人しく洗わせてくれます”
”ただ、目から下をシャンプーで洗おうとするとガウガウ”
”それでもシャンプーを続けると噛んできます”

これ、困りますよね・・・。
せっかくマメにシャンプーなどしていても、洗わせてくれない以上、全体的にはキレイなんだけど顔だけ汚い・・・ということに。
シャンプー後でも、洗わせてくれないから顔だけクサイ・・・と悩む飼い主さんも。

シャンプーでは、ワンちゃんも体力を消耗しますが、飼い主さんだってラクなわけではありません。

せっかくシャンプーするからには、全部キレイにしたい!
シャンプー嫌い、特に顔を洗うのがダメ!というワンちゃんには、何か良い克服方法などないのでしょうか?!

「顔だけはイヤ!」その原因はどこに?

特に「顔だけは!」と嫌がるワンちゃん、まずは原因を探ってみましょう。

犬はもともと水が嫌い?

ワンちゃんたちが水を嫌がる・怖がるという理由には犬種による得意・不得意という問題もあるようです。

もともと湖や川などで猟犬として活躍していた犬種は水が好きな傾向があるとのこと。

飼い主が打ち落とした獲物を泳いで取りにいくことを仕事としていた、そのために開発・改良されていった歴史をもつ犬種では、比較的水に対する抵抗感はないワンちゃんが多いのだとか。

同じように猟犬として活躍してきた犬種でも、地上で活躍してきた犬種では水が苦手なワンちゃんが多いようです。

地中を潜ったり穴を掘ったりといったことは得意ですが、相手が水となれば話は別!とばかりに苦手とするワンちゃんが多い傾向にあるそうです。

少し変わったところでは、柴犬はとにかく水が嫌い!という説。
もともと日本犬は外で飼われてきており、水に濡れると体温が下がり命の危険があるために嫌がる性質があるのだとか。

柴犬の飼育に関して解説している本やウェブサイトで見かけることのある話なのですが、そのために飼い主さんには無理に自分でするのではなくサロンに任せた方が良いとするものまでありました。

実際にその根拠がどこまで信憑性のあるものかは定かではありませんが、お宅のワンちゃんはどうでしょうか?
思い当たるところ、ありましたか?

シャワーが怖いんです!

顔に限らずシャンプー自体を嫌がるワンちゃんによくある「嫌がる理由」として、「シャワーが怖い」というものがあります。
シャワーの音や刺激に対して恐怖心を抱いているんですね。

水温・水圧、またどこから順番に濡らしていくかなどにもよりますが、自宅でシャンプーをする飼い主さんの多くが気を付けているポイントです。

また、最初のうちにシャワーの音などでびっくりしたことがトラウマのようになって嫌っている子も。
少しずつでも、怖くなくして行ってあげられれば克服できるかもしれませんね。

特に顔は、耳や鼻に水が入るのがイヤ

シャワーを顔に正面や上からかけられると、ワンちゃんにとっては恐怖となることが多いよう。

人間でも、突然顔に水をかけられたらビックリしますよね。
ワンちゃんにとっては、「突然何かが襲ってきた!」という状況なのかもしれません。

ましてそれが耳や鼻に入ってしまったら・・・。
これで驚いてパニックになったり、以来「顔に水をかけられるのはイヤ!」と大嫌いになってしまうワンちゃんも少なくないようです。

克服法と気をつけるべきポイントは?

「顔だけはイヤ!」と言われても、顔だけ洗わないわけにも行きません。
顔だけは洗うのではなく濡らしたタオルでマメに拭いたりブラッシングしたりといった方法も取れますが、できればシャンプーのときにちゃんと洗わせてほしい!

克服する方法はあるのでしょうか?

濡らす順番や方法は大丈夫?

シャワーが苦手だったり、顔だけはというワンちゃんにとっては、顔から濡らされるのは恐怖そのもの。
まさに「突然なにかが襲ってきた」という状況です。

「顔だけは!」というワンちゃんも、ほかは平気なのではなく、「ほかは何とか我慢できるけど」ということも少なくないようです。

そんなことにならないよう体を濡らす順番は、足先からお尻、胴体など顔に遠いところから徐々に濡らして行くのが良いというのがよく言われる方法です。

また、シャワーの水温や水圧にも注意が必要です。
勢いが強すぎたり、温度が高すぎたり低すぎたりすれば驚いたり不快に感じたりすることもあります。

シャワーは 37度前後のワンちゃんの体温より少しぬるいくらいの温度で、シャワーヘッドを直接体につけるくらいに近いところから弱い水圧でかけてあげるのが比較的落ち着いていられる方法です。

心当たりがあるようなら、体から顔に向けて濡らして行く際、ワンちゃんが既に必死で我慢しているという状態よりは、その段階から怖がらず落ち着いていられるように気をつけてあげることで、顔を洗うハードルを少し下げられるかもしれませんね。

とにかく顔だけは!ということなら

体を濡らすことや洗うことにはまったく問題のないワンちゃんでも、かたくななまでに「顔はイヤ!」ということはありますよね。

顔を洗う方法としては、何もシャワーでかけるだけではありません。
手やスポンジで水をかけるといった方法でも十分に可能です。
水を含ませたスポンジを押し当てて流す方法を説明している動画がありました。

大暴れだったワンちゃんが、驚くほどおとなしく出来ていますよ。

顔のシャンプーをする方法自体としては、耳や頭といった体側から始め、あご下から口元、目元へと進んでいくのがやり易いよう。
顔のシャンプーが嫌いということであれば、最初は濡らすところまで、次に頭や耳の辺りまでなど、段階を踏んで慣らしてあげても良いですね。

恐怖の原因を取り除けば、顔のシャンプーは克服できる?

ワンちゃんが顔のシャンプーを嫌がる原因の大きなところでは、シャワーで水をかけられることへの恐怖や、以前にそれで怖い思いやイヤな思いをしたという記憶によるところが大きいよう。

やり方ひとつで、「あ、平気。」となることもあります。
困ったワンちゃんの顔のシャンプー嫌い、克服してサッパリしたいですね。


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