食パン模様のかわいすぎるコギケツ!
でもあのお尻には、秘密がありました。
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おしりがたまらなくキュート!コーギー犬の後ろ姿
胴長短足のコロンとした体形、賢くて飼い主に忠実、オットリしていそうな見た目とは裏腹に実は非常にアクティブな遊び好きな性格。可愛いのは顔だけでなく、「食パン」「コギケツ」と呼ばれるあのお尻!
うちのコーギーのお尻を眺めていたら、もうこれにしか見えない。 #コーギー #栗饅頭 pic.twitter.com/qugsphZO6J
— 便利屋アルファ (@benriya_alpha) 2017年11月17日
コギケツ・ラヴ。まさに Creazy for コギケツ。
大人のコギケツがこれだけかわいいなら、小さい頃のコギケツはさぞや・・・と思ってコーギーの子犬の写真を見てみた人なら、「ん?!しっぽがない」と不思議に思った人もいるはず。あっても短いものだと思っていたしっぽ、長くありませんか?!
そういえばという感じでよく思い出してみていただくと、大人のコーギーでも、立派な長いしっぽの子もいますよね。コギケツには・・・もとい、コーギーには、しっぽのある子とない子がいる?!
実は2種類に分かれているコーギー犬
コーギーといえば、白と茶2色のこんがり食パン配色のウェルシュ・コーギー・ペンブロークの姿が思い浮かびますよね。
しかしコーギーにはもう1種類、黒い毛をもつ3色配色のウェルシュ・コーギー・カーディガンがいます。
もしかすると、ウェルシュ・コーギー・カーディガンは見たことがないという人もいるかもしれません。というのも、JKC(ジャパン・ケネル・クラブ)の登録頭数でも、ペンブロークは2017年で5,283頭のところカーディガンは56頭とごくわずかなのです。この日本で見ることの珍しいカーディガンたちには立派なしっぽがあり、毛の色だけでなくしっぽの有無でも種類を見分けることができます。といっても、よく見かけるペンブロークたちも、カーディガンと同じように長いしっぽをもって生まれてくるのです。
そりゃそうですよね、犬のしっぽはやっぱり本来長いものだったんです。喜怒哀楽の読み取れるしっぽは、ワンコの気持ちを読み取るバロメーターにしている飼い主さんもいますからね。
なぜ大人のペンブロークにはしっぽが無いの?
本来なら長いはずのペンブロークたちのしっぽ、イギリスでの古くからの習慣により生後わずか一週間程度で切り落とされています。一方でカーディガンには断尾の習慣はないため、同じコーギーでもしっぽは生まれながらの長いまま。
断尾の理由には諸説あり、牧羊犬としての役目を果たすうえで長いしっぽを牛に踏まれたり、しっぽを踏まれて転んだところを更に牛に踏まれてしまうという危険を回避するためだというものもあります。
そのほかには
・かつてイギリスには犬にしっぽがあることでかかる税金があり、その税金対策として断尾が行われてきた
・キツネと間違われて駆られないため
・しっぽにフンがついて不潔になるのを防ぐため
・単純にしっぽがない方がかわいいと売れ行きが良かったため
なんていう理由もあります。
コギケツに隠された痛々しい事実
犬の断尾方法には、メスやハサミで切り落とす方法のほかにハンディング法と呼ばれる方法があり、生まれたての子犬のしっぽを輪ゴムなどできつく縛って人為的に血行障害を起こさせ壊死させることでしっぽを切り落とします。
生後間もない子犬のうちは神経系統が未発達なために痛みを感じないとも言われますが、人間にも同じようにできますか?仮に本当に子犬たちが痛みを感じていないとしても、なんとも心が痛い話ですよね。
現在の日本での対応はどうなっているのかといえば、日本国内で販売されているコーギーはほぼ間違いなく断尾済みなのだとか。原産国であるイギリスでは、1993年に「素人による断尾は禁じる」という法律はできたものの、断尾そのものを禁じてはいません。日本に入ってくる犬の大半はアメリカ産だとも言われますが、そのアメリカでは特に断尾に関する規制はありません。
日本でしっぽのあるコーギーを入手するには、ブリーダーさんに直接、子犬の産まれる前からお願いしておく必要があるとまで言われるほど当たり前に切り落とされてしまうコーギーのしっぽ。断尾の痛みからトラウマを抱えたり、断尾による感染症などで死に至ることもあるともいわれます。
本当なら、気の合うコくらいでいいはずの子犬選びでそんなお願いしなくちゃなんて、なんだかな・・・です。
>子犬の選び方、コーギーならではの着目すべきポイントはどこ?
あのかわいいコギケツの、心が痛くなるような秘密。今となっては愛玩犬としてかわいがられているコーギーたちですから、牧羊犬としての理由がないのならなおさら、幼い子犬たちの心身の負担を思えばいつか断尾の習慣がなくなったらと思わずにはいられません。
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