最近、ハンドメイドの流行りと共に、かぎ針編みで編みぐるみを作る方も増えてきました。
編みぐるみと言うと、一見難しそうに見えますが、やってみると意外と簡単です。中に綿を入れてまさにぬいぐるみのようになるので、人間用のおもちゃとしても使えますが、ワンちゃん用のおもちゃとしてもぴったりです。
手作りなので、中に音のする鈴を入れたり、いい匂いのするものを入れたりと、自分なりに工夫して愛犬を喜ばせることができるのもいいですよね。
投げるもよし、噛んで遊ぶも良しの骨型の犬用おもちゃ、初心者さんでもできる編み方を解説します。
犬種を問わず遊べる愛犬のおもちゃを手作りしよう!
ワンちゃんのおもちゃに、かぎ針編みで作る編みぐるみで、とってもかわいいものが簡単に手作りできます!
使う毛糸の太さによって出来上がりの大きさも調整できますし、好みの糸やカラーを使うことができるので、「市販のものは色や雰囲気が好みに合わない」なんて悩みも解消できちゃいますよ。
犬用編みぐるみおもちゃに必要なもの
最低限必要な道具や材料はたったの4つです。
・お好みの毛糸(ウールでもアクリルでもTシャツヤーンでもなんでもよい)
・手芸わた
・毛糸に合った号数の編み針
・とじ針
円形や筒状のものを初めて編む人は、これにプラスして安全ピンやヘアピンなど「最初の1目」に目印をつけるものを用意すると作業がよりスムーズですよ。
骨型の犬用おもちゃの作り方
複雑に見えますが、出てくる編み方は「細編み」と「鎖編み」「引き抜き編み」の3種類だけ。かぎ針編み初心者さんでも、挫折しないで作ることができると思います。
今回は、分かりやすく作り方を説明してくれている動画を参考にして、かいつまんで説明していきます。
骨の端のパーツを編む
1段目(5目)
わの作り目をして立ち上がりの1目(鎖編み)と細編みを5目編み、作り目の輪を引き締めて1目めの細編みに引き抜き編みをして終わります。
2段目(10目)
1段目と同じく立ち上がりの1目を編み、次の目から1目につき増し目(細編み2目)で10目編み1目めの細編みに引き抜き編みをします。
増し目
1目に複数の目を編み入れることを「増し目」や「増やし目」と言います。この段で出てきたのは「細編み2目の増し目」ですから、1つの目に細編みを2回編み入れます。
3段目(10目)
立ち上がりの1目を編んだら2段目に編んだ10目に1目に1回ずつ細編みを編み、1目めの細編みに引き抜き編みをします。
1つめのパーツは引き抜き編みした目で鎖編みを1目編み引き締めて糸を切ります。
2つめのパーツは引き抜き編みが終わったところから次の4段目をそのまま編み始めますから、糸は切らないでおいてくださいね。
2つのパーツをひとつに
4段目(14目)
立ち上がりの1目・「2目一度・細編み・細編み・2目一度・細編み・細編み・2目一度」を2回・引き抜き編み
編み始めから半周してきたところで2目一度が連続で出てきますので気をつけてくださいね。
2目一度
2つめのパーツに立ち上がりの1目を編み1つめのパーツの1目めにかぎ針を入れ糸をかけたら、そのまま2目めにかぎ針を入れて糸をかけます。するとかぎ針には糸が3つかかっている状態になりますから、それを細編みの要領でまとめて1目として編みます。
以降の2目一度は、同じように1目めにかぎ針を入れて糸をかけたまま、2目めにかぎ針を入れて糸をかけてまとめて1目の細編みとして編みます。
5段目(10目)
立ち上がりの1目・「細編み・細編み・3目一度・細編み・細編み」を2回・引き抜き編み
3目一度
2目一度で2目めに糸をかけたように、続けて3目めにも糸をかけかぎ針に糸が4つかかっている状態にします。これを細編みの要領でまとめて1目として編みます。
6~13段目(10目)
立ち上がりの1目・細編み10目・引き抜き編み
ここから骨の形の長い部分、長さを増やしていく段なので前の段の目を1目に対して1目の細編みでなぞっていきます。
13段目で最後の引き抜き編みをしたら、次の目でもう一度引き抜き編みをします。
骨の端を編む(1)
最初に別で編んでつなげたパーツの形を、今度は逆から作り始める段です。
14段目(14目)
立ち上がりの1目・「細編み・細編み・増し目(細編み3目)・細編み・細編み」を2回・引き抜き編み
15段目(20目)
立ち上がりの1目・「増し目(細編み2目)・細編み・細編み・増し目(細編み2目)・細編み・細編み・増し目(細編み2目)」を2回・引き抜き編み
4段目で減らし目をした時と同じく、増し目(2目)が2回続くところが1回だけでてきますので気をつけてくださいね。
16段目(10目)
ここから骨の端の突起1つずつ編み進めます。
立ち上がりの1目を編んだら編地をクルリと半回転、手前と向こうを入れ替えます。
向かい側にある立ち上がりを編んだ目から11目めにかぎ針を入れて細編みを1目編み、そのまま細編み9目(合計10目)編んで引き抜き編みをします。
17段目(5目)
立ち上がりの1目・2目一度を5回・引き抜き編み
ここまで終わったら糸を切り、かぎ針をそのまま引っ張ってかぎ針から糸を抜きます。
この切った糸をとじ針に通して、編んだ5目の手前側の半目をとじ針で拾っていき引き締めます。
骨の端を編む(2)
ここまで編みあがったところに綿をつめ、16段目で立ち上がりの1目を編んだ隣の目からかぎ針に新しい糸を引き出してかけます。
そのまま立ち上がりの鎖1目を編み、次の目から細編みを10目編み、引き抜き編みをします。次の段は先ほど出てきた17段目と同じく、立ち上がりの1目・2目一度を5回・引き抜き編みをし、糸を切ります。
ここで追加の綿をつめて、とじ針で手前側の半目を5目すべて拾って引き締め糸始末をすれば完成です!
まとめ
いかがでしたか?思ったより簡単にできそう♪と思った方多いのではないでしょうか?
最近は100均でも編み物用の糸は豊富に売られています。夏ならコットンヤーン、冬なら抗菌アクリルヤーン、柔らかさを求めるならTシャツヤーンやフリースヤーンなど、色々な糸で試してみてください。
編み物の初心者は、間違えるたびにやり直しをしたりしてなかなか進まず、嫌になってしまうこともあります。コツとしては、ちょっとくらい間違えても気にしない事です。むしろ、おもちゃとして愛犬がボロボロにしてくれるのだから、多少不格好でもノー・プロブレム!と言うくらいの気持ちで作れば、完成させることができますよ。
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