子犬を迎え、ワクチンプログラムももうすぐ終わり・・・となると、次はお散歩デビュー!

お散歩デビューのために首輪とリードをして歩くことに慣れようね、と首輪を着けてみたら嫌がって大騒ぎ。
首輪を嫌がる子犬の場合、どうしたら良いのでしょうか。
首輪に慣れる練習法は?どんな首輪なら嫌がらずにしてくれるの?

えっ、首輪するのイヤなの?!

ペットショップを見るだけでも、おしゃれな首輪がたくさんありますね。
さらにネットなど見ていくと、ブランドものあり、手作りあり、オーダーメイドありと種類もデザインも豊富で、どれが似合うかと選ぶのも楽しいもの。

ところが、いざ首輪をしようとしたらワンちゃんが嫌がって大騒ぎ・・・という話も、実は珍しくありません。

最初から首輪を着けても、少しの間違和感に嫌がる様子を見せるものの、そのまましばらくつけておいたらすんなりなじんでしまう子もいます。

しかし嫌がる子の中には、練習として首輪を着けている間はすっかり元気をなくしてしまい、下痢など体調を崩してしまうほど嫌がる、という子まで。

しつけの本やネットで見る情報でも、お散歩のしつけであるリードウォークを教えたりお散歩中の突発的な行動をコントロールし思わぬ事故を防止するには、首輪とリードを使用するのが良い、と書かれていることは多いですね。

首輪なら万一はぐれてしまうことがあっても、迷子札をつけておけば安心もできます。

そんな理由からも、ワクチンプログラムの終了に合わせてお散歩デビューに向け首輪とリードを着けて歩く練習を・・・と思ったら、ワンちゃんは断固拒否!

「首輪はイヤ!」と断固拒否するワンちゃんの練習方法とおすすめの首輪をご紹介します。

首輪イヤイヤ!どうしたらいい?

首輪の練習、いつから始める?

ワンちゃんがさまざまなことに慣れたり覚えたりする時期として、生後3~12週の「社会化期」と呼ばれる時期があります。
もちろんこの後であっても良いのですが、しつけなどに最も適していると言われているのがこの時期です。

このため、子犬のしつけを始める時期は「おうちに迎えたときから始めて良い」と言われるんですね。
首輪に慣れることに対しても例外ではありません。

ですから首輪の練習を始められる時期としては、おうちに迎えて新しい環境に少し落ち着いたかな?という様子を見計らって、というのがベストなタイミングと言えるでしょう。

「首輪の練習」ってどういうことをするの?

首輪に慣れるための練習方法としてよく言われているのは、リボンや紐などの軽いものを使って慣らしていくという方法です。

今までつけたことがないものを生まれて初めてつけるわけですから、違和感があり気になってしまっても当たり前。
そのため、なるべく違和感を感じにくい軽いもので慣らして行きます。

リボンを使う、基本的な練習法

まずは基本的な練習法です。

ケージなどから出て、部屋で遊ぶ時間にリボンや紐などの軽いものを首輪のようにワンちゃんの首に結びます。
最初は気になりますが、オヤツやおもちゃで遊んだりとワンちゃんの気を逸らしてあげましょう。

様子を見ながら、遊ぶ時間が終わってケージなどに戻るときに外してあげるということを繰り返したり、大丈夫そうならそのままつけて置いたり。
そうして着けている時間を長くしていき、慣れたころに実際の首輪をしてみましょう。

この時にも、違和感が強いようならリボンや紐をつけてみたときのように、気を逸らしてあげたり短い時間から徐々に着けている状態に慣らしていくと良いでしょう。

リボンでもすごく嫌がるときは?

ワンちゃんによっては、リボンを結ぶだけでも「イヤだー!」と大騒ぎになったり元気をなくして体調を崩してしまったりという子もいますよね。

そんなワンちゃんを慣らす方法としては、遊ぶ時間などにハンカチなどで首回りを触るところから始める方法もあります。
手などとは違う「物」の感触がすることに慣れてもらうんですね。

また、同じようにリボンを結ぶ方法でも、最初から結ばずにかけるだけというところから始める方法もあります。

飼い主さんの腕に、輪にしたリボンを通しておき、リボンをつけた方の手でオヤツを持ちます。
手にあるオヤツをチビチビと舐めたりかじったりしている間に、リボンを腕からワンちゃんの首に移します。

リボンに反応してオヤツを食べられなくなるようならすぐにリボンを腕に戻してあげましょう。
首にリボンなどがかかっている状態の時にオヤツを食べられる、ということを繰り返していくんですね。

少し気の長い方法にはなりますが、これを繰り返してリボンをかけている時間を伸ばして行きながら慣らしていきます。

このとき、最初はリボンもワンちゃんの頭を余裕をもって通る程度の輪から始めるのが良いでしょう。
顔回りや耳などに触れずに首にかけられれば、かけられるときの違和感はより軽減できます。

また、使用するリボンや紐自体に先に慣らしておくのも良いでしょう。
これはリボンで慣らしたあとの、実際に新しい首輪を着けるときにも言えることです。

ニオイを嗅いでみたり舐めてみたりして「怖くないもの」だと覚えているものなら、ワンちゃんとしても知らないものよりは怖くないですよね。

嫌がる子にはどんな首輪がおすすめ?

首輪には材質・デザインともにさまざまな種類がありますよね。
特に首輪に抵抗のない子であれば、割合となんでも受け入れてくれたりもしますが、嫌がる子にはどんな首輪が良いのでしょう?

首輪を嫌がるワンちゃんが一番気になっているのは「首回りの違和感」ですよね。
そこを考慮すると、なるべく軽量の首輪などがなじみやすいでしょう。
そのほかにも、意外と重要な首輪選びのポイントがあります。

それは「飼い主さんが着けやすい首輪」であること。

いざ首輪を着けようというときにうまく着けられなくて時間がかかってしまうと、ただでさえ「首輪イヤ」と思っている状態ですから、ワンちゃんはなおさらイラっとしますよね(笑)。
そんなことがあれば、ますます首輪嫌いにもなりかねません。

そこでおすすめなのが、手作り首輪などでもよく見られるワンタッチバックルの首輪です。

出典:幸せを運ぶ犬達

アジャスター付きのものなど、首輪の長さを事前に調節しておく必要はありますが、そこまでできていれば首に回してプラスチックのバックル部分をカチッと嵌めるだけで装着できます。

ベルトタイプなどではバックル部分を留めるだけでも少し手間がかかる分、飼い主さん自身が首輪を着ける作業に慣れていないと時間がかかってしまったりもしますよね。

ワンちゃんが嫌がってジッとしていてくれなければ、さらに難易度も上がります。

その点、バックルタイプであればサッと着けることができ、ワンちゃんにも飼い主さんにもストレスになりにくいでしょう。

 

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上手に慣らして首輪でお散歩!

ワンちゃんにとって、生まれて初めてつける「首輪」は、どうしても違和感のあるもの。
アッサリ慣れてくれる子もいれば、なかなかなじめずに苦労する・・・ということもあります。

とはいえ、お散歩のときには迷子札もつけられる首輪をして、しつけのしやすいというリードを使えれば助かります。

どうしてもダメという子はいますが、工夫次第で慣れていける子も多くいます。
なるべくストレスにならないよう、上手に慣らしてあげられると良いですね。

 

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