犬に目薬って差したことありますか?

人間の子供もそうですけれど、初めての目薬を差される方としては、未知の体験に不安が高まってしまって、嫌がって上手に目薬を入れられないこともありますよね。何とか目薬を入れられたとしても、嫌がる相手を無理やり抑えてなんてことをしてしまうと、その次からも大変だったりして。最初に怖い思いをしてしまうとなかなか次からもうまくいかないので困った!という飼い主さんも結構いらっしゃいます。

犬の場合、どのようにするとうまく目薬を差せるのか、犬の恐怖心を軽減してあげられるのかなどを知っておくと、いざという時に安心です。普段からすんなりと目薬を差せるように慣らしておくと、本当に目の治療が必要になった時にとても便利ですよ。

ある日目薬が必要になるかも

目に関する病気っていくつかありますよね。角膜炎、結膜炎、緑内障、白内障、ドライアイなどなど。散歩などで草むらに入ると、背の高い草で目を傷つける可能性もあります。犬同士の喧嘩にまきこまれたり、ちょっとした障害物に目の付近をぶつけてしまうことも、どの犬にもいつなんどきふりかかるかわからない災難です。健康で若い犬なら、軽い炎症くらいは自力で治せるかもしれませんが、老犬になると治りも遅く、若いころよりも重い病気にかかるかもしれません。

目に関する治療で、飼い主ができるポピュラーな方法は、なんといっても目薬です。軟膏タイプもありますが、ドライアイなどで涙液を補充するような目的の場合には、目薬を用いることが多いようです。

普段は健康でなんともなく、目薬なんてまったく必要ない犬でも、ある日突然目薬を差さなければならないような病気や怪我に悩まされると「目薬のしつけをしておけばよかった!」と思うことになるかもしれませんよね。

上手な目薬の差し方

目薬をスムーズに差すための流れ

目薬とは、どういうものでどんな目的で・・・なーんて、説明して分かってくれる相手なら楽なのですが、残念ながら犬には言葉や概念が通じません。人間だって、理屈がわかればたいして怖くないものだとしても、得体のしれない事をされるとものすごく怖いですよね。ワンちゃんも一緒です。

目薬の上手な差し方のコツは、なんといっても怖がらせないことです。怖がらないように、ギリギリまで目薬を見せない、無理やり押さえつけない、楽しいリラックスした雰囲気の中で素早くさっと終えるようにするのが理想です。そのためには、作業の流れを覚えましょう。

まず、後ろからそっと保定し、頭の後ろ側(背中側)から犬に見えにくいように目薬の容器を近づけます。そして、上瞼を押し上げてピッと一滴たらします。この時、大好きなオヤツやエサを与えながら行うと、よりおとなしくなって従いやすいですし、次からもリラックスして身を任せてくれやすいようです。

素早く一連の動作を終えるために

飼い主側もスムーズにできるように、あらかじめ犬のいない所で練習しておくとベターです。利き手の親指と人差し指で目薬を持ち、同じ利き手の小指で瞼を押し上げつつ目薬をさす、と書くと「意外と難しそう」と思うかもしれません。言葉で理解しようとするよりは、目で見てイメージを持つと早いです。

次の動画がとても参考になると思うので、ぜひチェックしてみてください。

うちの子こうして目薬克服しています!

おやつ(めったに与えない一番大好きな物)を目の前に置き
「これをしたら、いい物あげるよ~」と言い聞かせ、お座りをさせ 落ち着いたところで 素早く(1回勝負です)
点眼したら 大成功でした。 冷蔵庫から出したら 少し手で温めてやってます。 (良いのか分かりませんが)
それからは ビクビクしながらも お座りしてじっとして 点眼させるようになりました。
引用:YAHOO!知恵袋 https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1212887792

こちらは、どうしたら犬に目薬を上手に差せるかという問いをされている方に対する返答なのですが、1回勝負という所もドキドキしますよね。ワンちゃんの気持ちを考えて、ささっとすませようという心遣いも大事です。犬を怖がらせないように、上手にご褒美を使って、目薬を受け入れるといい事があるんだよ、と学習させる方法は比較的皆さんやっているようです。

アドマイザーに目薬を移し替えて使います。家は1液と2液が2つ処方されたので、わかりやすく油性ペンで①②と書いておきました。そうすればあとはがっちりと捕まえてシュッシュ!とスプレーするだけ。点眼薬のように、目の間近まで近づける必要もありませんので犬の恐怖心も大分和らいだようです。私自身の恐怖心も(笑)
引用:Bonko Channel♪ https://obenkyo-manabou-mamechisiki.com/archives/5996

こちらの方は、おもいきった方法を編み出されたようです。最初は後ろから目薬を差すようにチャレンジしていたのだそうですが、ワンちゃんは嗅覚が良いので、目薬の蓋を開けた瞬間から戦闘モードに入ってしまい毎回苦労する事からスプレー方式にしたのだとか。お医者様の見解もなかなか賛否両論に別れそうな方法ではありますが(笑)、暴れないので容器がぶつかる心配がないとか、ワンちゃんのストレスが最大になってしまうのを防ぐという意味ではとても有効な方法かもしれませんね。

安心できれば大丈夫

ワンちゃんだって、安心できれば飼い主さんに身を任せるようになります。つまり、目薬だってへっちゃらだ!と思えるようになれば、簡単に目薬を差せるようになります。まずは後ろから目薬を差すことから始めて、少しずつ工夫しながら、その子にあった方法を見つけることです。やり方は必ず一つではありませんし、その方法ができなかったからと言って、そのワンちゃんがお馬鹿さんなわけでもないですし、ましてや飼い主さんを信頼していないわけでもなく、ただ意味が分からないから警戒しているだけなんですよね。愛情をもって安心させてあげながら、目薬を克服できるといいですね。

 


スポンサーリンク

 

関連記事