初めてラブラドールを飼うと、何をどうしようか迷うことがたくさんありますよね。そのなかでも気になるのが、体のお手入れ。シャンプーっていつからしていいのでしょうか?
インターネットサイトを見ていると、シャンプーをしてもいいのは最期のワクチンが終わってからとか、3~4ヶ月経ったころからといった情報を多く見かけます。それまでは、シャンプーをしてはいけないのでしょうか?
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お店では月齢制限をしているところもある
お店でのトリミングやシャンプーは、万が一それが原因で体調を崩したりしてしまわないよう、4ヶ月からなどと月齢制限をしているところもあるようです。お家のラブラドールレトリバーが特に汚れている訳ではないのなら、幼いうちはブラッシングで抜け毛を落としてあげる程度でも構いません。
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ラブラドールの子犬は元気いっぱい!うんちまみれになることも…
ラブラドールレトリバーの子犬は、「破壊神」と揶揄されるほど、イタズラ好きで元気いっぱいです!留守番をさせておいて、飼い主が家に帰ると「泥棒が入ったような」どころではなく「小爆弾が爆発したような」荒れ方をしているところもあるようです。
そんなラブラドールレトリバーは、時には体にうんちをつけて暴れまわることも…。こうなると、シャンプーをしないわけにはいきませんよね。
“耐えられない体臭ではどうしようもないですが、それより目の前でウンチした処理などしなければなりません・・・・体臭以上に臭いますよ。
子犬の時にはゲージで飼うと思いますが、足にウンチを付けている。最悪ウンチまみれになっている場合も有るでしょう。”
引用:okwave
https://okwave.jp/qa/q3997061.html
幼くてもシャンプーが必要な時もある
よく考えてみましょう。ペットショップやブリーダー宅にいるワンちゃんは、みんな綺麗にしています。これは汚れやうんちがつかないように生活させているからではなく、きちんとシャンプーをしているから。生後4ヶ月未満の犬は、たしかに成犬よりデリケートです。でも健康な子なら、シャンプーをさせてはいけないとまでいう程のことではありません。
“結論から言うと「いつお風呂に入れても問題ありません。」よく聞く話に「子犬の時のワクチンを全部済ませて、3週間してから入れてください。と本に書いてあった」という話。これが正しいという根拠は、全く見あたりません。「特別な病気に対する免疫(ワクチン接種を受けることでできる免疫)ができてからお風呂に入れるべきだ。」という意味だと解釈できますが、子犬をお風呂に入れることで、それらの病気にかかるとは考えられないからです。
子犬をお風呂に入れる主たる目的は、
子犬の皮膚表面の汚れを取ってあげること。
皮膚を清潔に保つことで皮膚病を予防することです。
つまり、前記の目的のためには、汚れがあったらすぐに洗ってあげる事が重要です。それが子犬であればお尻が汚れる、糞を踏んづける、ごはんやミルクが顔につく、など日常的にあることなので、生後すぐの段階から必要ならいつでもお風呂に入れても良いのです。
人間の赤ちゃんも産まれた時に産湯に入ります。そして身に付いている粘液などをきれいに洗い流すのです。犬の場合も同じで、お尻や尾についた胎便(胎児の時の便)などを洗い落としてやることも、時には必要な事です。
例えばペットショップでウンコまみれの子犬を見た事がありますか?ペットショップでは、毎日商品である子犬を洗ってキレイにしているのです。
〔結論〕あなたが洗ってやりたいと思う時、いつでもお風呂に入れてかまいません。”
引用:かた21動物病院
http://kata21.jp/qa/q10721/
ただし、体に負担をかけないようサッと済ませること
ただし、やはり子犬はデリケートなので、体が冷えてしまわないように手早く洗って乾かしてあげることが大切です。
“ブリーダーやペットショップから迎えた子犬は、シャンプーしてキレイな状態になっていると思いますが、受け渡しの前にシャンプーで綺麗にしてから渡すのが普通です。生後1ヶ月程度の赤ちゃんの頃でも、ウンチをして走り回るのですごく汚れます。ウンチで汚れてしまったらブリーダーはどうしているかというと汚れた部分を落とすだけの簡単な感じですが普通に洗います。”
“洗い終わったらすぐにタオルで体をふいてあげて、ドライヤーで乾かしてあげてください。人間の乳児並の皮膚なので温度には十分注意して下さい。体温の低下で体調を崩しやすいので、最初に乾かすのはお腹周りです。”
“生後3ヶ月程度のワンちゃんを自宅で洗ってよくあるトラブルが、ストレスと体温低下で吐いてしまうことがあります。特にシャンプー、ブローで時間がかかった場合に起こりやすいです。全身を洗う場合は念のため動物病院の確認もしておくと安心です。”
引用:isola for dogs
https://isola-salon.com/koinu-shampoo-itu/
子犬の体調を崩させないためにも、特にお腹から先に乾かすことが大切なのですね。
実際にラブラドールレトリバーの子犬を迎えた方のブログでは、このように初シャンプーのことが紹介されていました!
“3回目のワクチンが終わった翌日。
今日からお風呂に入れるぜ~ぃ!ということで、生後4ヶ月を迎えようとしている黒ラブちゃんの初めてのお風呂に挑戦してみたい!
犬の匂いについてだけど、犬は小股が臭いのかと思っていたけど、小股はそんなに匂わなくて、むしろ、耳や顔周辺(口を含む)が臭いw
耳や体は除菌スプレーで拭いてあげたりファーミネーターを使って小まめに手入れはしていたものの、やっぱり臭い匂いがするし、白い「ふけ」も出ていたので、ちょうど良いタイミングだと思う。
犬用シャンプーを用意(人間用はNG)。
・顔まわりも洗える低刺激リンスインシャンプー子犬用 669円/税抜き いざ挑戦!
お湯の温度は37度くらいに設定。犬の体温が38度なので、同じくらいに設定する。
ここからは家族総出で対応。
体をおさえて、シャワーをジャブジャブかけてみた。暴れる暴れる。お風呂のドアを立ってかきむしって必死に逃げようとする。しっかり抱っこして落ち着かせてあげる。一緒にビショビショになってしまった(笑)
顔周りにはあまりかからないようにする。
しかし、泡だ立たないね(笑)
人間と同じで、油がたまっている時は泡立たないからだと思う。2度、3度シャンプーしてあげる。
排水溝にはネットをかけておきましょう。毛の抜けが凄いので。
シャワーがすんだら、しっかりとタオルで拭いて、ドライヤーで乾かした。まだ免疫が少ないので、風邪引かないようにしっかりと乾かす。”
引用:ラブラドール・レトリバーと黄昏
http://labradortoma.blog.fc2.com/blog-entry-40.html
次の方は、シャンプーのコツまで丁寧に分かりやすく書かれています。
“DUKEは、生まれて初めて(4か月目にして)のシャンプーでした。
お子様用の洗い場(バスタブの蓋の上に補強の板を載せ、その上にマットを8枚敷く。)で優しく語りかけ、丁寧に洗ってあげました。
※初めてのシャンプーで怖い思いをさせてしまうと、その後のシャンプーがとても厄介なものになりがちです。初めてのシャンプーは、時間を掛けてゆっくりと遊び感覚で行うと上手く行きますよ。湯温には十分に注意して行って下さいね。
既に「干し草」(デュークの生まれた犬舎では、馬に使う様な干し草が寝床に使われています。)の臭いはしなくなっていたDUKE。念入りにシャンプーされて、心ならずも都会の香りに包まれてしまいました、、、。
◇シャンプーのコツ
犬の身体(被毛)には、常に皮脂が被毛を伝わって浮いています。屋外で行動する事の多い犬達の被毛の脂は、土などに存在しているバクテリアの力で消耗され、特別な事のない限り不潔に汚れる事は余り有りません。
室内飼育の犬達は、いつも人間の手で撫でられて汚れる一方です。更に室内に常在するカビ等の菌が付着して、不衛生に汚れます。
人間のコンディションに合わせて、「加湿器」等が働いている部屋は、犬の体に付着し常在化した菌達の絶好の増殖環境となっています。
給餌や運動などでバランスを崩した身体は、免疫力を失っています。
皮膚や、鼻、口を通して身体に入り込む菌達は、容易にアレルギー反応を促します。(重篤な皮膚炎やアトピー等は、飼育環境と食べ物を改めると症状を和らげる事ができます。)
飼育環境を改め、適度なシャンプーによって愛犬の健康度をアップさせてあげましょう。
○先ず、獣毛を使った柔らかなブラシを使って、愛犬の身体の汚れを浮き立たせます。
○次に、アストップ希釈液やオレンジX希釈液をスプレーし、乾いた白いタオルで被毛に沿って拭き取ります。(犬のコンディションがおもわしくない時などは、この行程で終了可です、、、。)
○シャンプーは通常ダブルシャンプーを理想とします。身体全体に徐々にお湯を掛けて被毛を濡らします。(尾っぽから濡らすか頭の先からかは、愛犬のリクエストを聞いてから行って下さい。)シャワーヘッドを上手く使うと良いでしょう。
洗剤を使う場合、犬の身体を、「前」~「中間」~「後」の三つに分けて良く泡立たせて洗い、汚れを浮き立たせます。濯ぎは重要です、洗うのと同様に念入りに行って下さい。
○二回目のシャンプーは、身体を前の部分と後ろの部分に二つに分けて洗うと洗い残し無く綺麗に仕上がります。この時も、良く泡立てるのがコツですから、指先や手のひら全体を使って柔らかく揉み込む様に洗います。(爪を立てて、強く洗うのは厳禁です!)
○最後の濯ぎは、特に念入りに行って下さい。豊富な湯量が必要です。
○何枚もの乾いたバスタオルを使って、完全にタオルドライを行います。
○最後に、大きなドライヤーか風量のあるブロアーを使って被毛を乾燥させます。(一旦乾燥させた後、15分ほどしてから再度乾燥させられれば完璧です。乾いた様に見えても、皮膚に残った水分が被毛を伝わって毛先に小さな水玉を作る様に上がって来ます。)”
引用:ラブラドール・トリプルスター『昨日・今日・明日』
http://blog.goo.ne.jp/lab-triplestar/e/c48f09af679a5ecaa355ef21a2701e5a
ラブラドールレトリバーのなかには、シャンプーとドライヤーが好きで、気持ち良さそうにする子もいるようです。
ちなみに、ラブラドールレトリバーには水かきがついていて、かつては水中で活躍する狩猟犬として飼われていたこともあるほど泳ぎ上手です。
しかし、なかにはやはりシャンプーが苦手な子もいるようで…
“我が家はラブがいますが、シャンプーはせいぜい30分、普段のブラッシングはお散歩から戻って、タオルで拭いたりするのと合わせても10分くらいです。”
“我が家はラブですが3頭いるうちの1頭が風呂嫌いでシャンプーは死ぬほど大変です。
川や海には平気で飛び込むくせにお風呂になると他の2頭がそわそわ待っているのにその子だけはバカみたいに隠れたりします。
(台所とか、ソファの後ろとか 真面目に隠れているからおかしい)どうもあの泡が苦手みたいですね
なんとかなだめすかしてシャンプーしますが洗われているときは石像のようになっています。ラブはダブルコートなので短毛でも乾くのは時間がかかります。”
引用:発言小町
http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2005/0326/035355.htm
このような場合は、できるだけストレスをかけないように手短に終わらせてあげることが大切なようです。
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まとめ
元気でやんちゃなラブラドールレトリバーの子犬は、幼くてもシャンプーをせざるを得ないときが来るかもしれません。そんなときは思いきってシャンプーをしてしまいましょう!ただし、綺麗にすることよりも体調面を重視してあげて、おかしいなと思ったら無理をさせないことです。いろいろと気をつけながら、優しく、手早く洗ってあげてくださいね。
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