噛んで遊んでストレス発散!
ワンちゃんならではの遊びの風景、夢中になっている姿はかわいらしいもの。
ただし!噛んでいるものが家具やスリッパとなれば話は別!

ワンちゃんの困った行動のひとつ、噛み癖。
キッカケのひとつは、子犬から成犬になるときの「ワンちゃんなりの事情」にありました!

この時期のカミカミに要注意!

ガムやおもちゃを噛んで遊ぶのも大好きだけれど、家具やスリッパ、クッションを噛むのも大好き!

そんなワンちゃんにお困りの飼い主さんも少なくないようです。
そのワンちゃんの噛み癖、実は子どもから大人への成長過程にキッカケがありました。

いつから?ワンちゃんの「むずがゆ~い」時期

生後 4~5カ月ごろから 1歳ごろまでの「歯の生え変わり」時期。
リサーチしてみると、この時期から困った噛み癖が始まって・・・という飼い主さんが多くいらっしゃいました。

犬の歯は、生後4~5カ月から1歳ごろまでに大人の歯に生え変わります。
この生え変わりの期間、ワンちゃんにとっては、乳歯が抜けるのにともなうムズ痒さがあり、何かを噛んで解消するという行動が見られます。

こうして解消できた経験から、噛むこと自体が大好きになるワンちゃんもいるようです。

「子どもだからしょうがない」は危険信号

ワンちゃんとしてはムズ痒さの解消にちょうど良い噛み心地の物を見つけて噛んでいただけなのですが、それが家具やスリッパなどとなると、飼い主さんとしては困りますよね。

また、この頃に家具やスリッパを噛むことを「悪いこと」としてきちんと教えておかないと、成犬になっても噛み癖として定着してしまうことがあるようです。

子犬だから仕方ない、と許してあげたくなる気持ちもありますよね。

ですが、子犬のうちは許していて大きくなってから突然「ダメ!」としつけようとしても、ワンちゃんとしては「どうして?」と混乱してしまい、噛むことについてのしつけ直しが難しくもなります。

何かを噛むこと自体はワンちゃんとして自然な行為です。
とはいえ人間と暮らすワンちゃんには、「噛みたい」をなんでも自由にさせてあげるわけにはいきません。

子犬のうちから噛んで良いものといけないものをハッキリと区別してしつけることが必要です。

噛み癖がつくとこんなトラブルにも

環境省によれば、2015年度の噛みつき事故は全国で 4,208件にものぼるとのこと。
この中には、死亡事故も含まれます。

物を噛んでボロボロにしてしまうことも困りますが、これが人を噛むという行動に発展してしまっては大変です。

人を噛むことがなくても、家具やカーペット類、スリッパやクッションなど家の中のものをボロボロにしてしまうことで家族の中から不満が出て飼い続けることが難しくなるケースもあります。

家の中でも外でも、おもちゃやガムは例外として「噛むのはいけないこと」だときちんと教えておく必要がありますね。

 

こちらの記事もどうぞ↓

犬のしつけはどうして必要なの?いうことを聞かせたらかわいそう?

ちゃんとしつけたい!「噛み癖」どうしたら?

「噛んではいけない」というしつけのうち、特に家の中の物を噛んでしまうのをやめさせたい!
そんなとき、飼い主さんたちはどうしているのでしょうか?

これが効きます!効きました!

噛んでよいもの・いけないものをしっかり区別

抜ける感触や生えるむず痒さからくるものもあると思うので、噛んでも良い、そして気に入ってくれる玩具を探して、
手や噛んで欲しくないものを噛んでいたら、「放せorアウト」など聞きなれないコマンドで惑わせてみて、口が放れたら「good」と誉めて玩具を渡します。

引用「Yahoo!知恵袋

噛むことすべてを「ダメ!」と教えても、歯の生え変わりでむずがゆいワンちゃんの悩みは解決されません。

そこで、おもちゃやガムを与えることでワンちゃん自身の問題を解決。
同時に「噛んで良いもの」と「噛んではいけないもの」をはっきりと教えることが必要です。

ほしい噛み心地に合わせたおもちゃを

ガムを洗って、適当に湿った所で(もしかしたら硬すぎが嫌なのかと思って・・・)あげてみたら、嬉しそうに噛んでいました。

引用「教えて!goo

与えるおもちゃやガムはワンちゃんによって「ちょうど良い噛み心地」があるようですので、この位らしいという噛み心地を見つけ、それに近い噛み心地のものを与えてあげると良いでしょう。

うちでは噛んでもいいおもちゃを大量投入しました(^^;
ただし「木のおもちゃをあげると家具を噛むようになる」と獣医さんから言われたのでそれ以外で。

引用「Yahoo!知恵袋

「木のおもちゃを与えたら気に入って家具まで噛み始めた」といったことも材質によってはあるよう。
「噛んで良いもの」選びには材質への注意も必要ですね。

スプレーなどグッズを使って

獣医師ですがビターアップルを使ったことのあるいち飼い主としてお答えします。
ウチの場合は効果覿面でしたよ。噛んで欲しくないところにスプレーすると最初はいつもと同様に舐めますが、
すぐになんだこれって顔で口をムチョムチョさせて怯みましたよ。
で大事なのは次に舐めに行った時舐めるのを躊躇したり、一舐めでかじるのを止めたらその時にすかさず褒めることです。
ビターアップルするだけであとは何もしないとその味に慣れてしまう子もいるはずです。あくまできっかけの一つだと思ってください。

引用「教えて!goo

噛み癖防止スプレーなどのグッズを使って成功した飼い主さんも。
スプレーは「苦味」「酸味」「辛み」といった苦手な味で舐めたり噛んだりしてはいけないという学習をすることを目的としています。

もちろんスプレーするだけでなくキッカケとして使い、ワンちゃんが「噛まなかったこと」を「よいこと」としてきちんと教えることが必要です。

ワンちゃんによって「苦いの平気」「酸っぱいの平気」といった味覚の違いもあり、すべてのワンちゃんに確実とは言えませんが、こういったグッズが合えばしつけの補助となるでしょう。

こちらの記事もあわせてどうぞ。

※ 噛んじゃダメ!愛犬の噛むクセ、上手なしつけの方法は?

カミカミ・カジカジ、クセにしない!

犬用ガムやおもちゃなど、ワンちゃんが「噛んで遊ぶ」ものはたくさん売られています。
せっかくそういったものを与えているのに、なぜか家具やスリッパを夢中でカジカジ・・・。

そこには、歯の生え変わり時期のムズムズをはじめとした、「ワンちゃんなりの事情」がありました。

噛むこと自体はワンちゃんにとって自然で必要な行動。
とはいえ、放置してしまってはあとが大変。
小さいうちから「噛むことはいけないこと」と、愛犬の「噛みたい理由」に合わせてしっかり教えましょう。

 


スポンサーリンク

 

関連記事