しわくちゃで困り顔が可愛い小型犬のパグ。体つきは筋肉質で、がっしりしています。しかし、食欲が旺盛で太りやすいという一面も…。そんなパグの平均体重はどれくらいなのでしょうか?また、平均体重からずれると、どのような問題が起こるのでしょうか?子犬から成犬まで、体重の推移とともに見ていきましょう。
※パグについての記事はこちらも参考にしてください。
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パグの平均体重は?
日本を代表する愛犬団体のジャパンケネルクラブのHPでは、理想体重が6.3~8.1kgだとされていますが、実際、パグは個々により体格や大きさがさまざまです。ただ太っているとか痩せているとかだけではなく、そもそも骨格から大きく違いがある場合もあります。
1歳のパグの体重が4.8kg。昨日13kgあるパグちゃんに遭遇しました。同じ歳でした。パグちゃんの飼い主は小さいのにビックリ!私はデカくてビックリ!お互い大爆笑でした。同じ犬種でも個体差があるのはわかっているのですが倍以上違うとビックリです。ちなみに獣医さんからは骨格からするとちょうどいい体重だと言われてます。
引用:Yahoo!知恵袋
2歳♂です。10kgありますよ。骨太みたいで、肥満ではないと獣医さんからお墨付を頂いてます
うちのは10ヶ月位から体重変わらず5kgから5.2kgを保ってます。 ちなみに今11歳です!
うちの子達は、お母さん犬をのぞいてみんな10キロ越えです。お父さん犬の骨格がでかいらしく、子供達もみんなでかいです。先生には体重キープで良いですと言われました!
引用:mixi
犬の適正体重とは…
適正体重とは、健やかに育った犬の1歳頃の体重を指す場合が多いようです。この頃の体重が、生涯にわたる体重の目安となります。
その犬にとって理想的な体重のことで、犬が1歳の頃の体重(大型・超大型犬では1歳半~2歳)を基準とするのが一般的。ただし、1歳の頃にすでに太ってしまった場合は基準にはできない。
成長期はよほど偏った食生活を送らない限り、過剰に太ったりやせたりすることはないため、成長が一段落して成犬になったばかりのこの頃がその犬にとっての「完成型」で、一番理想的な状態だと考えられます。
年を重ねるごとに基礎代謝が落ちていくことは自然なメカニズムとして逆らえないので、1歳の時の体重から15%程度の増加までは正常の範囲とし、15%以上増加していれば肥満といわれます。
引用:日清ペットフード株式会社
大切なのは体重よりも体格!
パグの理想体重は6.3~8.1kg ですが、なかには10kgを超えていても獣医さんに「問題ない」と言われる子もいます。ただし、この場合はもともと骨格が大きいはずです。小柄なパグが10kgまで太ってしまうのとは事情が違うので、体重だけにとらわれないようにしましょう。それよりも、骨格や肉付きがどれくらいかなどで判断をした方が、その子にとって正しい結果となりそうです。
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ボディコンディションスコア(BCS)って?
ボディコンディションスコア(BCS)とは、体重ではなく体格で健康状態を判断するものです。BCS1からBCS5まであり、それぞれの区分で体格の目安が細かく具体的に書かれています。これらを目安にぜひご自身の愛犬を見てみてもいいかもしれません。
【BCS1/痩せ】
肋骨、 腰椎、骨盤が外から容易に見える。触っても脂肪が分からない。腰のくびれと腹部の吊り上がりが顕著。【BCS2/やや痩せ】
肋骨が容易に触る。上から見て腰のくびれは顕著で、腹部の吊り上がりも明瞭。【BCS3/理想的】
過剰な脂肪の沈着なしに、肋骨が触れる。上から見て肋骨の後ろに腰のくびれが見られる。横から見て腹部の吊り上がりが見られる。【BCS4/やや肥満】
脂肪の沈着はやや多いが、肋骨は触れる。上から見て腰のくびれは見られるが、顕著ではない。腹部の吊り上がりはやや見られる。【BCS5/肥満】
厚い脂肪におおわれて肋骨が容易に触れない。腰椎や尾根部にも脂肪が沈着。腰のくびれはないか、ほとんど見られない。腹部の吊り上がりは見られないか、むしろ垂れ下がっている。
パグは食欲がすごい?!
パグを飼っている方の口コミを見ると、「食欲が旺盛」といった内容を時々見かけます。実際、パグは良く食べるし太りやすいという特徴があるようです。
パグを飼い始めました。生後2ヶ月です。食欲が物凄いようで、ご飯の時間に用意をしだして、少しでもご飯の容器が見えただけで脚が空転するぐらいの勢いです
引用:Yahoo!知恵袋
太りやすいので、キャベツ人参や大根なんかで嵩まししたり舞茸を茹で汁ごとかけたりしてます。オヤツは、体重があるなら食べさせませんが適性体重ならサツマイモふかしたり鹿骨なんかをたまにあげます。どれもガツガツ…アッとゆうまに無くなります。
引用:Yahoo!知恵袋
太ると呼吸器系の病気になる?ダイエットの大切さ
パグは、もともと鼻が短い「短頭種」と呼ばれる犬種です。この短頭種は、鼻腔や気道が細く、呼吸がしづらくなる場合があります。さらに太った場合、脂肪により鼻腔や気道が圧迫され、より呼吸器疾患の症状が強く出ることがあります。そのため、パグの体重管理はとても大切なのです。
そもそもなぜ太ってはいけないか?それは太る(または太るような食生活を送る)ことによって病気になる可能性を高めることもあるからです。例えば、短頭種とよばれる鼻の短い犬種(フレンチブルドックやパグなど)は太ると、呼吸困難になるリスクが上がります。
引用:埼玉動物医療センター
犬のうちでも特に鼻の低いというか、鼻ぺちゃの犬種のことをまとめて「短頭種」と呼びます。フレンチブルドッグやシーズー、パグ、狆(チン)などが代表的です。短頭種は、その頭の特徴のために、呼吸器系の病気になりやすいという傾向があります。
引用:勝どき動物病院
体重は獣医さんに相談を
パグの体重管理は、獣医さんとよく相談しながら、エサや運動の量を決めていきましょう。1匹ずつ、その子に合った適正体重があります。実際に、パグを見たり触ったりしてもらって、その子にとってベストな体重を決めておきましょう。
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まとめ
パグの理想体重は6.3~8.1kgですが、それより大きな(小さな)パグもたくさんいます。適正体重は、体格によってさまざまです。パグによっては、この理想体重を超えた(満たない)体重が適正ということもあります。そのため、やはり獣医さんのところで見てもらい、その子の適正体重はどれくらいか聞いてみてもいいかもしれません。愛犬と少しでも長く健康でいられるように、しっかりと管理をしながら育てていけるといいですね。
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