「シェルティ」の愛称で親しまれている正式名称「シェットランド・シープドッグ」はその愛嬌のある外見からファンも多く、人気の高い犬種です。人々はシェルティの一体どこに惹かれるのか、その魅力や性格、実際に飼う際の選び方をご紹介していきます。
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シェルティってどんな犬?
シェルティの歴史
シェルティの正式名称である「シェットランド・シープドッグ」は「シェットランドの牧羊犬」という意味を持ちます。シェットランドとはスコットランドから北に進んだ先にあるシェットランド諸島のことを指します。
シェットランド諸島は冬の期間が長く、夏の期間はほんの僅かしかりません。冬の期間であっても気温は10度前後までしか下がらず、厳しい寒さというわけではありません。そして1年のうち2/3は雨模様というほど、降水率の高い地域でもあるのです。また、諸島には牧草地が少なく餌の量も十分ではなかったため、ラフ・コリーに比べて小型化していったと考えられています。その環境から寒さに強く強靭な肉体の持ち主でもあります。
シェルティの体高と体重
シェルティの体重はメスで6〜8kg、オスが7~10kg程になると言われており、体33~41cm程になります。オスとメスで大きな差はありませんが、メスの方がやや小柄です。近年では、人に飼われるようになり餌も十分に食べれる環境にあるため以前に比べると大型化が進んでいるようで、中にはラフ・コリーと見間違えるほど成長する子もいるようです。
シェルティの性格
シェルティは牧羊犬だったということもあり、とても賢くしつけのしやすい犬種です。普段はとても温厚で小さな子供でも優しく接することができます。非常に忍耐強い性格で、「マテ」と言われればいつまでも待ち続ける従順さも兼ね備えています。一方で、神経質で臆病な部分があり、元々の本能から「守る」ということに長けているため、縄張りに入った者に対しては容赦なく吠える一面もあります。
ラフ・コリーと比較しても感受性が強く、よく吠える犬種でもあります。警戒吠えに関しては子犬の頃に正しくしつけることで抑えることもできます。
シェルティの運動量
牧羊犬として活躍していたシェルティは1日に数十キロもの距離を走れるほどのスタミナの持ち主でもあります。ペットとして飼っていても運動量が適正でないと運動不足に陥ってしまい、ストレスとなる場合もあります。散歩は1日2回で朝と夕方に30分程行う必要があります。散歩以外でも公園に立ち寄ってボールやディスクなどを用いて遊んであげることにより、シエルティの作業意欲を満たしてあげることができます。
シェルティの被毛ケア
シェルティの被毛は、オーバーコートとアンダーコートからなる二重構造になっているため、普段から非常に抜け毛の多い犬種です。春と秋に換毛期があり、換毛期の抜け毛の多さに頭を悩ませる飼い主さんも少なくありません。
そのため毎日のブラッシングによるケアが重要になります。シェルティは特に耳周りに毛玉ができやすく、ケアを怠ると皮膚病の原因にもなってしまいます。
シャンプーも月に1回以上はしてあげるようにしましょう。
子犬選びは毛色に注意
シェルティにはスタンダードな毛色の「トライカラー」の他、「セーブル」、「バイブラック」、「ブルーマール」、「バイブルー」といった毛色で生まれてくる場合があります。
中でも「ブルーマール」という、ブルー(青灰色)&ホワイト&タン(茶)の3色の配色の毛並の子犬には少し注意をしてください。珍しくて美しい毛色や左右の目の色が違う貴重な犬として高く売られており、非常に重宝されています。
しかしブルーマールはそのブーム以降、より高値で売れる珍しいシェルティとして、悪質なブリーダーが「ブルーマール同士を交配する」して子犬を作るようになりました。
ブルーマール同士を掛け合わせて生まれた子は「ダブルマール」言われ、これらの多くが遺伝子に問題を持ち、奇形児、耳が聞こえない、目が見えないといった異常を抱えています。また、「ホワイト」と呼ばれるシェルティとして公認されていない毛色の子犬が生まれることもあります。
悪質ブリーダーそれらを「珍しいシェルティ」と称して売っていることもあります。ブルーマールの子犬が全て病気を持っているというわけではありませんが、慎重に選ぶようにしましょう。
ブルーマールの子犬を購入する場合には両親も見せてもらい、ブルーマール同士でないことを確認してくださいね。
シェルティを飼ってる方の口コミ
出展 「価格.com ペット」
出展サイト:http://review.kakaku.com/review/55100210156/
“換毛期の抜け毛以外問題はありません。
利口でしつけなくても覚えます。
名前を呼べばすぐに来ます。トイレもすぐに覚えました。
第一に見た目が非常にかわいいし、性格がいいです。
性格は非常に甘えん坊で、やきもち焼きです。
ただし、人間に関しては寛大で、園児を含めだれにいじられたり、抱っこされても文句は言いません。
ドライブで観光地などに連れて行きますが必ず数人から触られますし、写真も撮られます。
体重は1才ちょっとで、8㎏プラス100gから300g程度でしょうか”
“かなり高齢になりましたが、我が家で初めて飼った犬がシェルティです。「最初の子が、この子で良かったね」と言うのが、家族全員の一致した感想です。
【人なつっこさ】家族以外の人や犬に対しても、疑いの心を持っていないようです。誰に対しても笑顔で寄って行くので、時に、他の犬から吠えられる事も・・・仮に吠えられても、吠え返す事は有りませんが、散歩の時は、知らない犬には近づかない様気を付けています。
【落ち着き】
今はすっかり落ち着いていますが、若い頃(3歳くらいまで)は、牧羊犬の血が騒ぐのか?散歩中にバイクや自転車を追いかけようとする事が良くありました。今はウォーキングのモデル犬並に、何があってもしっかり横に付いて散歩してくれてます。
【しつけやすさ】
覚えるのは早いです。
【お手入れ】
きれいな毛並みを維持するにはブラッシングが必要で、特に、耳の後ろの毛はとても柔らかく、毛玉ができやすいです。
一度毛玉になると、ほどくのは大変。又、抜け毛も多く、朝掃除したのに夜には又毛溜まりが部屋の隅に落ちていたりもします。
その為、我が家では、先ずフロアーシートでざっと掃除してから、掃除機をかける様にしています。【鳴き声】
うちの子は、外の音に敏感です。良く言えば、優秀な番犬。悪く言えば、無駄吠えがうるさいです。
これは、個体差もあるかと思います。【総評】
シェルティは大きさにかなりの個体差があり、うちの子は「コリーですか?」とか「ラッシーだ!」と言われるくらいの大きさです。
個人的見解ですが、足先がしっかりと大きいと、成長後も骨格がしっかりした成犬になるような気がします。
心優しく温厚、人の心にも沿ってくれる犬ですので、家庭犬としてお勧めできると思います。”
シェルティについて見ていきましたが、いかがでしたでしょうか?シェルティは個体差がかなりあり、血統によって鳴き声に困る方がいたり、全く困らなかったりと様々あるようです。ブリーダーさんから購入する際にはその子犬の事をしっかりと見ている良質なブリーダーさんを選び、素敵なシェルティと出会ってくださいね。
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