トイレトレーニングは一応終わったはずなのに、なぜか時々はみ出してしまう。犬にしてみればちゃんとその場でできてはいるつもりなので、おしっこがはみ出ていようが収まっていようが、ちゃんと決まった場所でできているでしょう?と得意げにしていることも(笑)。
「おしっこ上手にできたよー!」とアピールされた飼い主にとっては、叱るわけにもいかないし、かといってどうすれば良いのか悩ましい問題ですよね。その原因と対策をみんなの知恵から探っていきましょう。
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愛犬のトイレはみだし問題
もうすぐ1才になるポメラニアン(♀)のことで質問です。
トイレの場所は理解しているらしく、必ずそこに行きます。
どうやら足の置き方に問題があるみたいです…
(中略)
後ろ足二本はシーツの上に置くのですが、前足二本をフローリングに置いてしまうんです…
それでも奇跡的にはみ出ること無くおしっこが出来るときもありますが、9割以上はフローリングにはみ出してしまいます。
引用:YAHOO知恵袋 https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1257203002
というような困り感をかかえていらっしゃる方のコメントをよく見かけます。犬もトイレの場所は理解しているし、最初のトイレトレーニングも完了。でもカバーメッシュをはずしたとたんに、ちょっとはみ出してしまってうまくいかないっていう現象、実は結構多いようです。あまりにもしょっちゅうはみ出てしまったら、飼い主もトイレトレーニングの努力が報われていないように感じて、悲しくなってしまうかもしれませんね。
このサイズでもトイレの上でくるくる回れるし十分だろうと思っていましたが、ウンチをする際にギリギリでするので、ぽろんと一部はみだしていることが多いです。
トイレトレーの外もサークルなので、多少はみ出たところで問題はないのですが、できればトレーの中でして欲しいところ。
引用:マルチーズのパンナとコスケ夫婦のブログ https://panna-maltese.com/484/
この方の場合は、低いカバーつきのトイレトレーを使われているようです。サイズもワンちゃんの身体のサイズにピッタリで、ブログに書かれているようにトイレ内でぐるぐる回れる程度の余裕はあるそうです。でも、ウンチポーズになった際にはギリギリの所でするため、一部がはみ出ることも多いとのこと。
オシッコがたびたびはみ出るよりは後始末が楽かもしれないとはいえ、できれば綺麗にピッタリ、シート上でウンチもオシッコもして欲しいところですよね。気持ちはわかります。こんな状態ってどうすれば改善できるのでしょうか。
なぜトイレトレーからはみ出すのか
どうすれば良いか対策を考える時にまず考えたいのは、愛犬がはみ出してトイレをしてしまう直接の原因です。原因がわかれば、それにあった対処方法も見えてきます。ではなぜトイレトレーからはみ出すのか、一般的に考えられるのは主に次の5つです。
原因1:トイレシートやその周りが汚れている
犬好きのあなたなら既に知っているとは思いますが、犬はとてもきれい好きです。特に、自分の足が汚れてしまうのは苦手ですし、寝床にはトイレをしないという習性があるくらい、自分の体に排せつ物が付くのを嫌がります。まぁ、まだ子犬のうちはオシッコのついている寝床でもスース―寝ている、なんてこともあるかもしれませんので犬の個性もあるとは思います。
そんなきれい好きなワンちゃんにとっては、ちょっとでも濡れている、あるいは汚れているシートは避けようとします。前回オシッコをしたあと、気付いていなくてすぐにシートを換えていないとか、何か別のものがこぼれてシミになっているなどしていないかチェックしてみるといいでしょう。
おしっこの量が少なめだと見た目ですぐに分かりにくいとか、トイレシートの色によってはおしっこの色が分かりにくいなどの理由で、うっかり飼い主さんが使用済みであることを見逃しているかもしれません。
原因2:トイレに座る時に愛犬にとって嫌な物が周りにある
人間にはまったく気にならないもので、思いもよらないものが犬にとっては嫌なものであることがよくあります。例えば、人間にとってはなんてことのない時計の中のわずかな振動音とか、人間には聞こえないほど小さなブーンという機械音など。聴覚が優れているワンちゃんにとって、自然界に存在しない機械音はとても嫌な物の一つです。
音以外にも、嗅覚に敏感な犬にとってはわずかな臭いも嫌な物があると敬遠します。そして鏡など、自分が映るものやピカピカ反射するものも嫌がるワンちゃんはいます。
個性があるので必ずしも全ての犬がそれらを嫌いとは限りませんが、もし今までトイレではみ出さなかったのに、突然ある日を境にはみ出すようになったなんて場合は、こうした犬が嫌なものが近くにあるのかもしれません。はみだし始めた前後で環境に変化がなかったか、トイレ周りや部屋の音などをチェックしてみましょう。
原因3:トイレシートのサイズが愛犬に合っていない
そもそも、トイレシートのサイズが犬にとってはみ出しやすいサイズの場合があります。全身がすっぽり入る大きさだからと安心していたら、ポーズをとった時にどうしても体の一部がはみ出してしまう、なんていう場合にはワンサイズ上のシートの方が合っているのかもしれません。おもいきって二倍の大きさにしてみるのも一つの方法です。そこから少しずつ範囲を狭めるようにトレーニングしていくとうまくいくこともあるようです。
原因4:トイレシートとフローリングとの境が曖昧でわかり辛い
特に子犬にとっては、トイレシートの上にすれば良いとわかっていても、自分の体のどの部分がどこまでシートの上に乗っかっているかを意識できていない場合があります。そしてペラペラのシートと床面との境部分がどこなのか、その境までにトイレを収めなくてはならないなんて事は、なかなか上級の認識力が必要になります。
どの位置にいれば良いかをはっきりわからせるためには、囲いをしてあげるのが一番です。メッシュタイプの高い仕切りがあればベターですが、トイレカバーによくあるタイプの、低いものでも境目を認知させる事は可能です。
原因5:トイレトレーニングが完全には終わっていない
トイレトレーニングが終わっていると思っていたけれど、よく見ていると時々違う場所でしてしまっているという事もあります。トイレをする場所=トイレシートの真ん中、という認識がしっかり犬の頭の中で定着するまでは、時間と手間はかかりますが、トレーニングを続けているつもりで手を抜かずに誉めたり教えたりしましょう。
みんなのトイレはみだし問題対策
トイレ自体を広くしてみた
ワイドタイプです。
妻の実家で余っていたもので、使ってないというので貰ってきました。レギュラーシートを2枚並べて敷いています。
これが思った以上に快適で、パンナもかなり余裕を持ってトイレができるようになりました。
そしてウンチなどをした際も、はみだすことが今のところゼロ。
広いため十分このスペースでオシッコもウンチもしてくれます。
引用:マルチーズのパンナとコスケ夫婦のブログ https://panna-maltese.com/484/
この飼い主さんは、おもいきってトイレを広くした結果、ワンちゃんも飼い主さんも気持ちよく解決できたようですね。部屋のスペースにもよりますが、やはり充分な広さのトイレは作ってあげた方が愛犬も気持ちが良いですし、処理する飼い主さんのストレスも減りますよね。
便利なアイテムとびちり防止トイレ
ふつうのトイレだとはみ出すんじゃないかと、少し冷や冷やするんです。
そこで、こんなトイレを見つけました。
「とびちり防止・犬トイレ」
この飼い主さんの愛犬は小型犬なのですが、とびちり防止トイレを購入したおかげで足を上げるようになったワンちゃんのオシッコの飛び散りによるはみ出しもなくなったようです。壁が高めなのでそちらにシートを付けてもいいですし、なくても下に敷いている部分で吸収できれば側面はさっと拭くだけですみますよね。
このほかにも、結構お洒落なデザインの囲いが付いているトレーも売られていますので、愛犬が気に入りそうなスペースを演出してあげるのも良いかもしれません。
独自の工夫で囲いをする&トレーニングしなおし
サイズは変えずに囲ってみてはどうでしょう??
(中略)
私はトイレのみをゲージでかこっています。
(中略)
いったん、トイレトレーを板やダンボールか何かで低めに囲ってみてください。(ガムテープで止めるだけでいいです)足が外に出ている状態ではトイレができない、体を完全にトレーの上に入れないとトイレができないようにして、
少しトイレトレーニングをし直してください。
引用:YAHOO知恵袋 https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1257203002
こちらはおしっこのはみだしについて質問している方に対する回答なのですが、やはり皆さんいろいろ工夫と努力をされているようです。トレーニングを続行しながら、段ボールや板で囲いを作るなどの工夫をする事で、あれこれ試すうちにうまくなっていくという事もあるでしょう。
やはり最終的には愛とあきらめない心が大事になってきますよね。
こちらも併せて参考になさってください。
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