伸びすぎると肉球に食い込んでしまったり、肉球でしっかり地面を捉えることができずに転んでしまったりとケガの原因になる犬の爪。
「そろそろ切らないと」と切ってあげたら出血してしまい、ワンちゃん共々パニックに!という経験をした飼い主さんもいますよね。
止血方法など、どうしたら良いのでしょうか?
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犬の爪を切ったら出血!どうして?!
野生であれば、歩いたり走ったりしているうちに自然と削れて特に切ったりというケアの必要がない犬の爪。
人間のおうちで暮らすワンちゃんたちには、お散歩で歩いているときに削れる程度ですから、切ってあげないと伸びすぎてしまいケガの原因になってしまいます。
人間の爪であれば、先端の白くなっているところを切りますね。
ワンちゃんの爪にも、同じような「切りどころ」があります。
人間と違い、爪の根元、指とくっついている部分のその先に切りどころがあります。
指から伸びている爪の中にもまだ、血管や神経の通っている部分があります。
この部分を避けて切るのですが、伸びすぎてしまったときや単純に切りすぎて深爪してしまうと、血管まで切れてしまい出血します。
また血管だけでなく神経も同じように伸びていますので、出血するところを切ってしまうということはワンちゃんにとっては痛いんですよね。
これがワンちゃんが爪切りを嫌がる原因にもなってしまうとか。
このためなるべく伸びすぎた状態にしてしまうことがないよう、ワンちゃんの爪の状態をマメに確認して月に1度など適切な頻度で切ってあげる必要があります。
そう心がけて爪切りをしていて慣れたつもりでいても、失敗して出血!ということはありますよね。
出血自体に驚いてしまう部分もありますし、あまり経験がないと思ったより出血するので慌ててしまった、ということも。
慌てず落ち着いて対処できるよう、爪切りの前に止血方法を知っておき、必要な道具など準備しておくと良いですね。
出血させちゃったらどうしたらいい?処置の方法と必要な道具
気をつけていたけれど、うっかり深爪!
そんなときの対処法と、出血させない爪切りの対策をご紹介します。
出血しちゃった!止血や処置方法は?
”深爪をして出血した場合は、慌てずに脱脂綿などで押さえて止血”
”なかなか出血が止まらない場合は、市販の止血パウダーなどを”
”飼い主が動揺すると、その動揺が犬に伝わり、ますます不安になるので、あくまでも冷静に対処”
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10173198715
引用「Yahoo!知恵袋」
止血パウダーはペットショップやネット通販で 2,000~2,500円程度で購入が可能です。
ペット用品が充実している店舗などでは、ホームセンターでも購入できるようですよ。
止血剤を指や綿に取って出血しているところに直接つけると、10秒程度で出血が止まります。
人間用の止血剤も利用できるようですが、ペット用の止血剤の方が血が止まるまでが速いという意見もあります。
中には止血剤の代用品として「片栗粉」「線香の灰」などを挙げる飼い主さんもいますが、効果のほどは・・・?
似たような話で小麦粉で止まると聞いて試したものの、まるで止まらなかったという飼い主さんもいました。
止血剤を使わなくても、程度が軽ければ脱脂綿などで出血カ所を押さえつつ爪の根本部分を圧迫していてあげるだけでも止血できます。
市販の止血剤をちょっと舐めてしまったくらいなら健康上は特に問題ないとも聞きますが、まずは出血している爪の先とその爪の根本を圧迫してみて、すぐに止まらないようであれば止血剤を使う、という飼い主さんが多いようです。
難易度の高い、黒爪の切りどころ!
白い爪のワンちゃんは、血管が透けて見えるので「ここまでは切って大丈夫」という判断もつきやすいですが、困るのは黒い爪のワンちゃんですよね。
”トリミングの学校に通っていた時の先生の話”
”「爪の断面に小さな点が見えたら切るのをストップ」”
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/1905366.html
引用「教えて!goo」
爪の断面に見える小さな点というのは、血管の先端部分なのだそうです。
なので、黒い爪のワンちゃんでは少しずつ断面を確認しながら切っているという飼い主さんもいました。
また、つるつるしたところとそうでないところなどの爪の質感の違いで見極めているという方も。
この難易度が理由で、ほかのことはできるけれど爪切りだけはどうしてもプロに頼む!という飼い主さんもいました。
そう思って調べていくと、そんな黒い爪のワンちゃんの爪を上手に切る方法を獣医さんから教わり、動画にした方がいました!
こういう一定の決まりごとがあると、切りどころが分かりやすいですね。
道具選びで爪切りのハードルは下がる?
犬の爪切りにはニッパータイプとギロチンタイプがありますね。
あまり力が必要なく扱いやすいことからギロチンタイプを愛用している飼い主さんが多いようです。
爪切りを選ぶポイント、まずは飼い主さんが扱いやすいことがポイントです。
そのほかに重視すべきなのが「切れ味」。
切れ味の良いものであれば、ワンちゃんの負担も少なく短い時間で済みます。
またどうしても難しい!という方には爪切りで切るのではなくヤスリをかけるだけという方法もおすすめ。
電動のヤスリもたくさん販売されており、爪切りのように一気に短くはできませんが、そのぶん慎重に進めて行くことができますので、いきなり深爪して出血!と慌てる機会も減らせます。
ワンちゃんによっては、電動ヤスリの機械音や削るときの摩擦の熱で嫌がる子もいますが、爪切りが苦手な子には試してみる価値アリですよね。
とりあえずプロに頼むという選択肢も
伸びすぎてしまうと、爪切りのときに出血する原因になりますし、出血する状態では神経も一緒に伸びてきていますので、ワンちゃんが爪切りを嫌がるようになる原因にも。
伸びすぎた爪の血管や神経は、伸びすぎないようキチンとメンテナンスしていれば必要なところまで切り戻しても血管や神経に当たらないところまで戻っていきます。
それまでの間など、しばらくプロに頼んでしまうという選択肢もあります。
動物病院やトリミングサロン、ペットショップなど、値段は 500~1,000円程度で頼めるところが多いようです。
伸びすぎた爪を出血覚悟で切っていくのは勇気がいりますが、そういった心配が少ない状態であれば、飼い主さんの爪切りのハードルも下がりますよね。
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犬の爪切りはマメに、出血しても慌てずに対処を
犬の爪切りで出血してしまうと、ワンちゃん自体も痛いので嫌がりますし、飼い主さんにとっても怖いですよね。
根本部分の圧迫や止血剤を使用することで出血を止めることはできますので、万一出血させてしまった際は慌てずに対応することが必要です。
また、ワンちゃんの爪の伸び具合をマメにチェックして、出血させることなく切れる頻度で爪切りをしておきましょう。
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