ワンちゃんって、危険な場所ほど行きたがるのはなぜでしょう。好奇心のなせる業と言えばそれまでかもしれませんが、無駄にしかりつけたくありませんし、そうすぐに躾けられるものでもありませんよね。そういう時は、環境を整えて叱るようなシチュエーションになってしまう回数を減らしてあげるのが一番です。犬用のフェンスを作って、ダメ!な場所には物理的に近づけないようにしてしまうのです。
じゃあ早速フェンスをと思って買おうかな、と思っても、1個2個3個・・・と必要になると、ちょっとお財布にもインパクトありですよね。そこで、流行りのDIYでお手軽に、お安く、しかもインテリアにマッチしたテイストのフェンス作れないでしょうか?
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ここから先は入っちゃダメ!フェンスでガード
家の中で犬を立ち入り禁止にしたい場所って、結構多いですよね。かといって犬の行動範囲をケージだけに留めておくと運動不足も心配ですし、ずっとゲージに入れられていると、犬だってストレスが溜まってしまいそうです。それならば、犬に立ち入ってほしくない所は犬だけ通れないよう、フェンスでガードしてみるのも一つの方法です。
では、フェンスでガードしたいような場所ってどこでしょう?具体例を挙げるなら、たとえば次のような場所です。
<犬の進入新規!なエリアはどんなところ?>
1.キッチンの入り口(誤飲を防ぐためや危険から遠ざけるために)
2.階段の上り口と降り口(飼い主の見ていない所でひとりで上り下りする危険から犬を守る)
3.お客さまが来た時の来客用の部屋の入口
4.玄関付近(扉が開いてすぐに外に脱走してしまうのを避ける)
5.庭に面した窓(外へ脱走したがるのを防ぐ)
6.人間の赤ちゃんの寝室の入り口(不慮の事故を防ぐ)
他にもまだまだ危険な場所や、保護したい場所があるかもしれません。住んでいる家の家族構成や広さ、部屋数によっても違います。犬を守るためでもあるし、人間の生活を守るためでもありますので、使い始めると何かと便利で重宝するフェンスですね。
でも、購入するとなるとイマイチ使い勝手が悪いこともあります。長さや高さが決まっているものや、重量が重たくて室内の移動をするのも面倒だったりして、でも案外高かったりするんですよねえ・・・。木製で頑丈で幅広となると、1万円を超す価格のものもあります。目的とそのスペースにぴったり合うものなら良いのですが、なかなか・・・という方には、安くて使い勝手の良いフェンスを自作できたら便利ですよね。
すのこで手作りフェンスをDIY
ホームセンターなどで手軽に手に入るすのこ。これがとっても加工しやすくて愛犬のフェンスにピッタリ!なのです。みなさんの選りすぐりのフェンス作品を一挙ご紹介!しちゃいましょう。
スイングドアで簡単に侵入禁止スペース完成
こちらはシンプルだけど犬には絶大な効果がありそうなフェンスです。これを作った方のワンちゃんがキッチンに侵入するのを防ぐために作られたのだとか。
蝶番のような部品できっちりスイングできる工夫がされていて、どちらからでも開け閉めできるのが良いですね。L型角材で上下の枠を作り、そこに立て板をはめ込んだのだそうです。参考にすれば、100均のすのこでも応用できそうです。壁など取り付け場所がなければ厳しいですが、キッチンに限らずいろんな入り口で侵入を防ぐのにも応用できそうです。
可愛く飾ってウェルカムボードを兼ねる
すのこを八の字っぽく繋げると簡単お手製フェンスの出来上がりです。作り方は載っていませんが、100均のすのこを組み合わせ、写真のような形にボンドや木ネジなどを使って繋げて足になる板を繋げれば本体はできそうです。
そしてwelcomの文字と、その下に飾られた造花がキュートですよね。ワンちゃんが興奮して、お客さまが来るたびに玄関から飛び出しそうになるのを防ぐと同時に、お客さまを歓迎する気持ちのこもった、素敵なフェンスです。こんなおうちなら、入ったとたんにニッコリしてしまいそうですね。
キャスターとマグネットで楽々オープン
こちらは犬用に作られたものではありません。作者の1歳5ヶ月の息子さん用ベビーゲートです。でも、犬にも充分応用できそうですよね。頑丈ですし、高さもあります。動き盛りの乳幼児も、ワンちゃんも守らなければならないという点では共通です。どちらも環境を整えて無駄に叱らずにすむようにしたいですね。
作り方はとっても簡単。詳しくはブログ(『思いついたら、作りたくなって。』)に書いてくださっていますが、簡単に言えば、すのこの片面の飛び出た板をカットしてキャスターをつけ、壁とすのこの壁に面する部分にマグネットキャッチャーをつけます。すのこが収納できるように壁に棒をつけて、板をはり、必要があれば壁色に合わせてペンキを塗ってできあがりとなるようです。収納とは、写真の裏面側のことですね。
ここまでしっかりしていれば倒される心配もないですが、小型犬なんかの場合だと、もう少し低くして、収納の代わりにつっかえ棒のようなものを取り付けるだけでも良いかもしれませんね。
家の外でも柵は便利!庭ではブロックで重しを
フェンスと言えば、室内で何かから愛犬をガードする(もしくは、何かを愛犬からガードする)ために使うと思いますが、お庭のあるお宅でしたら、庭にも使いたいことがありますよね。例えば、愛犬にホリホリされたくない花壇や、誤飲されたくないものが置いてあるなど、柵で区切りたいようなスペースもあるでしょう。また、最近では欧米風の庭も増え、隣との敷地境にブロック塀や生垣をなくしている家もよく見かけるようになりました。この柵の作者のように、そもそも北海道で大雪が降る地域柄、塀や柵があると危ないなんてところもあるでしょう。
そういった時には、広い面積をフェンスで囲ったりしなければならなくなるため、犬用のでっかい柵を買うのも大変ですしお金がかかります。ところが、即席とは言えすのこ柵が作れると、撤去もしやすく便利です。この方はホームセンターなどで本格的に角材とすのこを購入されたので、全部で1万3千円くらいですんだそうです。
家にある材料なども駆使しつつ、ブロックを土台にして角材を差し、そこへすのこを縄で取り付けてほぼ完成。高さ調整で板を下に張られているそうです。愛犬の跳躍力や性格を見て、必要があれば高さ調節をすればよいのですが、そのあたりも自由に変えられるのがDIYの良いところですね。縄なら蝶番のように好きな角度に置けますし、小さな部品を使っていないので、劣化して落ちるなどの誤飲の心配もありません。
オシャレな扉風にアレンジして庭への飛び出し防止
こちらはリビングから庭へと出る大きな窓に、脱走防止と目隠しを兼ねて作られたそうです。すのこでも良いのですが、扉になりそうな4枚を組み合わせて蝶番でつなぎ合わせ、両開きにできるように工夫されています。床は360度回転できるボールキャスターを付け、折りたたんで壁に添わせることも可能です。左右のとびらを中央で止めるのは、スライド式のラッチを付けて簡単施錠できる形にされています。この作り方なら、形と大きさ次第でいろんな場所に応用できそうですね。
他にもハンドメイドに挑戦してみようかなと思ったら、こちらもチェックしてみてください。⇒ 愛犬にハンドメイド!
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