美容院でカットしてもらうとすんごく可愛くて様々なオシャレを楽しめる犬種の一つが、シーズーではないでしょうか。少し長く残してポニーテールにしたり、ぬいぐるみのようなキュートな形にしてみたり。短くするのもかわいいし、長くしてゆれる毛をゴージャスにするのも飼い主さんの腕の見せ所です。
さて、でもどのくらいの頻度でカットすれば納得のいくスタイルにできるのでしょうか。そして美容院でお願いするにしても、どう伝えれば愛犬にピッタリのかわいいものができるのか悩みどころです。
今月こそは、かわいい!と満足のいく出来にしたい方必見の情報をお伝えしましょう。
もうすぐカットしなくちゃだけど、どうやってオーダーするの?
そろそろ毛足が長くなってなんとなく汚れが気になり、もさっとした印象もある。カットしなくちゃと思うたびになんとなく憂鬱・・なのは、あなただけではありません。だって好みのスタイルに仕上げて欲しいと思って伝えても、なかなか思う通りにならないものなのです。「うちの子、なにしてもかわいくならない・・・」なんておっしゃる飼い主さんもたまにいらっしゃいます。(いえいえ、十分かわいいですよ!)
そんな方こそ、伝え方のちょっとしたコツを習得して、今度こそ満足いくカットに仕上げてみましょう!
シーズーは、カット次第で一番印象が変わる犬種と言えるかもしれません。ちょっとした工夫で見違えるように愛らしくなると思いますよ。
なんだかイマイチ・・・な理由
シーズーってうまくカットしてもらえると、どんぐりお目めと鼻ぺちゃお顔がなんとも言えずキュートな感じにまとまりますよね。でも、その鼻ぺちゃさんと、目や鼻がキュッと真ん中に集まったような配置のため、ふわふわの顔周りの毛の色やボリュームによって、驚くほど印象が違ってきてしまうのです。
慣れていないトリマーさんに任せた場合、なんだかシーズーではない犬種になってしまったかのような仕上がりになることも。また、目の上の毛は、カット次第でおじいさんの眉毛のように下がりまゆになってしまい、子犬のはずなのに突然老犬になったかのような顔立ちに見えることもあります。
これらは、愛犬の毛の色でも印象が変わってきやすいのですが、特に目周り、口周りの毛は、うっかり短くしすぎたら肌色がすけてみえて黒っぽくなります。そして鼻を中心として毛が外側にむかって生えている特徴的な毛流れをしているので、仕上がりイメージが頭にうかんでいないままカットした結果、「短くはなっているけれど、なんとなくかわいくないような気がする・・・」、という状態になりやすいのです。
好みのスタイルにするには
カット後のイメージを飼い主側でハッキリ持つ
自分好みのスタイルがしっかりイメージできていないと、なんとなくお任せという形でトリマーさんに丸投げしがちです。そうすると、それぞれのサロンでよかれと思ってカットした結果、飼い主さんの希望や予想とまるで違う状態になって帰ってくることもあるのです。
例えば、まつ毛部分はカットするのかどうか。全体的に何センチくらいまでにしたいのか。鼻下は毛を少し残すのか。おにぎり型にするのか、丸型が良いのかなど。そして、足回りも、円筒型やブーツカットのようなものにしてくれるものだと期待していたら、足先がだんだん細くなっていくような短いカットになったということもあります。
これらは、お店やトリマーさんの好みによっても違いますが、他の犬に通常行っているようなカット方法なのです。散歩の時に邪魔にならないようにとか、目を傷つけないために目の周りは短めにカットするとか、手入れが簡単なように短めにするとか。大抵の場合は犬の健康面や飼い主の手入れのしやすさを重視しているため、飼い主側の「かわいくして」というニーズとズレが生じがちです。
どこまでどうして欲しいのか、まずは雑誌やネットでシーズーのカット集などを見てイメージを固めましょう。
同種で理想のカット写真を手に入れて持っていく
シーズーは、その長い毛を利用して様々なスタイルが可能になっています。そのため、人間のヘアスタイル並みに様々なカットを楽しむことができますが、そのためにはきちんと細かく「こうしてほしい」と伝える必要があります。とは言え、「ここは何センチでこっちは何センチカット、こっちは丸い感じに残して、ここはこうで・・・」なんて細かく伝えることも難しいし、そもそも飼い主さんだってどこを何センチにしたら思った通りの形になるのか分からないですよね。
まあ、はっきり伝えなくてもそこはトリマーさんもプロなのだから、「前に他のサロンでこんなカットにしてくれたから同じようにしてくれるだろう」と勝手に思い込んでいると、ぜんぜん違った形になって戻ってくることもあります。
そこで有効なのが写真です。目でハッキリ見比べる事ができ、言葉で伝えるイメージとは情報量が格段に違いますから。言葉で伝えるとどうしても受け取り方次第、伝え方次第で食い違いが生じることがありますが、理想形の写真があれば、一言「この通りにしてください」というだけですみます。
トリマーさんにとっても作業しやすくなり、伝える方も苦労しないので一石二鳥です。雑誌やネットから取り出して持っていくのもよいですが、もし以前愛犬にしてもらったカットで気に入ったものがあったなら、カット当日に前、右後方、左後方くらいから撮った写真を残しておき、いつでも見せられるように残しておくと便利です。
カット後に気に入った状態かどうかチェックして細かく伝える
写真で見せても、こと細かく希望を伝えたとしても、細部でイメージと違ったものになる事はよくあります。でも、サロンの雰囲気やトリマーさんを気に入っていて、今後も継続してそのサロンを使う予定があるのであれば、カットの状態をチェックして勇気をもって不満点を伝えるようにしましょう。といっても、「こんなの嫌だ~」とクレームをつけるのではなく、次回にはどうして欲しいのか、といった感じに要望として伝えます。例えば、「ここはあとちょっと短くてもいい」とか、「もう少し足を太くしてもいい」などという感じです。
意外に思うかもしれませんが、細かく要望を伝えたからといって、トリマーさんも気を悪くすることはありません。むしろどちらかというと安心できる方も多いようです。細かな部分をどうすればより飼い主さんのニーズに合うのか、やはり写真を撮ってメモを残しておくなどすると、次の時に注文しやすいですよね。そしてトリマーさんも工夫しやすく、より作業効率が上がります。
ずっと毛が伸び続けるシーズーだからこそ、次のカットのチャンスにはかわいく、飼い主さんにとって「満点」な仕上がりにしたいですよね。
カットの頻度はどれくらい?
我が家のシーズーは一応トリマーの犬なので、月1カットで、その間にも1~2回シャンプーします。
お客さんのシーズーは2か月、2か月半に1回が多いようです。
引用:YAHOO!知恵袋 https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1188976936?__ysp=44K344O844K644O8IOOCq%2BODg%2BODiCDpoLvluqY%3D
季節にもよりますが
春・夏・秋は月に一回行って
冬になると2・3ヶ月に一回行ってます。引用:YAHOO!知恵袋 https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1188976936?__ysp=44K344O844K644O8IOOCq%2BODg%2BODiCDpoLvluqY%3D
様々なブログやSNSを見ていても、わたしの周りのシーズー飼い主さんに聞いても、シーズーのカットの頻度は?の問いに対する答えは2~3ヶ月おき、くらいです。犬の毛の伸びる速さは1か月で1~1.5cmほどだと言われています。といっても、ワンちゃんの年齢や皮膚の状態、代謝によっても違ってくるので個体差もシーズン差もあります。
もしもカットした時の状態をなるべくキープしておきたければ、やはりひと月に1回くらいのこまめなカットをする必要があります。人間のカットと同じですね。
ただ、飼い主の目で見てなんとなくモサっとしてきたとか、伸びてきたな~と感じるのが平均的に2か月くらいと言えるのでしょう。かわいらしいカットにできた状態も、伸びてきたらくずれてしまいますよね。
思い切ってロングにするのでなければ、遅くとも3ヶ月くらいではカットしてあげると良いかもしれませんね。
シーズーカット集!こんなにかわいくなっちゃいます
ここからは、みんなのシーズーのカット集をご紹介します。
その1:長いまつげがキュート
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ちょっとアクセントを効かしたロングまつ毛がとってもキュート!シーズーはまつ毛もなが~く伸びていくから、あえて残してみるのもたまには良いかもしれません。トリミングの時に、バッサリカットされてしまうことが多いので、トリミングに預ける時に「まつ毛を伸ばしたい」と伝えておくといいですよ。
その2:フェルトドールみたい!まん丸フェイスがかわいい
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かわいらしい丸顔はやっぱり基本!耳の長さによっても印象が変わってきますが、絶妙なバランスでまるでフェルトでできたお人形のようなかわいらしさに仕上がっています
その3:サマーカットでさっぱり♪おにぎり顔がなんとも言えない
シーズーのクッキーくんです!
体は6mmのバリカンでいつもより短めにサマーカットです(*^^*) pic.twitter.com/Ny4keM90OC— ユーミーどうぶつ病院 (@you_me_ahp) 2015年7月22日
まるでおにぎりのような三角シルエットのスタイルもシーズーの定番。シーズーは、本当にカット次第で様が変わりするワンコです。おにぎりカットは賢い感じに見えますよね。
その4:やんちゃ娘にはライオンのしっぽでワイルドに☆
顔だけでなく、尻尾や足先も可愛く残す事ができるのがシーズーの魅力の一つです。この写真のコは、しっぽの先だけをフサフサにしたライオンスタイルに。足の先っぽ部分だけ短くしてあるので、お散歩の後のお手入れがらくちんです。
その5:ちょんまげリボンでエレガント♢
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ノーズの上からトップの毛をカットせずに伸ばし、目と目の間の毛をちょんまげのようにまとめてリボンなどで飾るスタイルもとってもエレガント。ボディ全体をロングにするとゴージャスですが手入れが大変だな~と思っている方も、このスタイルならゴージャス感もありつつ、リボンなどで個性をだしておしゃれをすることもできるのでいいのではないでしょうか。
飼い主さんの好みと機能性で選んで
見てきたように、シーズーは本当に様々なカットスタイルが楽しめる犬種です。その代わり、被毛のケアは必須となります。忙しかったり家族の事情などで、ケアをまめにできない時期があれば、その間だけは短めのスタイルにしたり、足先を短くしたり、もしも日ごろお洋服を着ることが多い子であればワキの下は毛玉になりやすいので短くする、いっそのこといつも結べるスタイルにする、などで飼い主さんがケアをしやすいカットスタイルにすると負担も少なく、かわいい状態をキープしやすくなりますよ。
また、自分でもちょこちょことカットしておくと、トリミングから帰ってきた状態をキープしやすくなります。最初は不慣れでも、徐々に上手になってくれば、短時間でカットできるようになりますよ。
こちらも併せて参考にしてみてくださいね。
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