旬の食べ物は体に良いと昔から言われていますが、これは人間だけではなくワンちゃんたちも同じです。

美味しくなって栄養価も高まる冬が旬の食べ物には、すべてではないもののワンちゃんOK食材も豊富!ぜひ健康と食べる楽しみのためにもOK食材をチェックしてみてくださいね。

冬に気になるアノことは、こちらでもご紹介していますよ。

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旬の食べ物をとることはカラダにいい

季節ごとに旬を迎えるさまざまな食べ物。近頃こそ、スーパーへ行けば季節を問わずにいろいろな食材が手に入りますが、やはり旬の食べ物って美味しいですよね。食材本来の収穫時期をむかえるころには、ほかの季節に比べて味が濃くおいしくなっていたり、香りが良くなっていたりと食欲もそそります。

しかし、旬の食材のメリットはそれだけではありません。旬の食べ物には、おいしいだけでなく栄養価もほかの時期に収穫されるものに比べて高くなるという特徴もあります。例えば、冬に旬を迎えるほうれん草は、五訂増補日本食品標準成分表によれば含まれるビタミンCの量に大幅な違いがあります。しかも、夏採りのもので20mg、冬採りは60mgと3倍もの開きになっているのです。

こうした旬の食べ物の恩恵を受けられるのは、人間だけではありません。ワンちゃんもOKな旬の食べ物には、与える際に注意が必要なものや食べさせてはいけないものもありますが、愛犬の健康に役立つ食べ物もたくさんあります。

冬が旬の定番食材は犬に大丈夫?

雑食だと言われているワンちゃんたち。とはいえ、基本的には肉食でもあるので野菜の繊維質を消化するのが苦手ですし、中毒症状を起こす食べ物もあります。

秋なら栗・かぼちゃ・さつまいもなどは食べられますが、冬に旬を迎えるネギ類や生姜はワンちゃんにはNG。また人間が冬に美味しいものとして思い浮かべるものには鍋料理の材料になるようなものも多くありますが、エビやカニ、イカやタコそれに貝類といったものは、ワンちゃんが食べると下痢や嘔吐を引き起こす原因になることも。

残念ながら、この辺りの食材はワンちゃんと一緒に季節を楽しむというわけにはいきませんが、冬に旬を迎える食材には愛犬と楽しめるものがたくさん!あります。食品アレルギーや特定の疾患のある子にはあげられない食材もありますが、一般的にワンちゃんOKとされていて冬に旬を迎える食材って、本当にたくさんありますよ。

ほうれん草

ほうれん草には鉄分やビタミンE・Cなどたくさんの栄養が含まれています。ただし尿路結石の原因になるシュウ酸が多く含まれているため、人間が食べるときと同じように、サッと茹でてアク抜きをしてから与えましょう。

ブロッコリー

国産のものでは12月から2月に旬を迎えるブロッコリーには、血液サラサラ効果や腸内をキレイにする効果が期待できます。食物繊維の消化が苦手なワンちゃん達には、軸の部分よりも房の部分を軟らかく茹でてあげるのがおススメです。

大根

冬の野菜の代表格ともいえる大根は、白い根の部分だけでなく葉っぱの部分もワンちゃんOKな食材。大根には、ミネラルなども豊富で利尿作用があり、腸をキレイにするなどのデトックス効果も期待できます。

ただし、食べすぎると逆におなかを壊してしまうこともあるので、少量を茹でるか小さじ1杯程度の大根おろしであげるのがオススメ。また甲状腺機能や腎機能にトラブルを抱えているワンちゃんの場合には、与える前に獣医さんに相談してみるのが安心です。

小松菜

1~2月に収穫された小松菜は特に甘みが増し、葉も柔らかくなって美味しくなります。活性酸素を取り除く効果のある栄養素が含まれ、がん予防や進行を遅らせる効果が期待できます。

小松菜にはカルシウムや鉄分も多いので、ヒート中のワンちゃんにもオススメ食材ですが、ほうれん草よりは心配が少ないもののアク抜きは必須です。また抗甲状腺物質も含むため、甲状腺機能にトラブルのあるワンちゃんは避けた方が良い食材です。

キャベツ・芽キャベツ

春と冬にそれぞれ旬を迎えるキャベツには、疲労回復・胃腸や肝臓を元気にする効果があります。便秘がちなワンちゃんにもオススメな食材ですし、消化器官に良い栄養が豊富なことから毛づやが良くなる効果も期待できます。

ほかの食材と同じく食物繊維も豊富なので、柔らかく茹でたものをあげるのがオススメですが、芽キャベツなら茹でたものを丸まる1個をそのままあげれば歯磨きにもなりますよ。

自然薯

漢方薬にも使われる自然薯には薬効成分が含まれているので、虚弱体質の改善や免疫力アップなど、食の細いワンちゃんや高齢犬にもうれしい食材です。

食欲増進の効果なども言われている自然薯の難点は、その成分から口が痒くなってしまうことがあること。特に食べ慣れない子には、加熱したものを少しずつあげるのがオススメです。

安納芋

もしかしたら冬の旬野菜ではワンちゃんが一番喜ぶ?!甘~い安納芋。βカロチンは人参より多いといわれ、粘膜を健康に保つ効果だけでなくがん予防も期待される食材です。

甘党が多いワンちゃん達にはたまらないオヤツにもなりそうですが、繊維質も多いので食べすぎには要注意です。

かぶ

12月~1月に旬を迎えるかぶは、特に葉の部分に栄養が多い食材です。ビタミンAやカリウムを多く含み、アレルギー持ちで皮膚を痒がるワンちゃんにもオススメです。小さく刻んで茹でた葉っぱをいつものフードにトッピングしても良いですよね。

冬の犬ご飯やお水はあったかい方がいい?

食材選び以外にもちょっと気になるところのある、ワンちゃんの冬ごはん。人間としては寒くなるとアツアツのお料理や飲み物が恋しくなりますが、ワンちゃん達はどうなんでしょうか?

「いぬのきもち」ウェブマガジンに掲載の「いぬのきもちクイズ」によれば、獣医さんの回答は以下の通り。

その昔、狩猟時代に食べていた獲物の体温が38 ~ 40℃だったため、そのくらいの温度の食事を好む傾向があります。
引用「いぬのきもち ねこのきもち」 https://pet.benesse.ne.jp/kimochi/dogquiz/no41.html

一緒に楽しめる旬の食材も多いワンちゃんたち、温度ばかりは「人間と一緒!」というわけにもいかないようです。人間のように熱々をハフハフして食べることはできません。

また、ウェットフードや手作り食の場合には、多少暖かい方が香りがたつので、食欲を増進させる効果もあります。面倒ではなければ、ちょっとレンジでチンするか、お湯でふやかして冷ましてからあげるなどするといいでしょう。また、日ごろはドライフードだったとしても、こうした旬の野菜を少しだけ茹でたりチンしてトッピングすると手軽に旬野菜を食べさせることもできますね。

ぜひいろいろ試してみてくださいね。

 


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