「うちの子、どうしても首輪を嫌がる・・・」
初めてのときなど、すんなり着けさせてくれる子もいますが「ヤダヤダヤダ!」と大騒ぎになることも珍しくはありません。
首輪をつけられないとお散歩にも行けず・・・と飼い主さんの悩みのタネになっていることも。
首輪が苦手なワンちゃん、どうしてそんなに嫌なんでしょう?
解決方法はあるのでしょうか?
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首輪は必要なのに・・・
鑑札もつけなければいけないし、迷子札もつけておきたい。
そもそもお散歩に行くのにリードを着けるには、首輪を着けないと。
どうせなら、この子に似合うかわいい首輪を!
そんな飼い主さんの思いとは裏腹に、選びに選んだかわいい首輪でも「首輪イヤ!」とワンちゃんに拒否されてしまうことがあります。
一番多いのは、初めて首輪を着けるというワンちゃんではないでしょうか。
首輪を後ろ脚でずっと搔いていたり、壁にこすり付けてみたりと大奮闘。
中にはストレスですっかり元気をなくして下痢など体調を崩してしまったという子も。
また、一度はなんとか首輪を着けた状態で落ち着いてくれたと思ったワンちゃんでも、シャンプーなどで一度外した途端に「これもう二度と着けさせてくれないんじゃ・・・」と思うほど嫌がるワンちゃんも。
とはいえ、お散歩に行くには首輪とリードは必需品。
首輪が大丈夫になれば迷子札などもつけられもしもの時に安心です。
ではワンちゃんが、首輪を嫌がる理由って何なのでしょうか?
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どうして首輪を嫌がるの?
ワンちゃんが首輪を嫌がる理由として考えられるものには
- 慣れていないから
- 首輪がきつい
- 首輪が緩すぎる
- 音がするものなどがついている、重い
- 皮膚に炎症がある
などがあります。
慣れていないから
まずひとつには、ごく単純な理由として「首の周りに何かがついている状態に慣れていないから」という違和感の問題がありますよね。
さらに首輪の場合は、ワンちゃんが「何かついてる?」と思っても、何がついているのか自分で確認できません。。
ワンちゃんからすれば、普段は何もないはずのところに突然何かがついているという違和感のある状態であり、その違和感の元凶である「何か」が何なのかを確認できません。
人間でいえば、背中などでしょうか?
突然服の背中に何かが入ったり、もしくは背中に何かがついている感触があるものの、手で触っても正体不明、鏡で確認することもできない状態・・・気になりますよね。
それが生まれて初めてのこととなれば、なおさらです。
想像してみると、半狂乱になったりすっかり元気をなくしてしまう姿も、程度はともかく分かる気がしますね。
首輪がきつい
今着けている首輪がきついので嫌がっている、ということも当然ありますね。
少し緩めてあげたら気にしなくなったというワンちゃんもいますので、調節してみると良いかもしれませんね。
目安としては、「指が一本入る程度」「指2本分」などの加減が言われています。
首輪が緩すぎる
首輪がきつい場合と同じく緩すぎると気になることもあります。
緩すぎると、首のところで首輪との間に遊びができますので、その動いたときの感触が気になっている可能性も。
これも、理由がこれだけであれば加減を調節してあげるだけでなんとかなりそうです。
音がするものなどがついている、重い
首輪に鈴、というと猫ちゃんのイメージもありますが、犬用の首輪にも鈴付きのかわいらしいデザインのものがありますね。
ところがこのデザインがアダとなっていることもあるそう。
着けるときや着けたあとに音に驚いてしまい、それが原因で嫌がっていることがあります。
また、飾りのついたデザインはほかにもありますよね。
そういった飾りが重い、もしくは首輪自体が重いことによって首輪を着けたときの違和感が増して嫌がる、ということもあるようです。
飾りが取れるものは外してみる、首輪自体が重いようであれば材質を変えてみるなどで解決できる可能性もあります。
皮膚に炎症がある
稀なケースとしては、首周りの皮膚にかぶれなどで炎症があって嫌がっているということもあります。
初めて首輪を着ける子というよりは、しばらく首輪を着けていた子がシャンプーなどのキッカケで外してから着けなおすことを嫌がるときなどに疑われる原因のようです。
このほかにも、「首輪の幅」というケースもありました。
きつい・緩いという問題と同じく違和感の問題だったようです。
首輪を嫌がるワンちゃん、対処法は?
ワンちゃんが首輪を嫌がる問題で困った飼い主さんたちの経験談を見ていくと、
- 「首輪をしている」という状態に対して嫌がっている
- 着けている首輪に問題がある
- 以前首輪をしたときの嫌な記憶がある
という3つのいずれかに当てはまることが多いようでした。
その中でも特に多いのが、お散歩デビューに向けて首輪を着ける練習をしていてどうしてもうまく行かない、違和感から「首輪をしている」という状態に対して嫌がっているケース。
ワンちゃんを「首輪を着けているという状態に慣らす」方法としては、リボンなどから始めるというものが多いようです。
リボンから始める慣らし方とコツ
”リボンから始め、次に猫用という風に段階を踏み”
”サークルから出して遊ぶ時にリボンや首輪をつける”
”外す時はサークルに戻す時”
引用「Yahoo!知恵袋」
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10120220360
このリボンから始めるという方法、緩く結んだリボンをつけておく状態に慣らすという方法なのですが、それもダメ!というワンちゃんもいるよう。
そこで、もう少しステップを踏んでいる方もいました。
いきなり巻いてしまうのではなく、飼い主さんの腕にワンちゃんの頭が楽に通るくらいの輪にしたリボンを通しておき、リボンを通した方の手にオヤツを持ちます。
持ったオヤツをチビチビと舐めさせたり食べさせながら、輪にしたリボンをワンちゃんの頭にくぐらせて、手に持ったオヤツが終わったり食べるのをやめてしまったら、リボンの輪を腕に戻します。
つまり最初のうち、ワンちゃんはオヤツを食べているときだけ、輪にしたリボンが首のところについているんですね。
これを日に何度か繰り返すなどして、ワンちゃんが首にリボンを通されていてもオヤツを食べていられるようになったら、オヤツが終わっても輪にしたリボンをかけたままに。
さらにリボンの輪を少し小さくしていく、首輪のようにリボンを結んだ状態で遊ぶなどして着けている時間を伸ばしていく、といった段階を踏んだとのこと。
この方法でのポイントは、「背後から着けない」ことで恐怖心をなるべく煽らない、というところにあるそうです。
また、首輪など着けるものをワンちゃんに見せたり匂いをかがせたりして怖いものではないと先に理解させてから、というポイントもありました。
お散歩のためであれば、ハーネスでも良い
どうしても首輪がクリアできないワンちゃんのお散歩のためには、首輪はなしでハーネスという選択肢もあります。
このハーネスでも、嫌がる子はいるようです。
ですがハーネスの場合には、「顔の部分をくぐらされるのが苦手」という子が、足に穴を通して着せるように着用できるタイプや紐タイプならOKというように、着脱方法で状況が変わることもあります。
首輪がどうしてもクリアできない、となったら、ハーネスを試してみるのもアリですね。
慣れてさえしまえば大丈夫!ダメなら別の手を
鑑札に迷子札、ノミ除け首輪など、飼い主さんにとって「首輪を着けてほしい」理由はありますよね。
首輪を着けることに抵抗がなければ、デザインのかわいい首輪など、おしゃれだって楽しめます。
当初はひどく嫌がっていた子でも一度慣れてしまったら大丈夫、という子は多いようです。
ワンちゃんに合わせてステップを踏んで、うまく慣らしてあげられると良いですね。
ストレスで体調まで崩してしまうなど「どうしてもダメ」というときには、ハーネスの利用などを検討しても良いでしょう。
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