愛犬の目の周りに、涙やけの茶色いシミが…。せっかくの可愛い顔が、汚れたように見えてしまいます。マルチーズやプードル、チワワ、ポメラニアン、シーズー、パグなど、目が大きくて、マズルが短い小型犬に多く見られます。
できれば綺麗にしてあげたいのですが、その対策のひとつとして「ホウ酸水」が有効だとよく言われています。このホウ酸水は、どのように使って、どれくらい効果があるものなのでしょうか？またペットショップで買ったり、手作りしたりすることはできるのでしょうか？今回はそんなホウ酸水について紹介していきます。
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そもそもなぜ涙やけができるの？
涙やけは、過剰に出て溢れてしまった涙が目の周りについて、それが紫外線、バクテリア、細菌の影響で茶色く変色してしまうのです。
ホウ酸水は人間にも使われていた？！
実は、ホウ酸水は人間も使うことができるのです。昔は目を洗うために眼科や一般家庭でも使われていたのだとか…。現代でも、ある有名な目の洗浄液や、うがい薬、鼻スプレーなどにホウ酸が使われていることもあります。
どんな効果があるの？副作用は？
ホウ酸には、弱い殺菌力、防カビ力があります。しかしかつては一般家庭でも使われていたほどなので、その効き目も緩やかで、刺激性もありません。正しく使えば、副作用も心配いりません。
ホウ酸を使う時の注意点
ホウ酸は毒性が低く、正しく扱えば比較的安全なものですが、少し気をつけなければならないこともあります。
ホウ酸は正常な皮膚から吸収されることはありませんが、傷ついた皮膚や粘膜からは吸収されます。その毒性は少ないものの、万が一大量に体内に吸収されると、急悪心、嘔吐、腹痛、下痢、意識障害、ショック、発疹などの急性中毒症を引き起こす可能性があります。
現代では、目の洗浄にはより安全な生理用食塩水が使われることが多くなりました。また、食品への添加は国内外で禁止されています。
少し怖いことを書きましたが、要は「傷がない状態のまぶたを拭くくらいなら問題はない」ということです。
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ホウ酸水の作り方と保存期間
それでは、いよいよホウ酸水の作り方を見てみましょう。材料はドラッグストアで手に入るし、作り方もとても簡単です。
ホウ酸3gに対し、150ｍｌの水で溶かします。ここで大切なのは、ホウ酸の濃度は必ず2%以下にして、高濃度にならないようにするということです。
なお、水は水道水でも構いませんが、気になる場合は湯沸かし水や精製水を使っても構いません。なお、ホウ酸は常温の水よりもぬるま湯の方が、早く溶けてくれます。
できたホウ酸水は、コットンに染み込ませて、目の周りをそっと優しく拭いてあげましょう。汚れをふき取るほか、殺菌効果もあります。
なお、残ったホウ酸水は冷蔵庫に保存して、雑菌が繁殖しないように気をつけます。保存料が入っていないため、約10日程で使いきるようにしましょう。
実際にホウ酸水を使った人の声
それでは、実際にはどのような効果があったのでしょうか？みなさんの口コミなどを見ていきましょう。
ホワイトのプードル飼ってます。 うちに来たときはとにかくひどい涙やけでしたが、薬局でホウ酸を購入し、２パーセント以下に薄めたホウ酸水で点眼、涙やけの箇所を毎日拭きました。 それと涙が出てたら拭き取ると良いです。 今は別の犬のようにキレイですよ。 ベアカットだと毛が長く乾きにくいので、プー顔にして、こまめに（月に２～３回程度）顔バリするとより早くキレイになると思いますよ。 ちなみにうちの子は１週間に１回の顔バリ、１日３回のホウ酸水の点眼と拭きで１ヶ月で以前の半分、３ヶ月後には見違えるようになりました
引用：Trimmer.jp
ホウ酸を水に溶かして使用するわけですが、ホウ酸の量は、箱の裏に書いてあった通り、2%の濃度にしました。容器が小さいので、1袋も使いませんです。容器が100mlだったら、ホウ酸はその2%程度混ぜるだけなので･･･
回数としては、ウチは一日1回～2回程度です。特に運動後はよく涙が出るらしいので、散歩後はいつもやっています。後は寝起きか寝る前に行ったり。とりあえず寝起きで涙が一杯出ている状態から開始！写真ではわかりづらいですが、結構茶色く染まっていたりします。
まずは目やにも出てるので、コームで取ってあげます(o^-‘)bコームはなるべく目が細かいのが吉ではないでしょうか。続いて涙で濡れている部分をコットンなどで拭きます。なんとなくですが、実はこれ重要じゃないかなと個人的に感じています。濡れた状態ではなく、ちゃんと乾かしてからホウ酸を付けるのがいいかなと。※写真ではティッシュになっていますが、皮膚などを傷つけないようにしましょう
ぼんの毛色の場合、濡れていると茶色っぽくなるみたいなので、こうやって拭いてあげるだけでも、結構薄まったりします(^_^;)
とりあえず続いてホウ酸水を塗布する工程です。ウチの場合は、適量を手のひらに垂らします。ホウ酸水を指先に少量付けます。その指で、涙やけの部分に塗布していきます。これもあまりゴシゴシ擦り付けたりすると、皮膚にダメージを与えるので、ゆっくり毛の部分だけに付けていきます。ウチは一本一本とまではいかないですが、少し毛をバラけさせる感じで、ホウ酸水を毛に塗りこませたりもしています。引っ張ったりしてもアレなので、微妙な力加減というかなんというか。
一通り終わってホウ酸水で濡れた状態ですが、濡れていると更に茶色い部分が浮き彫りになります。この後、すぐには拭き取りません。涙やけクリンでもそうですが、数分程度置いてから拭き取っています。
ウチの場合、その間にもう片方の目をケアして、更に体全体のブラッシングも行っています。それらが終わると、大体5分程度は過ぎているので、ブラッシングも終了して良い感じなのです(o^-‘)b
ナンダカンダあって、拭き取りタイムです。
最初の涙を拭いた作業と同じで、コットンなどを用いますが、ここもほぼ完璧に拭き取った方が絶対的に良いと思うので、これまた少し毛をバラけさせて、細かい単位で念入りにホウ酸水を吸い取っていきます。
ホウ酸水が付いていた箇所を拭き取ると、涙を拭いた後と同様に結構キレイになりました。
結局は濡れているから茶色くなるんだなと実感。最後にクシャクシャになった毛を、コームで仕上げて終了です(〃´o｀)=3茶色く見せない為には、いかに濡れていない状態であるかが肝かと思います。
引用：こう見えてもトイプードルです。
しかし、なかには残念ながら「効かなかった」という方もいます。
うちの１歳２ヶ月のクリームのBUHIも７～８ヶ月くらいの頃からどんどん涙やけがひどくなって、特に右目の下はコゲ茶色で疲れてないのに疲れたような可哀そうな顔になっちゃってました(笑)。獣医さんに相談もしたし、ホウ酸水や涙やけローションに目の周りの
マッサージなどいろいろ試しましたが、なかなか良くなりませんでした。
引用：フレンチブルドッグひろば
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まとめ
このように、ホウ酸は効く・効かないと賛否両論あるようです。しかし、緩やかな殺菌性があるので、例えば水で濡らしただけのタオルで拭くよりも、ホウ酸水を使う方が愛犬の目の衛生上、良いかもしれません。ただし、目の周りに傷がないかどうか、あらかじめきちんと確認しておくことが大切です。このホウ酸水が愛犬に少しでも効いて、涙やけが薄くなっていくといいですね。涙やけが落ち着いて、あなたの愛犬が綺麗な顔に戻れますように！
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